2026年の韓国チュソク、代替休日なしで旅行はどう変わる?渡韓者向け完全チェック

本番は9月25日(金)、公式連休はわずか3日間。KTX・SRTの会員統合や五大古宮の無料開放まで、この時期に韓国を旅行する人が知っておきたいことをまとめました。

最終更新:2026年7月
早わかりサマリー

2026年チュソク当日9月25日(金、旧暦8月15日)
公式連休9月24日(木)〜26日(土)の3日間
代替休日なし(日曜日と重ならないため)
体感連休翌9/27(日)と合わせ実質4連休のように見えるが法定は3日間だけ
KTX・SRT予約コレイル・SRT会員統合の移行期と重なり例年より不確実、2026年の特別予約開始日は未発表
高速道路通行料無料化が毎年の慣行、2026年の正確な対象期間は未発表
食事の代替手段24時間営業のコンビニ(CU・GS25・セブンイレブンなど)
最重要の実践アドバイス交通・宿泊は早めに予約し、古宮など予約インフラが整った場所を軸に計画する

2026年の韓国チュソク(秋夕)当日は9月25日(金)、公式連休は9月24日(木)から26日(土)までの3日間です。今年は連休が日曜日と重ならないため代替休日はなく、翌9月27日(日)と合わせて体感的には4連休のように見えても、法定の休みは3日間だけという点が例年との違いです。

さらに2026年は、鉄道会社のコレイルとSRTが会員システムの統合を進める年に当たり、KTX・SRTの予約画面や特別乗車券の予約時期が例年と変わる可能性があります。この記事では、この時期に韓国へ旅行する方向けに、閉まる施設・開いている施設・交通事情・チュソク文化の背景、そしてこの時期に訪韓すべきかどうかの判断材料まで、公式情報と未確定情報のヘッジを明確にしながら整理します。

景福宮で行われる守門将交代儀式、伝統衣装を着た衛兵たち
チュソク連休中は入場無料になる景福宮では、守門将交代儀式などの伝統文化プログラムも行われてきた(2025年実施パターン、2026年の詳細は公式発表待ち)。

1. 2026年のチュソク(秋夕)はいつ?連休はいつからいつまで?

2026年のチュソク(秋夕)当日は、旧暦8月15日にあたる9月25日(金)です。韓国天文研究院(KASI)が発表した2026年の暦要項をもとにした日付で、独立した曜日計算でも一致が確認されています。

公式の連休は前日の9月24日(木)、当日の9月25日(金)、翌日の9月26日(土)の3日間です。この記事で紹介する休業情報・交通渋滞・KTX予約事情は、基本的にすべてこの3日間に集中して発生します。旅行の日程をこの期間の前後にずらせるかどうかが、混雑を避けられるかどうかの分かれ目になります。

すでに韓国訪問を計画している方は、この時期に合わせて査証免除やK-ETA(電子渡航認証)の有効期限も忘れずに確認しておきましょう。申請条件は国籍によって異なります。

秋夕(チュソク)は旧正月(ソルラル)と並んで韓国の二大名節と呼ばれる伝統行事で、この時期は全国的な帰省ラッシュが起こります。この記事では、9月24日から26日までの3日間を軸に、休業情報・交通事情・KTX予約の変化・チュソク文化まで、この時期に韓国を旅行する人が具体的に知っておくべき情報を整理していきます。

具体的には、この後のセクションで代替休日がない理由と「体感4連休・法定3連休」の違い、閉まる場所・開いている場所の一覧、体調を崩したときの対処法、高速道路の通行料無料化、今年の目玉であるKTX・SRT会員統合、道路・空港の混雑予測、外国人向けのチュソク文化解説、そして最後にこの時期に韓国を旅行すべきかどうかの判断材料まで、順を追って解説していきます。ちなみに秋夕は漢字語表記の呼び方で、韓国語の固有語では「ハンガウィ(한가위)」とも呼ばれます。地域や世代によって呼び方が異なるだけで、指している行事は同じです。

秋夕の日付はなぜ毎年変わるのか

秋夕は太陽暦(グレゴリオ暦)ではなく旧暦8月15日に固定された行事のため、新暦のカレンダー上では毎年日付がずれます。2025年は10月上旬でしたが、2026年は9月下旬というやや早いタイミングになります。「去年と同じ時期だろう」と思い込まず、旅行を計画する年ごとに必ずその年の正確な日付を確認する必要があります。

この日付は韓国天文研究院(KASI)が発表する公式の暦要項が一次情報源で、独立した曜日計算(2026年9月25日が金曜日であること)によっても裏付けが取れています。旅行会社や航空券サイトで秋夕関連のセール情報を見かけたときも、この一次情報源と食い違っていないか確認すると安心です。

正確な日付を早めに把握しておく実務的な意味は明確です。銀行・官公庁の休業、都市間交通の混雑、KTX・SRTの争奪戦は、基本的に9月24日から26日のこの3日間に集中して発生します。逆に言えば、この期間の前後(9月23日以前や9月27日以降)に日程をずらせるなら、同じ韓国旅行でも体感する混雑はかなり軽減されます。

2. 連休は3日?4日?代替休日がない理由とは

2026年のチュソク連休は法的には9月24日(木)から26日(土)までの3日間です。ただし翌日の9月27日(日)がもともと日曜日にあたるため、木曜から日曜まで実質4連休のように感じられます。この「体感4連休」と「法定3連休」の違いは混同されやすいポイントなので、旅行計画上は9月24日から26日の3日間だけが公式の祝日だと覚えておいてください。

2026年のチュソクには代替休日が適用されません。理由は制度の適用条件にあります。現行の「官公署の公休日に関する規定」では、元日とチュソクは祝日が日曜日と重なった場合にのみ代替休日の対象になり、土曜日と重なるだけでは対象外です(旧正月やこどもの日は土曜日と重なっても代替休日の対象になるため取り扱いが異なります)。2026年のチュソク連休3日間(木・金・土)には日曜日が含まれないため、代替休日の要件そのものが成立しない年に当たります。

この規定は2026年4月30日付の大統領令第36290号によって実際に改正されていますが、内容は労働者の日(勤労者の日)と制憲節を新たに公休日として追加し、この2つの祝日にも土曜日重複時の代替休日ルールを拡大するというものです。元日やチュソクの扱いには一切変更がありません。「2036年のチュソクから代替休日の対象が拡大される」という情報も一部で見られますが、これは2036年のチュソク連休(10月3日~5日)がたまたま開天節(10月3日)と重なり、かつ連休最終日が日曜日にあたるため既存の別ルールで代替休日が発生する、という特定年固有の巡り合わせにすぎず、土曜日ルールの拡大とは無関係です。2026年のチュソクに代替休日がないという結論に変わりはありません。

外国人旅行者にとってこの日程を知っておく意味は単純です。銀行や官公庁の休業、交通機関の混雑、KTX・SRTの争奪戦は基本的にこの9月24日から26日の3日間に集中します。前後の平日(9月23日や9月28日以降)に移動をずらせるなら、同じ韓国旅行でも体感する混雑はかなり変わってきます。

代替休日のルールを表で比較

祝日土曜日と重なった場合日曜日と重なった場合
旧正月(ソルラル)・こどもの日代替休日あり代替休日あり
元日(1月1日)・秋夕(チュソク)代替休日なし代替休日あり

2026年の秋夕連休3日間(木・金・土)には日曜日が含まれないため、この表の右列の条件を満たさず、代替休日が発生しません。同じ「祝日と土日が重なる」状況でも祝日の種類によって扱いが異なる点が、韓国の祝日制度を分かりにくくしている一因です。旅行者にとっては、この細かいルールそのものを覚える必要はなく、「2026年の秋夕には代替休日はない」という結論だけ押さえておけば十分です。

なお2026年には6月3日の地方選挙に関連した臨時公休日が別途指定されていますが、これは秋夕とは無関係の措置です。ニュースで「2026年の追加休日」を目にしても、秋夕の代替休日と混同しないよう注意してください。

3. チュソク連休中、韓国で閉まる施設は?

チュソク連休の3日間、韓国では多くの施設が休業します。特に旅行者が影響を受けやすいのは銀行・郵便局・伝統市場・大型スーパーです。

施設休業の目安
銀行・官公庁・住民センター・郵便局法定祝日のため9月24日〜26日の3日間すべて休業
個人経営の小さな食堂・商店店によるが、少なくともチュソク当日(9/25)は休業する店が多く、連休全体を休む店も少なくない
伝統市場(南大門市場など)連休中は休業する店が多い一方、連休の数日前は「デモクジャン(大目場)」と呼ばれる名節前の書き入れ時でむしろ普段より混雑する
大型スーパー(イーマート・ホームプラス・ロッテマート)チュソク当日のみ休業する店舗が多い(2025年の例ではホームプラス127店舗中休業は20店舗のみという報道があるが、店舗ごとの差が大きく2026年分は未確定)
コストコ元日・旧正月・チュソク当日に定休するのが基本方針
百貨店2025年の傾向では連休中2日ほど休業する店舗が多く、一部の大型店は3日間休業(2026年の正確な日程は各社の発表待ち)

ここに挙げた大型スーパー・百貨店の休業日は2025年までの傾向にもとづく参考情報で、2026年の正確な休業日はまだ発表されていません。出発の1〜2週間前に各チェーンの公式サイトやアプリで最新情報を確認してください。

これらの休業パターンの背景には制度上の違いがあります。銀行・官公庁・郵便局は法定祝日の適用を受けるため休業が義務付けられていますが、個人経営の飲食店や商店、大型スーパー・百貨店といった民間事業者の休業日は法律で一律に決められているわけではなく、各社・各店舗の判断に委ねられています。そのため同じチュソク連休でも「その店が何日休むか」は店によってばらつきが大きく、事前確認が欠かせません。

南大門市場のような伝統市場では、連休直前の数日間が「デモクジャン(大目場)」と呼ばれる名節前の書き入れ時にあたり、贈答用の果物・乾物・食材を買い求める人でむしろ普段より混雑します。実際に連休に入ってしまうと多くの店が休業して静かになるため、伝統市場ならではの活気ある雰囲気を見たいなら、連休が始まる前の数日間に訪れるほうがおすすめです。

目当ての店の営業状況を出発前に確認したい場合は、ネイバー地図やカカオマップでその店舗のページを開き、営業時間の更新情報や口コミの投稿日時をチェックすると、実際に営業しているかどうかの手がかりになります。

韓服を着て景福宮を訪れる観光客たちの様子
韓服(ハンボク)を着て訪れると、チュソクに関係なく通常時から宮殿への入場が無料になる。

4. 逆に開いている場所は?宮殿の無料開放とイベント

閉まる施設が多い一方で、チュソク連休中でも通常営業、あるいはむしろ特別なイベントを行う場所もたくさんあります。

施設営業状況
コンビニ(CU・GS25・セブンイレブン・イーマート24)年中無休24時間営業。休業する食堂やスーパーの代わりになる最重要の選択肢
免税店ほぼ年中無休。仁川空港の免税店は多くが06:30〜21:30営業、酒類・化粧品など一部売り場は24時間、商品引き渡しカウンターは全て24時間対応
仁川国際空港年中無休24時間運営(空港自体は名節でも休まない)
エバーランド・ロッテワールド通常〜延長営業に加え、コマ回しやユンノリなど名節限定の伝統遊びイベントを毎年実施する傾向(2026年の具体日程は未発表)
明洞・弘大・江南などの繁華街個別店舗ごとの差はあるが商圏自体は名節でも機能。免税店・大型チェーン・カフェは通常営業が一般的

五大古宮の無料開放と伝統文化プログラム

景福宮地図は、昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮・宗廟と並ぶソウルの五大古宮のひとつです。チュソク連休期間は毎年無料開放され、守門将交代儀式や伝統遊び体験といった文化プログラムが行われてきました(2025年の実施が確認されています)。2026年の具体的なプログラム内容や時間はまだ公表されておらず、通常は9月に入ってから告知されるため、渡韓直前に公式チャンネルで再確認することをおすすめします。

守門将交代儀式は、伝統衣装をまとった衛兵たちが太鼓や法螺貝の音に合わせて隊列を組み、宮門の警備を交代する様子を再現した儀式で、写真撮影スポットとしても人気があります。

参考までに平常時の開館時間は、景福宮・昌徳宮・昌慶宮が09:00〜18:00(入場は17:00まで)、徳寿宮は09:00〜21:00(入場は20:00まで)です。韓服(ハンボク)を着用して訪れると、チュソクに関係なく通常時から入場無料になる点も覚えておくと便利です。南山谷韓屋村でも毎年チュソク前後に伝統体験フェスティバルが開かれてきましたが、正式名称や日程は年によって変わるため、こちらも2026年版の告知待ちとなります。

出国前後に免税店・空港を利用するときの注意

仁川国際空港の免税店は年中無休に近い運営で、多くの店舗が06:30から21:30まで営業し、酒類・化粧品など一部売り場は24時間営業、購入した商品を受け取る引き渡しカウンターは全ての店舗で24時間対応しています。ただしチュソク連休中は、海外へ出かける韓国人旅行者が集中して仁川国際空港が例年以上に混雑する傾向があります(詳しくは交通・空港混雑のセクションで解説します)。免税品を購入する予定がある場合は、引き渡しカウンターでの待ち時間も見込んで、普段よりも余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。

5. 旅行中に体調を崩したら?名節の救急医療の使い方

チュソク連休中に体調を崩しても、韓国には旅行者でも使える公式の緊急医療案内があります。まず活用したいのが保健福祉部が運営する救急医療ポータル「e-Gen」(www.e-gen.or.kr)と、位置情報から開いている病院・薬局・救急室を検索できるアプリ「応急医療情報提供」です。2025年のチュソクでは、関連アプリを通じて全国約8,800か所の病院・医院が診療を行ったと保健福祉部が発表しています(2025年の数字であり2026年の実績ではありません)。

  • スマートフォンで「応急医療情報提供」アプリまたはe-Genサイトを開く
  • 現在地から近くの「名節診療」対応の薬局・病院を検索する
  • 緊急性が高い場合は119(救急)に直接電話する
  • 医療相談は129(保健福祉相談センター)、地域案内は120にも電話がつながる

比較検討したネイバー地図とカカオマップの使い分けガイドでも触れていますが、名節期間中はどちらのアプリでも「名節診療」というフィルタータブが表示されることがあり、開いている医療機関を地図アプリで探す実用的な方法として知られています。119・129はいずれも外国人旅行者が利用しても問題ない番号です。言葉に不安がある場合は、翻訳アプリを併用しながら症状を伝えると安心です。

ただし120番の「タサンコールセンター」はソウル市が運営する地域情報案内サービスのため、ソウル市外に滞在している場合はつながらない、または案内内容が対象外になることがあります。全国どこからでも利用できる119(救急)・129(保健福祉相談センター)を基本の連絡先として覚えておくと安心です。

e-Genサイトやアプリでは、現在地から近い順に開いている病院・薬局・救急室を検索できるほか、診療科目や当直医の有無まで絞り込める機能があります。土地勘のない旅行先で使う場合は、まず「薬局」を検索して軽い症状に対応できる場所を探し、症状が重い場合は迷わず「救急室」の欄から探すのが効率的です。

海外旅行保険で後日費用を請求する予定がある場合は、受診した病院の領収書・診療明細書(可能であれば英語表記のもの)を必ず受け取って保管しておきましょう。名節期間は通常より窓口が混み合い、再発行に時間がかかることがあります。

大都市の大型病院の救急室は、名節期間は普段よりも混雑しやすい傾向があります。e-Genサイト・アプリで近隣の複数の医療機関を比較し、症状の緊急度に応じて、待ち時間が短そうな中規模の病院や薬局から先に検討するのも効率的な選択肢です。旅行先で言葉に不安がある場合は、症状をあらかじめ翻訳アプリで簡単な韓国語や英語のメモにまとめておくと、受付でのやり取りがスムーズになります。

半月形をした韓国の伝統餅ソンピョン(松餅)の盛り付け
松の葉と一緒に蒸し上げる半月形の米粉餅、ソンピョン(松餅)。チュソクを代表する伝統菓子。

6. 高速道路の通行料金は本当に無料になるのか

韓国では旧正月とチュソクのたびに、韓国道路公社が管理する高速道路のほぼ全区間(多くの民営高速道路も含む)を通行料無料にするのが毎年恒例の措置です。事前申請は不要で、対象の時間帯の中で高速道路に進入または退出しさえすれば、その区間全体が自動的に無料扱いになる仕組みです。

2025年は例外的に10日前後の長い連休と重なった年で、10月4日から7日までの4日間が無料期間になりました。標準的な3日間のチュソクの場合は、通常はチュソク当日の午前0時から翌日午前0時までの丸1日だけが無料期間になるパターンが多く見られます。

2026年の正確な無料期間はまだ発表されていません。無料措置そのものは毎年実施される確定的な慣行ですが、具体的な日程は例年8〜9月頃、連休の直前になって発表されます。レンタカーで移動を予定している旅行者は、出発前に韓国道路公社の告知を確認してください。

通行料無料はどんな仕組みで適用されるのか

  • 対象時間帯の中に高速道路へ進入する、または対象時間帯の中に高速道路から退出する
  • ハイパス(電子料金収受システム)・通行券のどちらを使っていても、システムが自動的に通行料金を無料として処理する
  • 事前申請や特別な手続きは一切不要

この仕組みのポイントは、対象の時間帯に「入る」か「出る」かのどちらか一方の条件さえ満たせば、走行区間全体が無料になるという点です。長距離を移動する場合、必ずしも移動時間すべてが無料時間帯にすっぽり収まっている必要はありません。

この措置が直接恩恵になるのは、レンタカーで高速道路を利用する旅行者や、高速バスで都市間を移動する旅行者です。KTX・SRTや都市部の地下鉄だけで移動する旅行者には直接関係しませんが、レンタカーで地方都市や観光地を巡る予定がある場合は覚えておく価値があります。

この通行料無料化は秋夕に限った措置ではなく、旧正月(ソルラル)連休でも毎年同様に実施されてきた、韓国政府による長年の名節対応の一環です。2025年の秋夕は10日前後の特に長い連休と重なった特殊な年で、10月4日から7日までの4日間が無料期間になりましたが、これは連休の長さそのものが例外的だったためで、標準的な3日間の秋夕であれば通常はチュソク当日1日だけが無料になるパターンが一般的です。

レンタカーを利用する場合、車にハイパス端末が搭載されているかどうかは会社によって異なります。搭載されていない一般レーンでも、対象時間内の通行であれば同様に無料処理されるので、ハイパスの有無を過度に心配する必要はありません。

なお、この通行料無料化はあくまで韓国道路公社が管理する区間を対象とした措置で、市内の有料道路や駐車場料金には適用されません。長距離移動の高速道路区間だけが対象になる点も覚えておいてください。

7. KTX・SRTの予約は戦争?2026年は会員統合で何が変わる

チュソク連休前後のKTX・SRTのチケットは、韓国人の間でも「争奪戦」と呼ばれるほど早く売り切れることで知られています。2026年はこれに加えて、コレイルとSRT運営会社であるSRの会員システム統合という大きな変化が重なる年です。

会員統合で何が変わるのか

2026年7月13日から14日にかけて複数の韓国メディア(ハンギョンビジネス、ZDNet Korea、ニューシム、ヘラルド経済、アジア経済など)が報じたところによると、コレイルとSRは2026年7月14日から「統合会員」への移行手続きを開始し、統合アプリは2026年8月にリリース予定、そして2026年9月以降に運行する列車から統合予約システムが適用される予定だと発表されました。つまりチュソク連休(9月24日〜26日)の予約時期は、まさにこの移行期間と重なることになります。

これは例年のチュソク関連記事にはなかった新しい情報です。2026年にKTXやSRTを予約しようとする旅行者は、まず会員統合の手続きを済ませる必要が出てくる可能性があり、予約画面やアプリ自体が例年と見た目・操作方法が変わっている可能性もあります。ソウル駅地図など主要駅の窓口やアプリで、事前に会員情報の移行状況を確認しておくと安心です。

特別乗車券の予約期間は過去の例では連休の4〜5週間前に始まり、高齢者・障がい者・功労者向けの優先予約期間のあとに一般予約が始まるのがこれまでのパターンでした。往復乗車券は特別予約期間中に優先的に処理される傾向があるので、片道だけでなく往復分もまとめて予約するのが基本です。

過去の特別予約開始日の推移

特別乗車券予約開始日備考
2023年8月29日〜31日
2024年8月19日〜22日
2025年9月12日〜18日ごろ列車ダイヤ改編の影響で例年より約2週間遅れて開始
2026年未発表会員統合の移行期と重なり例年より不確実性が高い

この表からも分かるとおり、特別予約の開始日自体が年によって数週間単位でずれることがあり、2026年はそこに会員統合という新たな変数が加わっています。2026年の正確な予約開始日はまだ発表されていないため、「例年通り8月下旬〜9月上旬だろう」と決め打ちせず、発表があり次第すぐ確認できるよう準備しておくのが安全です。

  • 2026年8月にリリース予定の統合アプリ、または既存のコレイル・SRTアプリで会員情報が移行済みかどうかを確認する
  • 特別予約期間の開始が発表され次第、自分が優先予約期間(高齢者・障がい者・功労者向け)の対象か、一般予約期間を待つべきかを確認する
  • 乗車したい正確な日時の候補を複数用意しておき、往路・復路を同時に確保できるよう準備する
  • 公式アプリで満席と表示された場合は、下記のような代替プラットフォームの在庫も確認する
🚄KORAILアプリで満席と出ても、こうしたプラットフォームに座席が残っていることがあります:
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コレイルアプリで満席表示が出ても諦める必要はありません。直接予約が最も安く済むのが基本ですが、それでも取れなかった場合の現実的な代替手段として、こうしたプラットフォームにKTXや鉄道チケットの在庫が残っていることがあります。KTXの車両編成や座席の種類そのものについて詳しく知りたい方はKTX完全ガイドもあわせてご覧ください。

8. 道路と空港はどれくらい混雑するのか

チュソク連休中の道路・空港混雑は毎年繰り返されるパターンがあります。2025年のデータを目安として紹介しますが、2026年の連休は3日間と比較的短いため、絶対的な数値はこれより下がる可能性が高い点に注意してください。

タイミング2025年の混雑パターン(参考)
帰省ラッシュ(故郷へ向かう)最悪時間帯正午〜午後3時ごろがピーク、夜9〜10時ごろに解消
帰りのラッシュ(自宅へ戻る)最悪時間帯連休最終日の午後4〜6時ごろがピーク、翌日未明2〜3時ごろに解消
1日あたりの最大移動車両数約667万台(2025年、過去3年で最多と報道)

上の表のピーク時間帯を避けるだけでも体感の混雑はかなり変わります。特に連休最終日の帰りのラッシュ(午後4〜6時ごろ)は最も混みやすい時間帯なので、可能であれば午前中や深夜帯に移動するか、最終日ではなくその前日までに移動を終えるスケジュールを検討する価値があります。

空港の混雑も見逃せません。2025年のチュソクは10日前後という2026年より長い連休と重なった特殊な年で、仁川国際空港は開港(2001年)以来、名節連休として過去最多となる約245万人が利用し、単日最多は10月3日の23.9万人でした。空港側は保安検査レーンの増設、人員119人の増員、出国場の開場時間を午前6時から5時へ前倒しするなどの対応を取りました。ただしこれは特に長かった2025年の連休の数字であり、2026年のような3〜4日程度の連休では絶対数はこれより少なくなる可能性が高いです。傾向として「混雑する・早めの予約が必須」ということだけは確実に当てはまります。

国内線、特に済州(チェジュ)路線の航空券も要注意です。名節期間は座席が早期に埋まり、運賃が通常の週末より大きく跳ね上がる傾向があります。2025年のある時点では、済州路線の最安運賃が普段より約7万ウォン高かったという報道もありました。航空各社が済州など国内路線の供給を減らし国際線に振り分ける構造的な流れ(2025年上半期で国内済州路線の供給は前年比マイナス7.6%、国際線はプラス16.4%という報道)もあり、これが名節期間の国内線混雑をさらに助長しています。どの情報源も共通して勧めているのは「できるだけ早く予約すること」です。

この時期に仁川国際空港から出国する予定がある場合は、普段よりも余裕を持って空港に到着することをおすすめします。特にチュソク連休の後半は、海外旅行に出かける韓国人旅行者で保安検査場や出国審査場の待ち時間が普段より延びやすい時期です。

可能であれば、済州路線に限らずKTX・高速バスなど複数の交通手段の空き状況を並行して確認しておくと、当日になって身動きが取れなくなるリスクを減らせます。

韓国の高速鉄道KTXの車両
チュソク連休前後は帰省・旅行需要が集中し、KTX・SRTの切符は早い段階で売り切れることが多い。

9. 外国人旅行者のためのチュソク文化入門

チュソク(秋夕)は、韓国で旧暦8月15日に祝われる韓国最大の伝統行事のひとつです。初めて韓国を訪れる旅行者向けに、街中で見聞きする可能性が高い文化的背景をまとめます。

茶礼・省墓・伐草とは何か

茶礼(チャレ)は、収穫したばかりの米やソンピョン、その年に採れた果物などを供えて先祖を祀る儀式で、通常はチュソク当日の朝に各家庭で行われます。省墓(ソンミョ)は先祖の墓を訪れて参拝すること、伐草(ボルチョ)は墓の周りの草を刈ることで、こちらは連休本番より数週間前にすませておく家庭が多いとされます(もともと山火事予防が目的だったという説もあります)。こうした先祖供養の習慣は伽耶(かや)に関する記録に旧暦8月15日の祭祀への言及があるとされ、三国時代までさかのぼるという説も伝えられています。

ソンピョンと満月にまつわる話

ソンピョン(松餅)は、新米の粉で作った半月形の餅で、ゴマ・小豆・栗・蜂蜜などを餡にして、松の葉を敷いて蒸し上げます(「松」の字が付くのはこのためです)。半月の形については「満ちていく月のように、これからの暮らしが良くなるようにという願いが込められている」という説がよく紹介されますが、韓国の主要メディアもこれを確定した由来ではなく民俗学上の言い伝えのひとつとして扱っています。韓国の食文化ガイドでは、ソンピョン以外の韓国の伝統料理についても紹介しています。

チュソクの時期は、都市部、特にソウル首都圏に住む人たちが実家へ向かう帰省ラッシュの時期でもあり、これが交通渋滞の主な原因になっています。贈り物文化も特徴的で、百貨店やスーパーが「秋夕ギフトセット」を大々的に展開する時期で、スパム・ハムの缶詰セット、フルーツギフト、紅参など健康食品セット、韓牛、商品券などが定番です。興味深いのは、もらったギフトセットを使わない場合に中古売買アプリで転売する文化が名節前後に毎回盛り上がることです。ただし紅参などの健康機能食品を個人間で転売することは、食品衛生関連の法律上違法とされている点は知っておいて損はありません。

「チュソクの満月は1年で一番大きい」という通説もよく耳にしますが、実際には月の見かけの大きさは月と地球の距離(近地点周期)によって変わり、チュソクの時期と必ずしも一致しません。韓国メディアもこの通説を訂正する記事を出しています。

贈り物文化・帰省ラッシュ・感謝祭との比較

この時期に大型スーパーや百貨店の店頭に立つと、通路の目立つ場所に「秋夕ギフトセット」の特設コーナーが並んでいるのを目にします。連休の数週間前から徐々に品揃えが増え、連休直前がピークになるのが毎年のパターンです。

欧米の感謝祭(サンクスギビング)と比較されることも多く、収穫への感謝・家族の再会・帰省という点は共通していますが、チュソクは茶礼や省墓といった先祖供養の色合いが強く、ユンノリやカンガンスルレのように体を動かす遊びが目立つという違いがよく指摘されます。ユンノリは木の棒(ユッ)を投げてコマを進める韓国伝統のボードゲームで、家族が集まる名節の定番遊びです。カンガンスルレは満月の下で女性たちが手をつないで輪を作り、歌いながら次第に速度を上げていく伝統的な踊りで、チュソクを代表する民俗芸能として知られています。アメリカの感謝祭が基本的に1日だけの祝日であるのに対し、チュソクは9月24日から26日までの3日間続く点も、規模の違いとしてよく比較されます。韓国旅行での立ち居振る舞いに不安がある方は韓国旅行のマナーガイドも参考にしてください。

10. 今まさに韓国を旅行中ならどう乗り切るべきか

すでに韓国を旅行中で、目当ての食堂が閉まっていて困っているなら、まず24時間営業のコンビニを頼るのが一番現実的です。CU・GS25・セブンイレブン・イーマート24はチュソク当日も通常営業で、名節限定の弁当や食品を売っていることも多く、簡単な食事に困ることはまずありません。

閉まっている店を避けて開いている場所を探す手順

  • まず地図アプリで現在地から一番近いコンビニ(CU・GS25・セブンイレブン・イーマート24)を検索する
  • 名節限定弁当や軽食が売り切れていれば、次に近い店舗を探す
  • きちんとした食事を取りたい場合は、明洞・弘大・江南など主要繁華街まで移動する(個別店舗の差はあるが商圏全体としては機能している)
  • 近くに南山谷韓屋村のような伝統文化施設があれば、伝統遊び体験プログラムの有無を確認する

チュソク連休中は、住民が帰省して人通りが少なくなる住宅地エリアも珍しくありません。宿泊先の周辺が静かで店も閉まっている場合は、無理にその場で食事を探すより、地下鉄や徒歩で明洞・弘大・江南のような主要繁華街まで移動してしまうほうが早く解決することが多いです。

移動中にネイバー地図やカカオマップを使う場合は、事前にオフラインマップ機能をダウンロードしておくと、地下鉄やビル内など電波が不安定な場所でも安心です。開いている個人商店の中にはカード決済に対応していない小規模店もあるため、現金を少額用意しておくと万一の場合にも困りません。予定を大きく変更する必要が出た場合も、この時期は焦らず、開いている場所を軸に柔軟に組み直すという発想を持っておくと気持ちが楽になります。

南山谷韓屋村では毎年チュソク前後に伝統文化体験フェスティバルが開かれており(2025年は「秋夕遊び場」のようなプログラムが行われましたが、名称や日程は年によって変わります)、伝統遊び体験や工芸体験ができる貴重な選択肢になります。明洞・弘大・江南といった主要繁華街は、個別店舗ごとの差はあるものの商圏全体としては通常営業に近い状態が続くため、こうしたエリアを軸に予定を組み直すのも実用的です。

日程を柔軟に組み直したい場合は韓国旅行の日程の組み方ガイドも参考になります。現地でのネット接続に不安がある場合は、事前にeSIMの申し込み方法を確認しておくと、地図アプリや翻訳アプリをすぐ使える状態にしておけます。韓国旅行に便利なアプリまとめも、閉まっている店を避けて開いている場所を探す際に役立ちます。

即興で小さな路地裏の店を探し歩くより、予約インフラがしっかりしている古宮・大型テーマパーク・大型ショッピングエリアを軸に計画するほうが、この時期は失敗が少なくなります。

韓国の伝統遊びユンノリの道具一式
チュソクの代表的な伝統遊びユンノリ。木の棒を投げて駒を進める、家族向けの伝統ボードゲーム。

11. この時期に韓国を旅行してもいいのか、正直な判断

結論から言うと、チュソク期間中の韓国旅行には明確な一長一短があります。旅程を柔軟に組めて交通手段や宿泊を早めに押さえられるなら十分おすすめできますが、行き当たりばったりの移動を前提にするなら避けたほうが無難な時期です。

特にKTX・高速バス・国内線を使って複数都市を回る予定がある人ほど、日程変更や座席確保の柔軟性が旅の満足度を左右します。逆に、ソウルや釜山など一つの都市に腰を据えてゆっくり過ごす旅程であれば、交通面の影響は比較的小さく抑えられます。

メリットデメリット
景福宮など五大古宮が無料開放され、伝統文化プログラムが行われることが多い都市間の移動(KTX・高速バス・国内線)が混雑し、料金も跳ね上がりやすい
住民が帰省するため一部の住宅地エリアはむしろ普段より静か小さな個人経営の食堂は閉まっていることが多い
エバーランドやロッテワールドで名節限定イベントが行われることが多い予約なしで宿や交通を確保するのが難しくなる
住民が帰省し、一部の日常的な渋滞スポットがむしろ空いている日もある宿泊施設の料金が通常より上がりやすく、直前の予約は選択肢が限られやすい

なお、この記事の執筆時点で、実際にチュソク期間に韓国を訪れた個人旅行者の生の声を、信頼できる形で確認できたわけではありません。ここでの判断材料は、一般的な旅行アドバイスや観光関連情報を踏まえた、バランス重視の整理である点をご理解ください。

一般的な旅行アドバイスとして共通して勧められているのは、鉄道・バス・航空券はもちろん宿泊先も早めに予約すること、行き当たりばったりの計画よりも予約インフラが整った主要スポット(古宮・テーマパーク・大型商業施設)を軸に日程を組むこと、住宅地エリアでは24時間営業のコンビニを食事の代替手段として活用することです。チュソク以外の時期と比較して旅行時期を検討したい場合は韓国旅行のベストシーズンガイドも参考にしてください。

宿泊先を選ぶ際は、五大古宮や地下鉄駅から徒歩圏内のエリアを選んでおくと、連休中に交通機関が乱れても影響を受けにくくなります。急な予定変更が必要になった場合でも、地下鉄駅や五大古宮といった分かりやすい基準地点の近くにいれば、代替の行動プランを立てやすくなり、旅行者としての心理的な負担も軽くなります。

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この時期は交通機関の遅延や予定変更が例年より起こりやすく、特に2026年はKTX・SRTの会員統合という変則要素も重なるため、旅行保険に入っておく価値は普段の旅行より高いといえます。

12. 出発前に確認したいチェックリスト

チュソク期間に韓国を訪れる、あるいは滞在中に連休を迎える旅行者向けに、出発前・滞在中に確認しておきたい項目をまとめました。

項目確認しておきたいこと
ビザ・入国条件K-ETAや査証免除の有効期限を渡航前に確認
鉄道・高速バス・国内線KTX・SRTの会員統合状況、特別予約期間の開始告知を早めにチェック、往復分もまとめて予約
宿泊連休直前は都市部・観光地の宿泊料金が上がりやすいため早期予約
食事の代替手段コンビニの場所を事前に地図アプリで確認、名節弁当・食品の販売時間帯も確認
緊急連絡先119(救急)・129(保健福祉相談)・120(地域案内)をスマホに登録、e-Genサイトも保存
観光スポットの営業状況五大古宮の無料開放・プログラム詳細は9月に入ってから公式発表を再確認
通信・地図eSIMの事前手配、名節診療フィルターに対応した地図アプリの準備
旅行保険交通遅延・予定変更に備えて加入を検討
現金・カード小規模の個人商店にはカード決済に対応していない店もあるため、少額の現金も用意しておく

特に2026年はKTX・SRTの会員統合という例年にない変数があるため、鉄道移動を予定している人は他の項目より早めに、8月中には予約サイト・アプリの案内をチェックし始めることをおすすめします。

優先順位をつけて準備する

チェックリストの中でも特に急ぐべきなのは鉄道・宿泊の予約です。2026年はKTX・SRTの会員統合が重なるため、他の項目より早く、遅くとも8月中には予約サイトやアプリの案内を確認し始めることをおすすめします。宿泊料金は連休が近づくほど上がりやすいため、日程が固まり次第すぐに仮予約だけでも入れておくと安心です。

逆に、緊急連絡先の登録やeSIMの手配、五大古宮のプログラム詳細確認などは、渡航直前(9月に入ってから)にまとめて済ませても十分間に合う項目です。全てを同時に急いで進める必要はなく、優先順位をつけて準備を進めましょう。

チェック項目を一通り終えたら、最後にもう一度、渡航直前(9月に入ってから)に日付・休業情報・特別予約開始日などに変更がないかをまとめて再確認する時間を作っておくと、直前になって慌てるトラブルを避けやすくなります。特にKTX・SRTの会員統合とその告知タイミングは、この記事で紹介した項目の中でも最も変わりやすい情報です。

13. チュソク文化まとめと次の韓国の祝日

2026年のチュソクは9月25日(金)が当日、9月24日(木)から26日(土)までが公式連休の3日間で、代替休日はありません。旅行者にとって覚えておくべき核心は、この3日間に交通機関の混雑・KTXの争奪戦・小規模店舗の休業が集中することと、五大古宮の無料開放や主要テーマパークの名節イベントなど、旅行者でも楽しめる恒例行事が同時に行われることです。

秋夕がなぜ韓国最大級の名節と呼ばれるのか

秋夕(チュソク)は旧正月(ソルラル)と並んで韓国の二大伝統名節と位置づけられており、都市部から地方への大規模な帰省移動、茶礼や省墓といった先祖供養の習慣、KTX・高速道路の混雑まで、この記事で紹介してきた現象のほとんどは秋夕・旧正月のどちらでも共通して見られます。

この記事の要点だけもう一度確認したい方へ

ポイント覚えておきたいこと
日程チュソク当日は9月25日(金)、公式連休は9月24日(木)〜26日(土)の3日間、代替休日はなし
閉まる・開く銀行・官公庁・多くの個人経営店は休業する一方、コンビニ・五大古宮・免税店・仁川国際空港は通常通り営業
交通高速道路の通行料無料化は毎年の慣行、KTX・SRTは会員統合の移行期と重なり例年より予測が難しい

秋夕・旧正月以外にも、韓国には三一節(3月1日)や光復節(8月15日)といった国を挙げての祝日がありますが、これらは秋夕のような大型連休や帰省ラッシュを伴わないのが一般的です。年間を通じて韓国を訪れる時期を検討する際は、秋夕・旧正月のような移動集中期を避けるか、逆にその独特な雰囲気を体験しに行くか、旅の目的に応じて選ぶとよいでしょう。

結局のところ、2026年の秋夕を挟んで韓国を旅行する際に押さえておくべきことは、9月24日から26日というたった3日間に、休業・混雑・KTX争奪戦という影響のほぼすべてが集中するというシンプルな事実です。この3日間さえきちんと把握して備えておけば、あとは五大古宮の無料開放や名節ならではの文化的な雰囲気を楽しむ余裕が生まれます。この記事を保存しておき、9月に近づいたら公式発表と照らし合わせて最終確認することをおすすめします。

チュソクが終わると、韓国の次の大きな伝統名節は旧正月(ソルラル)です。旧正月も旧暦にもとづくため毎年日付が変わり、チュソクと同じく茶礼や帰省ラッシュが起こる時期ですが、具体的な次回の日程はこの記事の範囲では扱いません。連休の日数・代替休日の有無・KTX予約状況などを、旧正月が近づいたタイミングで改めて確認しておく価値がある点は共通しています。年間を通じた韓国旅行の計画を立てたい方は韓国旅行完全マスターガイドもあわせてチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 2026年のチュソクはいつですか?
2026年のチュソク(秋夕)当日は旧暦8月15日にあたる9月25日(金)です。韓国天文研究院(KASI)が発表した暦要項にもとづく日付で、公式連休は前日の9月24日(木)から翌日の9月26日(土)までの3日間です。
Q. 2026年のチュソクに代替休日はありますか?
ありません。現行の規定では元日とチュソクは祝日が日曜日と重なった場合にのみ代替休日の対象になり、土曜日と重なるだけでは対象外です。2026年のチュソク連休3日間(木・金・土)には日曜日が含まれないため、代替休日の要件そのものが成立しません。
Q. チュソクの連休は3日ですか、4日ですか?
法定の連休は9月24日(木)から26日(土)までの3日間です。翌日の9月27日がもともと日曜日にあたるため木曜から日曜まで実質4連休のように感じられますが、公式の祝日は3日間だけです。
Q. チュソク連休中、銀行や官公庁は開いていますか?
いいえ。銀行・官公庁・住民センター・郵便局は法定祝日にあたる9月24日から26日の3日間すべて休業します。
Q. チュソクの時、コンビニは営業していますか?
はい。CU・GS25・セブンイレブン・イーマート24などのコンビニは年中無休24時間営業で、チュソク連休中も通常通り営業します。休業する食堂やスーパーの代わりになる最も頼れる選択肢です。
Q. チュソクの時、景福宮など古宮は開いていますか、無料ですか?
景福宮をはじめとする五大古宮(景福宮・昌徳宮・昌慶宮・徳寿宮・宗廟)は、チュソク連休期間中に無料開放され、守門将交代儀式などの伝統文化プログラムが行われる年が多いです(2025年に確認済みのパターン)。ただし2026年の具体的なプログラムや時間はまだ発表されておらず、9月に入ってから公式発表を確認する必要があります。
Q. チュソク連休中、高速道路の通行料は無料になりますか?
はい、無料になる年がほとんどです。韓国道路公社が管理する高速道路のほぼ全区間が、対象時間帯の通行分について無料化されるのが毎年の慣行です。ただし2026年の正確な無料期間はまだ発表されておらず、標準的な3日間の連休では通常チュソク当日のみが対象になることが多いという過去の傾向を目安にしてください。
Q. チュソクの時期にKTXの切符は取りにくいですか?予約はいつ始まりますか?
はい、争奪戦と呼ばれるほど早く売り切れます。過去の例では特別乗車券の予約期間は連休の4〜5週間前に始まりますが、2026年はコレイルとSRTの会員システム統合が2026年7月14日から始まっており、予約の仕組み自体が例年と変わる可能性があるため、2026年の正確な予約開始日はまだ発表されていません。発表され次第、公式アプリ・サイトで確認することをおすすめします。
Q. チュソクの時期に韓国を旅行しても大丈夫ですか?
一長一短があります。古宮の無料開放や名節限定イベントが楽しめる一方、都市間の移動は混雑し料金も上がりやすく、小規模な個人経営の食堂は休業していることが多いです。交通・宿泊を早めに予約し、予約インフラの整った主要スポットを軸に計画するなら十分楽しめる時期です。
Q. 小さな食堂が閉まっていたら、どこで食事をすればいいですか?
24時間営業のコンビニ(CU・GS25・セブンイレブンなど)が最も現実的な代替手段です。明洞・弘大・江南といった主要繁華街は商圏全体としては通常営業に近く、免税店や大型チェーン店も開いていることが多いです。
Q. チュソクと感謝祭(サンクスギビング)は同じものですか?
共通点は多いものの同じ行事ではありません。どちらも収穫への感謝・家族の再会・帰省が中心にありますが、チュソクは茶礼(先祖供養の儀式)や省墓の比重が大きく、ユンノリやカンガンスルレのような体を動かす伝統遊びが目立つ点が特徴です。
Q. チュソクの満月は1年で一番大きいというのは本当ですか?
必ずしもそうではありません。月の見かけの大きさは月と地球の距離(近地点周期)によって変わり、チュソクの時期と常に一致するわけではないため、韓国メディアもこの通説を訂正する記事を出しています。
Q. チュソク中に急病になったらどうすればいいですか?
保健福祉部が運営する救急医療ポータル「e-Gen」(www.e-gen.or.kr)やアプリ「応急医療情報提供」で、開いている病院・薬局・救急室を位置情報から検索できます。緊急時は119、医療相談は129、地域案内は120に電話でき、いずれも外国人旅行者が利用しても問題ありません。
Q. チュソクの時期、地方都市への移動は普段より大変になりますか?
はい、地方都市への移動は普段より時間がかかりやすくなります。帰省ラッシュのピークは正午から午後3時ごろ、帰りのラッシュのピークは連休最終日の午後4時から6時ごろに集中する傾向があるため(2025年のパターン)、この時間帯を避けて移動できると比較的スムーズです。国内線、特に済州路線は運賃が跳ね上がりやすいので早めの予約をおすすめします。

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画像: Gyeongbokgung Palace and KTX photos reused from BreezeKorea’s media library (see original guides for full credit). Songpyeon photo: Korea.net / KOCIS (CC BY-SA 2.0). Yutnori board and sticks photo: Wikimedia Commons user 고려 (CC BY 4.0).