韓国旅行ガイド:初めての韓国、準備からモデルコースまで

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韓国旅行ガイド:初めての韓国、準備からモデルコースまで

入国ルールから高速列車、どの都市を選ぶか、何を食べていくら掛かるかまで。韓国を歩き回っている私たちがまとめた、国まるごとのプランニングガイドです。

最終更新:2026年6月
韓国旅行、まずは要点だけ

ビザ・入国 欧米の大半と日本・台湾・香港などは90日ビザなし。K-ETAは22か国に限り2026年12月31日まで免除(無料のe-Arrival Cardは記入)。
ベストシーズン 4月中旬〜6月9〜11月(春は桜、秋は紅葉)。夏は梅雨・台風、冬は寒く北部は雪。
移動 KTXでソウル↔釜山2時間18分T-moneyカード1枚で全国どの都市でも地下鉄・バス。
お金 ほぼ完全なカード社会でチップなし。中級なら1人1日10万〜18万ウォン(約75〜135ドル)。
おすすめ日数 5日=ソウル+もう1都市 / 7〜10日=釜山・慶州・済州まで。
主な都市 ソウル・釜山・慶州・済州・全州・江陵。初めてはたいていソウル+釜山
通貨・電圧 ウォン(₩)、1,000ウォン≒0.75ドル / 220V・丸ピン2本(C・F型)。

ソウル・景福宮の池に建つ慶会楼

1. ビザは要る? 2026年のK-ETAと入国

2026年の韓国入国は、思っているよりずっと簡単です。しかも今年はいつもより手間が少なくなっています。

  • ビザなし入国: アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド、EUの大半、それに日本・台湾・香港・シンガポールなど、多くの国が観光ならビザなしで入れます(ふつう30〜90日)。
  • 2026年はK-ETAが免除: 韓国は22の国と地域について、2026年12月31日までK-ETAを免除しています(アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・日本・台湾・香港・マカオ・シンガポールと、ヨーロッパ12か国)。対象なら、K-ETAの申請も手数料も不要でそのまま入国できます。
  • 入国申告だけは必要: K-ETAを省く場合は、無料のオンライン入国申告(e-Arrival Card)を到着の3日前までに入力します。これが面倒なら、K-ETA(約1万ウォン)を取って申告書を免除してもらう手もあります。
  • パスポート: 滞在期間中に有効であれば大丈夫です。
💡 ルールはちょこちょこ変わるので、出発前に公式のk-eta.go.krと入国申告サイトで、自分の国籍の扱いを必ず確認してください。手順をかみ砕いて整理したものは韓国ビザ・K-ETAガイドにあります。

2. いつ行く? 季節と天気

韓国は四季がはっきりしていて、どの月に行くかで旅の印象がまるごと変わります。結論から言うと、春と秋の端境期がいちばんです。

時期 季節 こんな天気です
3〜4月 ⭐ 桜の季節(済州・南部は3月下旬、ソウルは4月上旬)。朝は肌寒く、午後は気持ちよく晴れます。
5〜6月 晩春 ⭐ 暖かく乾いて、緑がきれい。梅雨前の、いちばん無難な時期です。
7〜8月 暑くて湿気が強いです。6月下旬〜7月が梅雨、8〜9月は台風も。海水浴とお祭りの季節でもあります。
9〜11月 ⭐ 空が真っ青で、10月下旬〜11月に紅葉が見頃。写真がいちばんきれいに撮れる季節です。
12〜2月 寒くて乾燥し、北部には雪とスキー場。南部(釜山)はぐっと穏やかです。

ざっくり言えば、4〜6月9〜11月に行けば天気で損をしません。韓国は思った以上に南北に長く、ソウルの冬は厳しいのに、南海岸の釜山は1月でも浜辺を歩けるほど穏やかです。月ごとの細かい時期や桜・紅葉の日程は韓国のベストシーズンガイドで、南海岸については釜山の季節でまとめています。

⚠️ 晩夏は台風シーズンで、梅雨は何日も大雨を降らせることがあります。7〜9月に行くなら、日程はゆるめに組み、こまめに天気予報を見てください。

3. 2026年 お祭り・イベントカレンダー

日程をお祭りに合わせるだけで、韓国の旅はぐっと忘れられないものになります。

時期 イベント どこで・何が
3月下旬〜4月上旬 桜のシーズン 鎮海(全国最大)、ソウルの汝矣島、慶州。街じゅうがピンクに染まります。
5月 燃灯会(お釈迦さまの誕生日) ソウル中心部を行く提灯の行列。ユネスコ無形文化遺産です。
7月 保寧マッドフェスティバル 大川海水浴場で開かれる、いちばん有名で、いちばん泥まみれの夏祭り。
10月 釜山国際映画祭(BIFF) アジアを代表する映画祭で、10日ほど街全体がにぎわいます。
10月 安東タルチュム・晋州南江流灯 内陸の伝統祭り。趣が深く、写真映えもします。
11月15日 釜山花火祭り 広安里の浜と広安大橋を舞台にした、南部最大の夜。
11〜12月 ソウル・ランタンフェスティバル 寒い時期、清渓川を彩る灯り。
🎆 大きなお祭りの時期はホテルも列車もすぐ埋まります。特定の日付が旅の軸になるなら、KTXと宿は早めに押さえておきましょう。

4. どこへ行く? 韓国の主な都市と地域

一度の旅で韓国を全部は見られません。ふつうはソウルを軸に、KTXでつながる都市を1〜2か所選びます。正直なところをお話しします。

🏙️ ソウル

首都であり、自然なスタート地点。古宮、韓屋の路地、大型モール、屋台グルメ、ナイトライフ、DMZへの日帰りまで。3〜4日は取りたいところです。

🌊 釜山

夏の都であり、私たちのホーム。本物のビーチ、海辺のお寺、斜面の芸術村、韓国随一の海鮮を、きれいな地下鉄で味わえます。釜山旅行ガイドの本編でじっくり。

🏯 慶州

「屋根のない博物館」と呼ばれる町。王陵、仏国寺、新羅千年の歴史がそのまま残り、釜山から気軽に日帰りできます。慶州日帰りにまとめました。

🌋 済州島

韓国の火山島、いわば「ハワイ」。火口、滝、海沿いの遊歩道、そして城山日出峰の日の出。全国どこからでも短い国内線で行けます。

🍲 全州

韓屋村がよく保存され、ビビンバの本場でもあります。食と伝統、この二つだけで立ち寄る価値がある町です。

⛰️ 江陵・束草

東海岸のビーチと、雪岳山の花崗岩の峰。ソウルからKTXで約2時間、秋の紅葉が見どころです。

初めての方はたいていソウル+釜山(2時間18分の列車)を組み、1週間以上あれば慶州済州を足します。

5. 何日いる? おすすめ日程

韓国はゆっくり回るほど良い国ですが、列車がとても優秀なので、複数都市を巡る日程もまったく負担になりません。

日数 おすすめルート
5日 ソウル(3)+釜山(2)をKTXで。韓国を初めて味わう王道コースです。
7日 ソウル(3)+慶州(1)+釜山(3)。歴史と海を南へ一直線につなぎます。
10日 ソウル(3)+全州(1)+釜山(3)+済州(3、短い国内線)。韓国をひと通り見るフルコース。

路線がひとつの鉄道軸に沿っているので、ソウルから南下して釜山(金海空港)から帰国する形(逆でもOK)にすると、同じ道を二度通らずに済んで効率的です。釜山に着いたら、釜山2泊3日の日程や、もう少しゆとりのある3泊4日の日程が一日を時間単位で組み立ててくれます。

💡 予定を詰め込みすぎないこと。韓国の街は、夜市やチムジルバン、たまたま入った路地裏のカフェみたいに、計画の外でこそ輝きます。

🗺️ 出来合いのプランが欲しいなら — ソウル・釜山・慶州・済州を回る7日間・10日間の日別コース(+3・5・14日)の韓国旅行モデルコースへ。

6. 好みで選ぶテーマ別コース

「どこへ行くか」と同じくらい大事なのが「何のために行くか」。好きなものを軸に動線を組むと、同じ5日でも満足度がぐっと変わります。

🍜 グルメ旅

全州(ビビンバ・韓定食)→釜山(テジクッパ・刺身・ミルミョン)→ソウル(市場・老舗・ミシュラン)。都市ごとに看板メニューがはっきりしていて、「食べに行く」動線がいちばん組みやすいです。

🎤 K-POP・K-ドラマ

ソウル(弘大・聖水・事務所めぐり・ドラマのロケ地)を中心に、釜山(映画の殿堂・甘川文化村)を1日。コンサートやファンミの日程を先に押さえて都市を合わせるのがコツです。

🏯 歴史・伝統

ソウルの古宮→慶州(新羅)→安東(河回村・書院)→全州の韓屋村。韓服(ハンボク)を着て古宮や韓屋を歩くコースは、写真も雰囲気も最高です。

🌿 自然・癒やし

雪岳山・江陵の東海岸→済州(オルレ・オルム・滝)→釜山の海沿い遊歩道。紅葉(10〜11月)か初夏(5〜6月)がとくにきれいです。

👨‍👩‍👧 家族旅行

ソウル(ロッテワールド・科学館)→釜山(水族館・海辺列車・ケーブルカー)。動線が短く、屋内と屋外が混ざっていて子連れでも回りやすいです。

🛍️ 買い物・ビューティー

ソウルの明洞・聖水・ザ・ヒョンデ→釜山の西面・新世界センタムシティ。K-ビューティーやファッション狙いなら、免税やタックスリファンドまで押さえましょう(下の買い物の項を参照)。

釜山で何をするかをもっと深く見たいなら、釜山の見どころ釜山アクティビティ総まとめをどうぞ。

7. 国内の移動:列車・国内線・交通カード

じつは、ここからが韓国旅行の楽なところ。レンタカーはほとんど要りません。

🚄 KTX・SRT

高速鉄道が全国をつなぎます。ソウル〜釜山が約2時間18分(KTX普通室で約59,800ウォン、水西発のSRTは同じ路線で約52,600ウォン)。コレイルのアプリか駅で予約します。

✈️ 国内線

主に済州行きに使います(金浦〜済州は世界一混む路線)。安くて速いので、LCCは早めに押さえましょう。

🚌 市外・高速バス

列車が届かない町まで運んでくれます。長距離には快適な優等バスがあり、料金もたいてい鉄道より安いです。

🚇 都市の交通

ソウル・釜山・大邱・光州・大田、いずれもきれいで英語表記の整った地下鉄があります。1回1,400〜1,550ウォンほど。

到着初日に、コンビニでチャージ式のT-money(またはCashbee)を1枚買っておきましょう。全国どの都市でも地下鉄・バス、市外バス、タクシー、さらにはお店の支払いまで使えます。乗るときタッチ、降りるときタッチ、それだけ。チャージや乗り換えの細かい使い方は交通カードガイドに、言葉の心配なくタクシーを呼びたいときはKakao Tアプリが便利です。

💡 KTXは週末や連休だと席がすぐ埋まります。とくに金曜・日曜のソウル↔釜山は、1〜2日前には予約しておきましょう。

広安大橋とマリンシティの高層ビルが見える釜山のスカイライン

🚄 移動をしっかり押さえたいなら — KTX・T-money・バス・タクシー・必須アプリを実際の料金つきでまとめた韓国の交通まるわかりガイドへ。

8. 空港から市内へ:仁川・金浦・金海

多くの方は仁川(ソウル)か金海(釜山)から入ります。到着ロビーから市内までが最初の関門ですが、じつは韓国はここがとてもよくできています。

空港 市内まで おすすめの手段
仁川(ICN) ソウル都心まで約1時間 空港鉄道(AREX)の直通/各駅、または空港リムジン。荷物が多ければコールバンやKakao T。
金浦(GMP) ソウル都心まで約30〜40分 地下鉄5・9号線、空港鉄道。国内線と一部の国際線中心。
金海(PUS) 釜山都心まで約40〜50分 釜山金海軽電鉄+地下鉄、またはリムジンバス。詳しくは釜山ガイド

コツをひとつ。着いたらまずSIM/eSIMをオンにして(下のネットの項)、コンビニでT-moneyをチャージしておけば、そこから先は地図アプリを見て動くだけです。深夜便なら空港鉄道やリムジンの終電・終バスを先に確認し、なければKakao Tでタクシーを呼びましょう。

💡 仁川空港は到着階にSIM・eSIMの販売カウンター、両替、荷物配送(ホテルまでスーツケースを送る)窓口がそろっています。初日からスーツケースを引きずりたくなければ、荷物配送も手です。

9. お金の話:カード・現金・ノーチップ文化

韓国は世界でも指折りのカード社会で、おかげで支払いがとても楽です。

  • どこでもカード: Visa・Mastercardがほぼすべての店・レストラン・カフェ・コンビニで使えます。海外対応のタッチカード1枚か、Apple/Google Payで旅の大半は済みます。
  • チップは不要: 韓国では、レストランでもタクシーでもホテルでもチップを渡しません。表示価格がそのまま支払う額です。むしろチップを渡そうとすると相手が戸惑います。
  • 現金も少しは便利: 伝統市場、屋台、一部の小さな食堂は現金のみのことがあります。コンビニ・銀行・空港の「Global」ATMで、その都度ウォンを下ろせば大丈夫です。
  • 通貨: 韓国ウォン(₩、KRW)です。ざっくり1,000ウォンで0.75ドルくらい。

両替のコツ、海外カードが使えるATM、タックスリファンドなど、詳しくは韓国のお金ガイドにまとめています。

10. ネット接続:SIM・eSIM・WiFi

韓国は地図も決済も翻訳もアプリで動きます。だから、飛行機を降りた瞬間からデータがあると安心です。

  • eSIM(いちばん手軽): 端末が対応していれば、出発前に韓国のeSIMを入れておきましょう。空港で電源を入れた瞬間につながります。
  • 物理SIM: 空港の到着ロビーで買うか、事前に注文。データ無制限の観光プランが安く、その場ですぐ開通します。
  • ポケットWiFi: 1台を何人かで分け合うグループ向け。一人ならeSIMのほうがずっと簡単です。
  • 無料WiFiは地下鉄・カフェ・モールに多いですが、道案内やKakao Tのために自分のデータは持っておきたいところ。

料金や通信会社の比較は韓国SIM・eSIMガイドで整理しました。

11. 本当に要るアプリ

到着前に入れておくだけで、旅の快適さが段違いです。

🗺️ Naver Map・KakaoMap

Googleマップではなく、こちらを使ってください。韓国は地図データに制限があり、Googleは徒歩や乗り換えに弱いんです。英語にも対応。Naver vs KakaoMapを参考に。

🚕 Kakao T

韓国版のUber。タクシーを呼んでアプリで支払い、韓国語はいっさい要りません。

🗣️ Papago

Naverの翻訳アプリ。韓国語に関してはGoogleより得意で、文字も音声も、メニューの写真翻訳までこなします。

💬 KakaoTalk

韓国の国民的メッセンジャー。予約やお店からの連絡に使われることがあります。

デリバリーや決済アプリまで含めた入門セットは、韓国旅行の必須アプリガイドにすべて載せています。

12. どこに泊まる? 宿のタイプ選び

韓国の宿はタイプが幅広く、どれを選ぶかで旅の色が変わります。安い順にざっと見ていきましょう。

タイプ こんな人に 1泊の目安
ゲストハウス・ホステル バックパッカー・一人旅・出会い 2万〜5万ウォン
モーテル・ビジネスホテル コスパ・清潔・駅近 5万〜10万ウォン
韓屋(ハノク)ステイ 伝統家屋で一泊(全州・北村・慶州) 8万〜20万ウォン
チムジルバン 深夜着・激安・お風呂ついでに一泊 1万〜2万ウォン
4〜5つ星ホテル・リゾート 快適さ・オーシャンビュー・家族 15万ウォン〜

宿は立地が8割です。地下鉄駅から徒歩5〜10分以内なら、動線がぐっと楽になります。釜山ならどのエリアに泊まるかが大事で、エリアごとの長所・短所は釜山の宿エリアにまとめています。

💡 チムジルバンは「宿」というより韓国式サウナの文化体験です。深夜に着いたときやKTXの終電を逃したとき、清潔で温かく一泊できる非常カードとして覚えておくと便利です。

13. 何を食べる? 韓国グルメ入門

正直、食べに行くと言ってもいいくらい、ごはんが良いです。韓国料理は味が濃く、みんなで分け合い、種類が尽きず、しかも欧米基準では安い。

  • 定番: 自分で焼く韓国式バーベキュー(サムギョプサルや牛肉)、ビビンバ、プルコギ、トッポッキ、キムチチゲ、そして夏は冷麺。
  • パンチャン: どの食事にもキムチなどの小皿が無料で付いて、頼めばおかわりできます。
  • 土地ごとの自慢: ビビンバなら全州、黒豚や海鮮なら済州、そして釜山には釜山ならではの海鮮文化があります。釜山で食べたいものでどうぞ。
  • 安くおいしく食べるコツ: 伝統市場、キンパやプンシク(軽食)の店、そしてあの優秀なコンビニを狙いましょう。
💡 食事のマナーは二つだけ。いちばん年上の人がさじを取るまで待つこと、そしてお酒は自分ではなく相手のグラスに、両手で注ぐこと。これだけで現地の人にぐっと好かれます。

🍜 フルメニューが気になるなら — 焼肉・チゲ・屋台・地域の名物・食事のマナーまでまとめた韓国の食べ物完全ガイドへ。

14. K-カルチャー聖地巡礼:K-POP・K-ドラマ

最近はK-POPやドラマがきっかけで韓国を訪れる方が本当に多いです。好きな作品やグループがあるなら、その舞台を実際に踏むだけで旅が特別になります。

  • K-POP: ソウルの聖水・弘大にあるアイドル事務所のカフェやグッズ店、江南の「K-スターロード」、そしてコンサート会場の高尺ドームやオリンピック公園。音楽番組の観覧やファンサイン会は、その日程がそのまま「旅の日付」になることもあります。
  • K-ドラマ・映画: ソウルの古宮・南山タワー・漢江、釜山の甘川文化村・映画の殿堂、そして地方のロケ地。好きな作品の名シーンを探して回るコースも楽しいです。
  • バラエティ・モッパンの聖地: 番組に出た老舗や市場は韓国人も並びます。オープン直後を狙うか、平日に行くと待ち時間を避けられます。

聖地はたいていソウルに集まり、釜山が映画・ドラマの舞台を足してくれます。コンサートやイベントのチケットがあるなら、その日付を軸に都市の順番を決めるのがポイントです。

💡 人気のロケ地やアイドルカフェは週末の午後がいちばん混みます。きれいに写真を残したいなら平日の午前を狙いましょう。

済州の海から立ち上がる城山日出峰

15. 買い物とタックスリファンド(免税還付)

韓国はK-ビューティーやファッション、お土産の買い物が強いです。そして外国人なら税金を取り戻せるので、少し知っておくとけっこう節約できます。

  • 何を買う: コスメ・スキンケア(オリーブヤング)、ファッション・雑貨(聖水・明洞・東大門)、海苔・紅参・お菓子などの食品みやげ、それに釜山の西面・国際市場・新世界センタムシティ
  • タックスリファンドとは: 「Tax Free」加盟店で一定額(ふつう1万5千ウォン)以上買うと、付加価値税などが戻ってきます。会計のときにパスポートを見せて還付書類を受け取りましょう。
  • 受け取り方: ① 店頭即時還付(少額はその場で差し引き)② 空港還付(出国前にキオスクや窓口で)。市内の還付キオスクも増えています。
場所 強み
ソウル 明洞・聖水 K-ビューティー・ファッション・トレンド。外国人対応と還付がしっかり。
ソウル 東大門 深夜ショッピング・卸。ファッション・生地。
釜山 西面・センタムシティ デパートと街歩き買い物が一度に。新世界センタムシティは世界最大級。
伝統市場 食べ歩き+お土産。現金を用意。
💡 還付書類とレシート、そしてパスポートは出国まで大切に。空港の還付は列が長いことがあるので、フライトより余裕をもって行きましょう。両替や還付の詳細は韓国のお金ガイドにあります。

16. 文化とマナー:行く前に知っておくと

韓国は外国人にかなり寛容です。それでも、ちょっとした所作をいくつか知っておくと、場の空気がやわらぎ、状況も読みやすくなります。

  • 靴を脱ぎます。 家はもちろん、多くのゲストハウス、お寺の法堂、一部の伝統的な食堂(床に座って食べる店)では脱ぎます。
  • 両手で渡す・受け取る。 お金・カード・贈り物・お酒を手渡すときは両手で。とくに目上の人には敬意の表れになります。
  • 年齢と上下関係がマナーを大きく左右します。年長者を先に立て、地下鉄のピンクの優先席は空けておきましょう。
  • 公共交通では静かに。 列車やバスでの通話は嫌がられます。声は控えめに。
  • タトゥーは都市部ならおおむね大丈夫ですが、一部のチムジルバンやプールでは大きく見えるタトゥーを断る場合があります。

難しく考えなくて大丈夫です。韓国の人は、道に迷った旅行者にとても温かく、よく助けてくれます。軽く会釈して「カムサハムニダ(ありがとう)」のひと言で、たいていの扉は開きます。

🙇 作法が気になるなら — お辞儀・食事・飲み会の作法、靴を脱ぐ場面、お寺、チムジルバン、避けたい禁忌までまとめた韓国の文化・マナーガイドへ。

17. 覚えておくと便利な韓国語ひと言

英語はけっこう通じますが、その国の言葉でひと言かけると反応が変わります。カタカナのとおり読めば大丈夫です。

韓国語 読み方 意味
안녕하세요 アンニョンハセヨ こんにちは
감사합니다 カムサハムニダ ありがとうございます
얼마예요? オルマエヨ いくらですか?
이거 주세요 イゴ チュセヨ これをください(注文)
화장실 어디예요? ファジャンシル オディエヨ トイレはどこですか?
맛있어요! マシッソヨ おいしいです!
괜찮아요 ケンチャナヨ 大丈夫です / 結構です
💡 メニューや看板で困ったらPapagoのカメラをかざしてください。文字をリアルタイムで翻訳してくれます。それでもだめなら1330(下記)に電話すれば通訳までしてもらえます。

18. 韓国旅行、費用はどれくらい?

韓国の物価は、安い東南アジアと高い日本のちょうど間くらい。そして、いくら使うかは自分しだいです。

スタイル 1人1日 目安
バックパッカー 7万〜10万ウォン $50〜75 — ホステル、市場めし、地下鉄、無料スポット中心。
中級 13万〜23万ウォン $100〜170 — 3つ星ホテル、レストラン、ときどきタクシーや有料施設。
ゆったり 30万ウォン〜 $225〜 — 4〜5つ星の宿、美食、プライベートツアー。

これは別枠で見ておきましょう。航空券、都市間のKTX(長い区間で1回あたり約6万ウォン)、済州行きの国内線。宿と都市間の移動が予算をいちばん左右し、食事と市内交通は驚くほど安いです。そのまま真似できる予算の例は、釜山ガイドの予算セクションにあります。

19. 初めての人がやりがちな失敗

韓国は旅しやすい国ですが、初めてだと誰もが似たところでつまずきます。先に知っておけば避けられます。

  • Googleマップだけを信じる。 徒歩や乗り換えの案内が不正確です。Naver MapかKakaoMapを必ず入れて出発しましょう。
  • 現金を両替しすぎる。 カードがほぼ何でも使えるので、大金を先に替える必要はありません。市場用に少しだけ、あとは現地のATMで。
  • チップを渡そうとして気まずくなる。 韓国はノーチップです。お釣りを置いていこうとしないこと。
  • KTXや人気店を予約しない。 週末のKTXは売り切れ、テレビで紹介された店は行列です。先に予約しておくと時間を節約できます。
  • 欲張った日程。 一日に詰め込みすぎると移動だけで終わります。一つの都市に数日滞在して深く見るほうが満足度が高いです。
  • 季節の服を読み違える。 春と秋は寒暖差が大きく、夏は室内の冷房が強いです。薄手の上着が1枚あると一年中役立ちます。
⚠️ タクシーは正規(アプリ配車)を使い、深夜に客引きする無許可の車は避けましょう。韓国は安全なほうですが、これはどこでも通じる基本です。

20. 安全と実用情報

韓国は、世界でも指折りに安全な国です。一人旅の方や女性の旅行者からも、夜遅くても落ち着いていられた、という声をよく聞きます。

  • 緊急番号: 警察は112、火事・救急は119、そして24時間多言語対応の1330 観光通訳案内(何でも英語で電話・SMS相談ができます)。
  • 電気: 220V、丸ピン2本(C・F型)。ヨーロッパ大陸と同じなので、変換アダプターを持参してください。
  • 水道水は飲んでも安全ですが、地元の人は浄水器や市販の水を好む人が多いです。
  • 健康: 薬局があちこちにあり、コンビニにも基本的な常備薬があります。それでも旅行保険には入っておくのが安心です。
  • 喫煙は屋内の公共スペースの多くで禁止です。指定の喫煙所を使いましょう。
💡 今のうちに1330をスマホに登録しておきましょう。道案内、通訳、苦情、緊急まで、24時間無料で英語対応してくれます。知らない人が意外と多い、韓国旅行の隠れた味方です。

韓国旅行 よくある質問

Q. 2026年に韓国へ行くのにK-ETAは必要ですか?
たいていは不要です。韓国はアメリカ・イギリス・EU加盟国・オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・日本・台湾・香港・シンガポールなど22の国と地域について、2026年12月31日までK-ETAを免除しています。ビザなしで入国し、無料のオンライン入国申告(e-Arrival Card)を入力するだけです。申告書が面倒なら、K-ETAを取って免除してもらう手もあります。予約前にk-eta.go.krで自分の国籍を確認してください。
Q. 韓国旅行のベストシーズンはいつですか?
4月中旬〜6月と、9月〜11月が理想的です。穏やかで乾いて空が澄んでいて、春は桜、秋は紅葉が楽しめます。夏(7〜8月)は暑くて湿気が強く、梅雨と台風の季節。冬は寒くて乾燥し、北部では雪が降りますが、南部の釜山はずっと穏やかです。
Q. 韓国旅行は何日あれば足りますか?
5日あればソウルともう1都市(たいてい釜山)を回れます。7〜10日あれば慶州や済州までゆったり足せます。高速列車がとても速いので、2〜3都市を拠点にしても、慌ただしくは感じません。
Q. ソウルと釜山、どちらに行くべき?
できれば両方どうぞ。2時間18分の列車の距離で、雰囲気はまるで違います。ソウルは古宮・ショッピング・ナイトライフ・歴史の大都市、釜山はビーチ・海辺のお寺・海鮮・夜景の海辺の街。初めての方はソウルを先に見て、KTXで釜山へ南下するのが定番です。
Q. ソウルから釜山へはどう行きますか?
KTX高速列車が答えです。ソウル駅から釜山駅まで約2時間18分、普通室で約59,800ウォン。水西発のSRTは同じ路線が少し安く(約52,600ウォン)。空港での時間まで含めれば、ドアからドアまでは飛行機より速いです。
Q. 空港から市内へはどうやって行きますか?
仁川空港からソウル都心は空港鉄道(AREX)で約1時間、金海空港から釜山都心は軽電鉄+地下鉄かリムジンで約40〜50分です。荷物が多い、または深夜着ならKakao Tでタクシーを呼べます。着いたらまずSIM/eSIMをオンにして、T-moneyをチャージしておくのが最初の動線のコツです。
Q. 韓国の物価は高いですか?
東南アジアと日本の間くらいです。中級の旅行者で、ホテル込み1人1日13万〜23万ウォンほど。食事と市内交通は安く、いちばん掛かるのは宿・航空券・都市間のKTXです。チップがないぶん、レストランの会計が読みやすいのも助かります。
Q. 韓国は観光客にとって安全ですか?
とても安全です。凶悪犯罪が非常に少なく、一人旅や女性の旅行者も夜遅くまで安心して歩けます。ふつうの街なかの注意だけ守り、何でも英語で助けてくれる24時間の1330 観光通訳案内を登録しておきましょう。
Q. カードは使えますか、それとも現金が要りますか?
韓国はほぼカード社会で、たいていの店・レストラン・コンビニでカードやモバイル決済が使えます。現金のみの伝統市場や屋台のために少しだけ現金を持ち、「Global」ATMでその都度ウォンを下ろせば十分です。
Q. 外国人もタックスリファンド(免税還付)を受けられますか?
はい。「Tax Free」加盟店でふつう1万5千ウォン以上買えば、付加価値税などが戻ってきます。会計時にパスポートを見せて書類を受け取り、店頭で即時還付してもらうか、出国前に空港のキオスクや窓口で受け取ります。レシートとパスポートは出国まで必ず持っておきましょう。
Q. 韓屋ステイやチムジルバンに泊まってもいい?
もちろんです。韓屋ステイは全州・慶州・ソウルの北村で伝統家屋に泊まる特別な体験で、チムジルバンは韓国式サウナでとても安く一泊する方法です。とくにチムジルバンは深夜着やKTXの終電を逃したときの、清潔で温かい非常用の宿として便利です。
Q. K-POPやK-ドラマのロケ地はどこがおすすめ?
聖地はほとんどソウルに集まっています。聖水・弘大のアイドルカフェやグッズ店、江南のK-スターロード、古宮・南山タワー・漢江といったドラマの舞台が代表的で、釜山は甘川文化村と映画の殿堂が加わります。コンサートやファンイベントのチケットがあれば、その日付を軸に都市の順番を決めるのがおすすめです。
Q. 言葉の壁はありますか?
心配するほどではありません。観光地は標識・メニュー・交通の案内が英語で整っていて、若い人は英語をある程度話します。あとはPapagoアプリがほぼ解決してくれます(メニューの写真翻訳まで)。困ったら1330に電話すれば、いつでも英語の担当者につながります。
Q. 韓国でレンタカーは必要ですか?
ほとんど要りません。KTX・市外バス・優秀な都市の地下鉄が事実上どこへでも行け、T-money 1枚で全国に通用します。レンタカーが生きるのは、深い田舎を巡るときや、済州を自分のペースで回るときくらいです。
Q. 済州島は行く価値がありますか?
7日以上あって自然が好きなら、ぜひ。火口、滝、海沿いのトレイル、ユネスコの城山日出峰が、短くて安い国内線で行けます。ただ、初めての短い旅なら、まずはソウル・釜山・慶州を優先しましょう。
Q. 季節ごとの服装や持ち物は?
春と秋は寒暖差が大きいので薄手の上着が必須、夏は暑くて湿気が強いうえ室内の冷房が強いので軽装に薄いカーディガンを1枚、冬は北部基準でダウンと防寒インナーまで考えましょう。韓国は220V・丸ピン(C・F型)なので変換アダプターもお忘れなく。一年を通して、薄手の上着が1枚あると重宝します。

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