韓国旅行アプリ完全ガイド(2026年版):地図からタクシー・決済まで本当に使うものだけ

Googleマップのナビが使えない国・韓国。日本人旅行者が本当に必要なアプリだけを、設定手順・海外カード事情・韓国の電話番号なしで使えるかどうかまで、2026年7月時点の最新情報で徹底的に解説します。

最終更新: 2026年7月
まず結論(これだけで準備の方向が決まります)

地図Googleマップのナビは使えません。NAVERマップ(日本語UIあり)が正解
翻訳Papago。日本語⇔韓国語の翻訳精度は全言語ペアの中でも最強クラス
連絡韓国でLINEは通じません。カカオトークを出発前に登録
タクシーk.ride(電話番号不要・海外カードOK・日本語UI)+カカオT
決済Visa/Mastercardの実物カード+現金少々。PayPayがソウルのタクシーや店で使えるように(2025年9月〜)
入国2026年からe-Arrival Card(電子入国カード)の事前提出が義務。到着72時間前から無料で提出可
ソウルの地下鉄で旅行アプリを確認する乗客たち
ソウルの地下鉄で旅行アプリを確認する乗客たち

1. 一目でわかる:本当に必要なアプリはこれだけ

結論から言うと、韓国旅行では日本で使い慣れた「Googleマップ・LINE・Suica」がほぼ全滅します。地図はナビが動かず、LINEは相手が使っておらず、交通系ICのタッチ乗車文化も互換性がありません。その代わりになるアプリを出発前に入れておけば、現地では日本と同じかそれ以上に快適に動けます。

まずは優先順位の全体像です。この表の「出発前に必ず」の6つさえ入れれば、初日から困ることはまずありません。

優先度アプリ役割ひとこと
出発前に必ずNAVERマップ地図・経路検索・ナビ・店探しの全部。日本語UIあり
Papago翻訳。メニュー・看板・会話まで、日韓ペアは特に強い
カカオトーク韓国の「LINE」。宿や予約の連絡はほぼこれ
k.rideタクシー。電話番号不要・海外カードOKの旅行者向け公式アプリ
コレイルトーク(Korail Talk)KTX・在来線の予約。パスポート+メールで登録可
eSIMアプリ(Airaloなど)通信。着陸した瞬間からすべてのアプリを動かす土台
到着後・状況に応じてカカオマップバスのリアルタイム位置が強い第2の地図
WOWPASS外国人向けプリペイドカード+T-money。カード事情の保険
配達の民族(バエミン)フードデリバリー。2026年から日本語対応
CatchTable Global人気店の予約・ウェイティング登録
Klook / Trip.comチケット・パス・KTX・高速バスの予約
Emergency Ready災害警報の日本語翻訳と避難所マップ
入れなくてOKTマップ韓国ナビ1位ですが韓国語のみ。旅行者には不向き
ヨギヨ・ティモニGO韓国の電話番号・本人認証が必要で旅行者はほぼ使えず
VPNアプリ韓国はSNSやGoogleの遮断が一切なく、不要です

この記事の使い方:各アプリについて「日本語で使えるか」「韓国の電話番号なしで登録できるか」「日本のクレジットカードが通るか」という3点を、2026年7月時点の事実ベースで一つずつ確認していきます。最後のセクションに全アプリの一覧マトリックス表があるので、急いでいる人はそこから逆引きしてもOKです。

2. Googleマップは使えない:2026年の本当のところ

韓国旅行の大前提がこれです。Googleマップは韓国国内で車のナビも徒歩の道案内も動きません。地下鉄やバスの経路はいちおう表示されますが精度が低く、お店の位置情報も個人商店レベルではズレや抜けが目立ちます。「地図はGoogleで十分」という日本の常識が通用しない、世界でも珍しい国です。

Googleマップで韓国での実情(2026年7月時点)
車のナビ不可
徒歩の道案内不可
地下鉄・バスの経路表示はされるが精度が低い
場所の検索・レビュー閲覧可能。ただし小さな店の情報は不正確なことが多い
位置の確認・ピンの共有可能

「解禁された」という話、実は半分だけ本当です

2026年2月27日、韓国政府はGoogleが19年間求め続けてきた高精度地図(1:5,000)の国外搬出を条件付きで承認しました。2007年の最初の申請から実に19年ぶりの動きです。ただし条件が重く、軍事施設など機微な座標の削除、衛星写真のぼかし処理、国内パートナーのサーバーでの処理、非常時の遮断装置などが求められています。

そして重要なのはここから。承認から数か月たっても、実際のデータ搬出は始まっていません。韓国国土交通部は「履行計画書の提出前は搬出できない」という立場で、承認2か月後の時点でも実務協議が進んでいないと報じられました(Korea Herald、2026年4月)。フルサービス開始まではさらに6〜12か月以上かかるという見方が一般的です。

ネット情報の落とし穴:「もうGoogleマップが使えるようになった」という記事も、「韓国では永遠に禁止」という記事も、どちらも間違いです。正確には「解禁は決まったが、2026年7月の旅行にはまだ間に合っていない」。今回の旅の計画は、Googleマップなしで立ててください。

ちなみにAppleの「マップ」も同様で、韓国では経路検索が使えません。Appleも別途搬出審査を進めていますが、2025年12月にApple側の要請で決定が延期され、2026年7月現在も未承認のまま。現在地の確認用と割り切りましょう。代わりに使うのが、次から紹介するNAVERマップとカカオマップです。

3. 出国前の政府手続き:e-Arrival CardとK-ETA

アプリの前に、2026年の韓国入国で必要な「政府系のオンライン手続き」を整理します。日本のパスポート保持者に関係するのは実質1つ、e-Arrival Card(電子入国カード)です。

K-ETA:日本人は2026年12月31日まで免除

韓国版の電子渡航認証K-ETAは、日本を含む67の国・地域を対象に2026年12月31日まで一時免除が延長されています(アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・台湾・シンガポール・EU大半なども対象)。つまり2026年中の観光なら、日本のパスポートでK-ETAの申請は不要です。ただし免除対象でもあえてK-ETAを申請すると、下記のe-Arrival Cardの提出が免除される仕組みになっています。頻繁に韓国を訪れるなら、1万ウォン(3年有効)を払って毎回の入力を省く価値はあります。制度の詳細や免除対象外の国についてはK-ETA・韓国ビザガイドで詳しく解説しています。

詐欺サイトに注意:もし申請が必要になった場合、公式はk-eta.go.kr のみで、料金は1万ウォン(3年有効)です。検索上位に紛れ込む代行サイトは同じ手続きに50〜100ドルを請求してきます。「K-ETA」で検索して一番上に出た広告をクリックする、が一番危ないパターンです。

e-Arrival Card:2026年から全外国人の義務です

2026年1月1日から紙の入国申告書が廃止され、e-Arrival Cardの事前提出がすべての外国人の義務になりました。K-ETA免除の日本人も提出が必要という点が混同しやすいので注意してください(K-ETA免除=入国カード免除ではありません)。韓国の外国人登録証(ARC)保持者のみ免除です。

公式サイトにアクセス

e-arrivalcard.go.kr にアクセスします。提出は無料。ここでもお金を請求してくる非公式サイトは避けてください。

到着72時間前から提出

提出できるのは韓国到着の72時間前から。搭乗前日あたりに、パスポート情報・便名・韓国での滞在先(ホテル名)を入力します。

完了画面を保存

提出完了の画面をスクリーンショットしておくと、入国審査で聞かれてもすぐ見せられて安心です。

提出を忘れた場合は入国審査場のキオスクでその場でも入力できますが、到着便が重なる時間帯はキオスクに長い列ができます。飛行機の中で気づいても電波がないので、必ず出発前に済ませましょう。なお、コロナ期に使われた検疫情報システムQ-codeは、平時の観光客には不要です(指定検疫管理地域からの入国や有症状者のみ)。

アプリ設定が始まる仁川国際空港の到着ロビー
アプリ設定が始まる仁川国際空港の到着ロビー

4. 出発前セットアップ:データ通信とアプリの準備順序

アプリは「入れる順番」より「認証を済ませる順番」が大事です。特にカカオトークのSMS認証は、日本の電話番号が受信できるうちに済ませる必要があります。出発前日までに以下を上から順に片付けてください。

eSIMを購入してインストール

すべてのアプリは通信がなければただのアイコンです。日本でeSIMを購入・インストールまで済ませ、回線の有効化だけ韓国到着後に行うのが鉄則。物理SIMの差し替えが不要で、日本の番号もそのまま生きています。プランの選び方は韓国SIM・eSIMガイドにまとめています。

カカオトークを登録・認証(日本の番号で)

カカオトークの登録にはSMS認証が必要です。日本にいるうちに、日本の携帯番号で登録・認証まで完了させておきます。詳しい落とし穴はカカオトークのセクションで。

地図と翻訳を入れて初期設定

NAVERマップを入れて表示言語を日本語に設定し、Papagoで日本語⇔韓国語のオフライン翻訳パックをダウンロード。ホテルや行きたい店をNAVERマップに保存しておくと現地で迷いません。

k.rideのアカウント作成

タクシー配車のk.rideはGoogle/Appleアカウントで登録でき、電話番号は不要です。クレジットカードの登録まで日本で済ませておけば、空港からいきなり使えます。

コレイルトークの会員登録

KTXに乗る予定があるなら、コレイルトークもパスポート+メールアドレスで先に登録を。予約は乗車1か月前から開けます。

ダウンロードは日本のWi-Fiで:地図・翻訳アプリとオフラインパックは容量が大きめです。現地のeSIMデータを節約するためにも、アプリ本体のダウンロードは日本の自宅Wi-Fiで済ませておきましょう。

データ通信の準備がまだなら、日本で買っておける韓国向けeSIMを比較しておくと出発前の準備が一度で終わります。

📱これらのアプリはすべてデータ通信で動きます。到着前に通信手段を用意しておきましょう:
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5. NAVERマップ完全活用:地図はこれ1つで戦えます

📍 NAVERマップ(네이버 지도)

韓国旅行の中心になるアプリです。地図・経路検索・徒歩や車のナビ・バスと地下鉄のリアルタイム情報・店のレビュー・予約までこれ1つ。外国人訪問客の満足度調査で旅行アプリ1位(27.8%)に選ばれており、ログインも韓国の電話番号も不要で使い始められます。

日本語UI電話番号不要無料

最初にやること:表示言語を日本語に

UIは韓国語・英語・日本語・中国語の4言語に対応し、スマホ本体の言語設定とは独立してアプリ内で切り替えられます。手順はメニュー(≡)→ 設定(⚙)→ 言語 → 日本語。これだけで地名も操作画面も日本語になります。

2025〜26年の進化で「予約もできる地図」に

2025年11月10日に6年ぶりの大型アップデート(V6)があり、発見・予約・大衆交通・ナビ・保存の5タブ構成になりました。注目は予約タブが日本語対応していること。レストランやカフェ、チケット、体験クラスまでアプリ内で予約でき、店の紹介文やメニューはPapagoのAIが自動翻訳してくれます。2025年5月からは外国人がアプリ内で予約・注文・決済まで完結できるようになりました。

さらに2026年6月9日にはパスポートによる本人認証が導入されました。以前は韓国の電話番号がないと使えなかったNAVER予約・注文・決済が、パスポート認証だけで使えるようになった、旅行者にとって大きな新機能です。

旅行で効く機能ベスト5

機能使いどころ
バスのリアルタイム到着バス停で「あと何分」が分単位でわかる。ソウルのバス移動が一気に怖くなくなります
地下鉄の出発時刻・終電終電時間も検索結果に表示。夜遊びの帰りの計画に必須
徒歩・車ナビ音声案内つき(英語音声対応)。Googleマップでできないことがここでできます
レシート認証レビュー実際に会計した人しか書けないレビュー。韓国の食べログ的な信頼源です
保存(ブックマーク)行きたい店を事前に保存してリスト化。当日の動線づくりが楽になります

検索のコツは「ハングルをコピペ」:日本語や英語で検索してヒットしない店は、英語の店舗データが韓国語より薄いことが原因です。そんなときはInstagramやブログにあるハングルの店名をそのままコピーして貼り付けてください。これでほぼ100%見つかります。

オフラインの限界:地図パックのダウンロードには対応していますが、オフラインでできるのは地図の表示だけで、検索と経路検索は通信が必要です。「オフライン地図があるからeSIMなしでOK」とはならない点に注意してください。

ソウル地下鉄・明洞駅のT-moneyタッチゲート
ソウル地下鉄・明洞駅のT-moneyタッチゲート

6. カカオマップ:バスに強い「2枚目の地図」

🗺️ カカオマップ(카카오맵)

韓国のもう一つの2大地図。英語UIに対応しており、旅行者の間ではNAVERマップをメイン、カカオマップをバス用のサブにする使い分けが2026年の定番です。こちらも韓国の電話番号なしで使えます。

英語UI電話番号不要バス情報最強

カカオマップの強みはリアルタイム性です。バスの現在位置と車内の混雑度が地図上で見られ、iPhoneならライブアクティビティでロック画面にバスの接近が表示されます。さらに2025年6月9日には「超精密地下鉄」機能が追加され、走行中の列車のリアルタイム位置を首都圏+釜山の23路線で確認できるようになりました。「今どこ?」が見えるだけで、乗り換えの心理的負担がかなり減ります。

英語モードの注意点:英語表示にしても、一部のバス情報や案内文には韓国語が残ります。完璧な英語化ではなく「主要機能は英語で使える」くらいの期待値でいると、現地でストレスがありません。

NAVERマップとカカオマップのどちらを主軸にすべきかは、検索精度・レビュー・ナビ品質などを項目別に比べたNAVER地図とカカオマップの比較で深掘りしています。迷ったら「両方入れて、まずNAVER」でOKです。

地下鉄専用アプリは必要?

結論、必須ではありません。NAVERマップの経路検索で地下鉄は十分カバーできます。それでも路線図をじっくり眺めたい人には、英語・日本語UIでオフライン時刻表も見られるSubway Korea、乗り換えに便利な車両・ドア位置まで案内してくれるカカオ地下鉄という定番2つが今も現役です。なお韓国のカーナビ1位のTマップは英語版がなく、旅行者には不向きなので名前だけ覚えておけば十分です。

7. Papago+Google翻訳:言葉の壁はこの2つで消えます

🦜 Papago(パパゴ)

NAVERが作った翻訳アプリで、韓国語がからむ翻訳では世界最強クラス。テキスト・音声・カメラ(画像)・対話・手書き・オフラインの各モードを備え、約15言語に対応。すべて無料です。

日本語⇔韓国語が得意オフライン対応無料

日本人旅行者にとって特に朗報なのは、日本語と韓国語は語順がほぼ同じで、Papagoの日韓翻訳は全言語ペアの中でも最高精度の部類だということです。英語を経由する翻訳とは滑らかさが違い、長めの文章や微妙なニュアンスもかなり自然に伝わります。韓国語のスラングや慣用句、さらには敬語のオン/オフを切り替えるトグルまであり、NAVERの生成AI「HyperCLOVA X」ベースの品質改善も反映されています。

現地で使う3つのモード

モード使いどころ
カメラ翻訳メニュー・看板・商品ラベルにかざすだけ。韓国メニューのOCR精度が高く、「삼겹살」をきちんと「サムギョプサル(豚バラ)」と訳せるレベルです
対話モード画面を2分割して交互に話すモード。タクシーや薬局など、少し込み入った会話に
オフライン翻訳日韓の言語パックを事前ダウンロード。地下や電波の弱い場所の保険に

Google翻訳も一緒に入れておく理由

Google翻訳も2025年のGeminiベース刷新で品質が大きく上がり、イヤホンでのライブ通訳(韓国語を含む70以上の言語、2026年6月にグローバル展開)や韓国語のオフラインパックも使えます。結論はシンプルで、韓国語はPapago、それ以外の場面や多言語はGoogle翻訳、両方入れる。容量も知れているので、二刀流にしない理由がありません。

AIアプリは「説明」担当:ChatGPTなどのAIアプリは、逐語訳より「状況の説明」に向いています。たとえば食物アレルギーがある場合、「私は甲殻類アレルギーで、だしに使われていてもだめです。この料理は大丈夫か店員さんに聞く韓国語を作って」のように頼むと、単純な翻訳より正確に意図が伝わる文章を作ってくれます。

8. カカオトーク:韓国でLINEは通じません

💬 カカオトーク(카카오톡)

韓国の国民的メッセンジャー。国内シェアは約97%、月間利用者4,890万人(2025年)という、日本におけるLINEと完全に同じポジションです。逆に言えば、韓国でLINEを使っている人はほぼいません

日本語UI日本の番号で登録可無料

「メッセンジャーなんて旅行者に必要?」と思うかもしれませんが、実際には出番があります。韓国ではゲストハウスや小規模ツアー、レストランが予約確認や当日連絡をカカオトーク(またはカカオチャンネル)で送ってくるのが普通だからです。予約サイトに「カカオトークIDを教えてください」と書かれることも珍しくありません。LINEはそのまま日本の友人・家族との連絡用に残し、韓国用にカカオトークを1つ追加する、という感覚でOKです。

登録は日本の携帯番号で問題ありません。海外番号での登録は230の国・地域に対応しており、韓国の番号は不要です。

いちばん多い失敗=認証のタイミング:カカオトークの登録にはSMS認証が必要です。韓国のデータ専用eSIMに切り替えた後だと、日本の番号宛てのSMSが受け取りにくくなるケースがあるため、登録・認証は必ず日本にいるうちに済ませてください。また、空港で買う現地のプリペイドSIMの番号では、基本のチャット機能は使えても、カカオペイなどの高度な本人認証には通らないことがあります。旅行者は「日本の番号で登録した基本機能」だけで十分です。

韓国配車アプリ最大手カカオTのタクシー
韓国配車アプリ最大手カカオTのタクシー

9. タクシー:カカオT・k.ride・Uberの正しい使い分け

韓国のタクシー配車はカカオT一強(シェア約9割、月間利用者921万人・2025年8月)ですが、日本人旅行者にとっての最適解は少し違います。結論はこうです:メインはk.ride、保険にカカオTとUber。理由は「海外クレジットカード」の壁にあります。

k.rideカカオTUber
登録Google/Appleアカウント。電話番号不要日本の番号(+81のSMS)で可日本のUberアカウントそのまま
日本語UIが日英中対応+行き先や運転手チャットを約100言語に自動翻訳英語UI日本で使っている画面のまま
海外カードアプリ内自動決済OK登録が「Invalid card」で失敗しがち日本で登録済みのカードがそのまま使える
車の数カカオTと同じドライバー網最多ソウルは十分、地方は薄い

k.ride:旅行者向けの「公式の答え」

k.rideはカカオモビリティ自身が外国人向けに出した公式アプリです(2024年6月開始、2025年3月に日本・アメリカ・カナダ・台湾など12か国を追加対応)。呼べる車はカカオTとまったく同じなのに、電話番号なしで登録でき、海外カードのアプリ内決済が普通に通る。つまり「カカオTの旅行者向けの入り口」であり、2026年時点の観光客の正解はこれです。

カカオTを使うなら「Pay to Driver」

カカオT本体も日本の番号で登録はできますが、海外カードのアプリ内登録は2026年になっても失敗報告が絶えません。確実な回避策は、決済方法で「Pay to Driver(運転手に直接支払い)」を選ぶこと。配車だけアプリで行い、支払いは車内で現金・T-money・実物のクレジットカードで済ませる方式です。なおWise/Revolutのカードなら登録が通ったという報告も多いですが、あくまで体験談レベルと考えてください。

Uber:日本のアプリがそのまま動く安心感

Uberは2024年3月に韓国で「UT」からUberブランドに戻り、2025年5月に完全子会社化されました。最大の利点は日本で使っているUberアプリと登録済みカードがそのまま使えること。新規登録が一切不要です。ソウルでは台数も十分(2025年末時点でソウルのシェア7〜8%)ですが、釜山・仁川では待ち時間が長め、地方では手薄。料金はカカオT系よりやや高めの傾向です。

料金の目安と豆知識:ソウルのタクシー初乗りは4,800ウォン(2026年2月1日の値上げ以降この水準、深夜は割増あり。さらに5,500ウォンへの追加値上げも業界内で議論中だが本稿執筆時点で未確定)。日本よりだいぶ安く、2〜3人ならば地下鉄と比べても十分現実的な選択肢です。このほかソウル・仁川/金浦空港圏では、英語対応+海外カードOKで大型バンに強いTADAも動いています。

10. KTX・高速バスの予約:コレイルトークを使いこなす

🚆 コレイルトーク(Korail Talk)

韓国鉄道公社(KORAIL)の公式予約アプリ。KTX・ITXなどの切符をスマホで買え、日本語を含む多言語UI(英・中・日)に対応。外国人はパスポートとメールアドレスだけで会員登録でき、韓国の電話番号は不要です。

日本語UIパスポートで登録海外カードOK

会員登録(出発前推奨)

外国人会員としてパスポート番号とメールアドレスで登録します。名前のローマ字はパスポートの綴りと完全に同じにしてください。検札時にパスポートと照合されることがあります。

列車を検索して予約

予約窓口は出発1か月前にオープン。ソウル→釜山などの人気路線の週末は早めに押さえるのが安心です。

海外カードで決済

日本発行のVisa/Mastercardで決済できます。3Dセキュア(本人認証)を求められる場合があるので、カードアプリの認証設定を日本で確認しておきましょう。

アプリ側の登録がどうしてもうまくいかない場合は、ウェブ(korail.com/global/eng)から同じ予約ができます(旧letskorail.comはkorail.comに統合済み)。それも難しければ、ソウル駅には2024年7月から外国人優先窓口があります。

乗り放題のKORAIL PASSという選択肢

外国のパスポート保持者だけが買える鉄道乗り放題パスです。SRTは対象外、座席指定は1日2回までという条件つきですが、KTXで2〜3都市を回るなら簡単に元が取れます。購入はKORAILのグローバルサイトのほか、Klook・KKday・Trip.comでも可能です。

種類価格(大人・2026年時点)
2日(利用日を選べるフレックス)131,000ウォン
3日(連続)165,000ウォン
4日(フレックス)234,000ウォン
5日(連続)244,000ウォン

コレイルトーク以外の予約ルートも進化中

2026年4月にはKlookとKORAILの直接連携が始まり、Klookアプリからリアルタイムの空席確認・即時発券・モバイルバウチャーでのKTX乗車ができるようになりました。KORAILの会員登録も韓国の電話番号も不要で20以上の言語に対応するため、「コレイルトークの登録が面倒」という人への近道になっています。Trip.comでもKTXを予約でき、基本運賃+少額の手数料が明示され、出発2日前まで無料キャンセルが可能です。

もう一つの高速鉄道SRT(水西発。KORAILとは別会社でKORAIL PASS対象外)は、英文サイト(etk.srail.kr)で「Foreigner」を選べば海外カードで予約でき、アプリも2025年5月20日から英・中・日対応になりました。

高速バス・市外バス:2026年夏に大きな変化

長距離バスは長らく「オンライン予約は韓国のカードのみ」という壁がありましたが、2026年8月から高速バス(Kobus)、9月から市外バスのオンライン海外カード決済が始まる予定と発表されています(2026年7月1日発表。この記事の時点では「まもなく」の段階です)。現時点でも、Bustagoアプリと外国人専用のInterCity Busアプリ(2024年7月〜)は海外カードに対応しており、全国のターミナル窓口でもVisa/Mastercard/JCB/銀聯で買えます。またKlookは大手OTAで唯一、高速・市外バスのQR乗車券を販売しています。ティモニGO(T-money GO)は韓国のカード+韓国の番号が前提のため旅行者には使えません。鉄道・バスを含めた韓国国内の移動全体の組み立ては韓国の交通完全ガイドが便利です。

KTXやKORAIL PASSは、日本語で買えて日本円決済もできる予約サイト経由が結局いちばん手軽です。

🚄コレイルの公式サイトより手軽に予約したいなら、こちらの選択肢もあります:
* アフィリエイトリンク

11. 交通カード:T-money・Apple Wallet・気候同行カード

地下鉄とバスに乗るなら交通カードT-money(ティモニ)が必須です。そして日本人が一番勘違いしやすいのがここ。「Visaタッチみたいにクレカで改札を通れるでしょ」は、韓国では通用しません

改札にクレジットカードはタッチできません:ロンドンやシンガポールで普及したクレカのタッチ乗車(EMVオープンループ)は、2026年7月現在、韓国のどの改札にも導入されていません。ソウルのロードマップでは、バスが2025〜26年、地下鉄1〜8号線が2027年、完成は2030年の予定。今回の旅行では、T-moneyを用意するのが唯一の答えです。

実物T-moneyカード:いちばん確実な基本形

CU・GS25・セブンイレブン・emart24などのコンビニや駅の券売機で2,500ウォン(キャラクターデザインは3,000〜4,000ウォン)で買えます。チャージは現金が基本で1,000ウォン単位。使い残しの返金は、2万ウォン未満ならコンビニ(手数料500ウォン)、2万〜5万ウォンなら駅の顧客センターで対応しています。2026年3月17日からはソウル地下鉄273駅に新型券売機440台の設置が始まり、海外カード(Visa/Mastercard/JCB/銀聯/Amex)でのT-money購入・チャージができる駅が増えています。

iPhone派に朗報:Apple WalletにT-moneyが入りました

2025年7月22日から、Apple WalletにT-moneyを追加できるようになりました。iPhone XS以降・iOS 17.2以降が条件で、日本で買ったiPhoneでも問題なく使えます。エクスプレスモード対応なのでロック解除不要でタッチでき、バッテリーが切れても約5時間は改札を通れます。物理カードを買わずにスマホだけで地下鉄に乗れるのは大きな進化です。

ただしチャージに罠:Apple Wallet内での直接チャージは韓国発行カードのみです。海外カードでチャージしたい場合は、モバイルT-money(Mobile T-money)アプリに海外カードを登録してチャージする経路が2026年3月に開通しましたが、対応はMastercard・Amex・銀聯のみで、VisaとJCBは登録できず、手数料も約3.7〜4.5%かかります。日本のVisaしか持っていない人は、駅の新型券売機か現金チャージ、または次のWOWPASSが現実解です。なおAndroidはNFC搭載端末が必要で、海外リージョンのGalaxyのSamsung WalletにはT-moneyを載せられません。

WOWPASS:カード事情の不安を丸ごと解決する1枚

WOWPASSは外国人向けのプリペイドカードで、ウォンのプリペイド決済+T-money機能が1枚になっています。発行6,000ウォンで、仁川空港T1/T2・金浦・済州・主要地下鉄駅・釜山など約300台のキオスクで即時発行。日本円を含む16通貨の現金をそのままチャージでき(両替手数料なし・独自レート)、アプリからの海外カードチャージは手数料4%です。決済時は韓国国内カードとして処理されるため、海外カードが弾かれる店でも通るのが最大の強み。注意点は、T-money残高が決済残高とは別で現金チャージが必要なこと、ATM出金は手数料1,000ウォン、Apple Pay連携はないことです。似た系統では、好きなデザインで作れるプリペイドNAMANEカード(Rail+交通機能つき、KTX運賃の決済も可能)もありますが、旅行者への実用性はWOWPASSが一枚上です。

気候同行カード:ソウルに数日滞在して乗りまくるなら

ソウル専用の乗り放題パスです(新盆唐線・広域バス・空港バスは対象外)。旅行者向け短期券は1日5,000/2日8,000/3日10,000/5日15,000/7日20,000ウォン+実物カード代3,000ウォン(外国人は実物カードのみ)。基本運賃1,550ウォンで計算すると1日4回以上乗って元が取れる水準なので、ホテルを拠点にあちこち回る人向けです。30日券(62,000/65,000ウォン)もあります。T-moneyとどちらが得かの損益分岐は気候同行カードとT-moneyの比較で詳しく計算しています。

到着日の動き方:仁川空港に着いたら、両替よりも先にWOWPASSキオスクまたはコンビニでT-moneyを確保すると、その後の移動がスムーズです。空港からソウル市内への行き方の全パターンは仁川空港からソウルへの行き方にまとめています。

ソウル駅で待機するKTX-青龍高速列車
ソウル駅で待機するKTX-青龍高速列車

12. 決済のリアル:クレカ・Apple Pay・現金・そしてPayPay

韓国は世界有数のキャッシュレス社会で、有人店舗ならVisa/Mastercardの実物カードがほぼどこでも使えます。ただし細かい「日本人あるある」の落とし穴があるので、2026年7月時点の実情を整理します。

決済手段韓国での通用度
Visa / Mastercard(実物)有人店舗はほぼ全滅なし。これが主役
JCB明洞・百貨店・免税店など主要商圏ではOK。個人店では通らないことも。Visa/MCの併持が安全
Amex対応店が少なめ。メインにはしない
Apple Pay(日本のカード)NFC端末のある店のみ=体感1割程度。コンビニ・スターバックスなどチェーンカフェ・ファストフード・百貨店・大型マートはOK、個人食堂はほぼ不可
現金(ウォン)市場・屋台・一部の無人店やキオスクで必要。3万〜10万ウォンの現金を常備

2025年9月からの大ニュース:PayPayがソウルで使えます

日本人旅行者にとって近年最大の変化がこれです。2025年9月から、PayPayが韓国のカカオペイQR加盟店で使えるようになりました。対象はカカオペイのQR加盟店200万か所以上で、ソウルのタクシー約7万台でも決済OK。国際決済ネットワークAlipay+経由の仕組みで、日本で使っているPayPayアプリのバーコード/QRをそのまま提示・読み取りするだけ、決済は円換算で残高から引かれます。カフェや飲食店のレジに「kakao pay」のQRステッカーがあれば試す価値ありです。なお、カカオペイやネイバーペイそのものは韓国の銀行口座+本人認証が必要なため、短期旅行者は開設できません。「韓国のスマホ決済は使えないが、PayPayが裏口になった」というのが2026年の正確な状況です。

DCC(通貨選択)の罠:カード決済やATMで「JPYで決済しますか?」と聞かれたら、必ずKRW(ウォン)を選択してください。円建てを選ぶと3〜5%の隠れマークアップが上乗せされます。親切な提案に見えて、ただの手数料です。

タックスリファンド:2026年から大幅拡大

買い物の免税も2026年1月1日からルールが有利になりました。その場で税額が引かれる「即時還付」の上限が1回50万→100万ウォンに倍増、滞在ごとの合計は500万ウォンまで、最低購入額は3万→1万5,000ウォンに引き下げ。つまりコスメや食品のまとめ買い程度でも気軽に免税が受けられます。レジでパスポートを提示するだけ。事後還付の分は、Global Blueアプリ(バーコード提示・還付追跡)やTrip.PASSが便利で、仁川空港のキオスクは全還付事業者を1台でまとめてスキャンできます。

持ち物の結論:①Visa/Mastercardの実物カード2枚(別ブランドで)②現金3万〜10万ウォン ③PayPay ④(あれば)JCB。Apple Payは「使えたらラッキー」の補助と考え、実物カードは必ず携行してください。Google Walletは韓国に公式進出していませんが、海外カードなら同じNFC端末でタッチできる場合があります。

13. デリバリーと食堂予約:バエミンとCatchTable Global

韓国夜グルメの醍醐味、チキンの宅配やホテルでの「配達飯」。2026年はこれが日本人旅行者にも一気に開放されました。

🛵 配達の民族(배달의민족/バエミン)

韓国デリバリー圧倒的1位。2026年2月4日に日本語・英語・中国語での注文機能が正式リリースされ、メニュー閲覧から検索・決済・リアルタイム配達追跡までスマホの言語設定に合わせて表示されます。韓国の電話番号も外国人登録証も不要、海外カードはVisa/Mastercard/JCB/銀聯に対応。さらに2026年6月2日からは海外発行カードのApple Pay決済にも対応しました(韓国のデリバリーアプリで初)。

日本語UI韓国番号不要JCB・Apple Pay対応

住所はピンで指定

ホテル配達の定番は、地図でホテルの位置にピンを刺し、部屋番号ではなく「1階ロビー」を受け取り場所にする方法。備考に「Lobby pickup」と書けば十分伝わります。

注文して追跡

配達員の現在位置がリアルタイムで見えるので、近づいたらロビーに降りて受け取ります。チキン+ビールをホテルで、が最短で実現します。

競合のクーパンイーツは英語UIこそあるものの海外カードが弾かれがち(Wise/Revolutなら通る例あり)、ヨギヨは韓国語+本人認証の壁で旅行者には不向きです。ソウル中心部と釜山の一部では英語専用のShuttleという選択肢も残っています。なお、デリバリーを受け取りやすい立地・ホテル選びという意味ではソウルのおすすめ宿泊エリアも参考になります。

人気店の予約・行列は「CatchTable Global」

韓国のグルメ予約の標準インフラCatchTableの外国人専用版です。Google/Appleアカウント(メール)で登録でき、韓国の電話番号も韓国のIDも不要。UIは英語・日本語・中国語(簡体/繁体)に対応し、決済はVisa/Mastercard/Amex/JCBが使えます。ファインダイニングから話題の人気店まで数千店舗の予約とウェイティング(順番待ち登録)が可能です。一方、韓国人が使うウェイティングアプリ1位のTablingは韓国語+本人認証が前提のため、旅行者は事実上使えません(店頭の端末で直接登録できる店はあります)。「予約はCatchTable Global、当日の店探しはNAVERマップ(パスポート認証で予約も可)」が2026年の外国人の正解の組み合わせです。

店選びの情報源に注意:韓国ではGoogleマップのレビューは「観光客だけが書いている」状態で母数が偏っています。地元の評価を知りたければNAVERマップのレシート認証レビューが標準です。かつて定番だったグルメアプリMangoPlateは2023年にサービスを終了しているので、古い記事に注意してください。

ソウル・広蔵市場の屋台グルメ通り
ソウル・広蔵市場の屋台グルメ通り

14. 安全・公式アプリ:スマホが突然韓国語で鳴り出す理由

韓国滞在中、ある日突然ポケットのスマホがけたたましい警報音とともに韓国語の通知を表示することがあります。これは「災難文字(재난문자)」と呼ばれる政府の緊急速報で、日本のエリアメールと同じ仕組み。猛暑・大雨・行方不明者情報など幅広く配信され、現地のSIMやeSIMを使っていれば旅行者のスマホにも強制的に届きます。2024年2月からは主要な警報に英語キーワードが併記されるようになりましたが、本文は基本的に韓国語です。慌てずPapagoのカメラ翻訳にかければ内容はすぐわかります。

🚨 Emergency Ready App(行政安全部の公式アプリ)

この災難文字を英語・中国語・日本語に翻訳して表示してくれる政府公式アプリです。避難所マップや119(消防・救急)へのワンタッチ通報機能もあり、容量も軽いので入れておいて損はありません。

日本語対応無料政府公式

1330:24時間・日本語が通じる「人間のバックアップ」

アプリで解決できないトラブルの最終兵器が、韓国観光公社の観光通訳電話1330です(韓国国外からは+82-2-1330)。日本語・英語・中国語で24時間365日、電話とチャットに対応。道案内や観光案内はもちろん、タクシー運転手に電話を渡して通訳してもらうという使い方や、ぼったくりなど観光不便の申告もできます。「困ったら1330」と連絡先に登録しておくだけで、旅の安心感が変わります。

そのほか入れておくと役立つ公式系

韓国観光公社の公式アプリVISITKOREAはバージョン5.0で現在も活発に運営中です(ネット上の「サービス終了した」という情報は誤りなので惑わされないでください)。同じく観光公社のOdiiは主要観光地の無料音声ガイドアプリで、日本語音声で史跡の背景を聞きながら歩けます。春先(3〜5月)に旅行するなら、PM2.5・黄砂の予報が見られるエアコリア(AirKorea)やIQAirもチェックする価値があります。数値が悪い日はマスクと屋内観光への切り替えが賢明です。

VPNは不要です:韓国はGoogle・Instagram・YouTube・X などの遮断が一切ない国です。中国旅行の感覚でVPNを契約する必要はありません。

15. 予約スーパーアプリ:Klook・Trip.com・Creatrip

個別のチケットを現地で並んで買う時代は終わりつつあります。観光チケット・パス・交通をまとめて押さえるなら、この3つを目的別に使い分けるのが効率的です。

Klook

チケット・パス系の最強格。ソウルの主要観光地70か所以上に入れるディスカバーソウルパス、空港鉄道A’REXの割引QR(そのまま改札直行)、2026年4月からはKTXのリアルタイム予約、さらに高速・市外バスのQR乗車券まで。日本語UIと日本円表示に対応しています。

Trip.com

航空券+ホテル+KTXを1つのアプリで完結できるのが強み。25言語対応で日本語サポートも充実しており、旅程がアプリ内に自動でまとまるので、複数都市を回る旅行と相性抜群です。

Creatrip

日本語を含む多言語対応の韓国特化プラットフォーム。ヘアサロンや韓服レンタル、クリニックなど、「現地の今どき体験」の割引クーポンに強く、大手OTAとは違う品ぞろえが魅力です。

このほか、ツアーやK-popコンテンツに強いTrazyも英語圏の旅行者を中心に定番です。いずれも韓国の電話番号なし・海外カードで使えるため、「現地でしか買えない」ものはほとんどなくなりました。

ソウルの主要スポットを2〜3日で集中的に回る予定なら、入場料が実質まとめ買いになるディスカバーソウルパスを先に確保しておくと会計がシンプルになります。

🎟️施設ごとに個別料金を払うより1枚のパスにまとめたいなら、70以上の観光地が入るディスカバーソウルパスがあります:
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16. 全アプリまとめマトリックス+最終チェック

最後に、この記事で紹介したアプリを「日本語/英語で使えるか」「韓国の電話番号なしで使えるか」「海外カードが通るか」の3軸で一覧にまとめます。旅の途中で迷ったら、この表に戻ってきてください(2026年7月時点)。

アプリ主な用途日本語/英語韓国番号なしでOK?海外カード?
NAVERマップ地図・ナビ・店探し・予約日本語UIOK(予約はパスポート認証)予約・注文の決済OK
カカオマップバス・地下鉄リアルタイム英語UIOK不要(無料)
Papago翻訳(日韓最強)日本語UIOK不要(無料)
Google翻訳翻訳(多言語・通訳)日本語UIOK不要(無料)
カカオトーク連絡(宿・予約確認)日本語UI日本の番号で登録OK不要(無料)
k.rideタクシー(旅行者向け)日英中UI+自動翻訳OK(Google/Apple登録)アプリ内決済OK
カカオTタクシー(最大手)英語UI日本の番号で登録OK失敗多い → Pay to Driverで回避
Uberタクシー(ソウル中心)日本のアプリのままOK(既存アカウント)登録済みカードOK
TADAタクシー(大型バン)英語UIOKOK
コレイルトークKTX・鉄道予約日英中UIOK(パスポート+メール)Visa/MC OK(3Dセキュア)
SRTアプリSRT高速鉄道英中日UI(2025年5月〜)OK(Foreigner登録)英文サイト経由でOK
InterCity Bus / Bustago市外・高速バス外国人向け(英語中心)OKOK(2024年7月〜)
モバイルT-money交通カードのチャージ韓国語中心OKMC/Amex/銀聯のみ・Visa/JCB不可
WOWPASSプリペイド決済+T-money多言語キオスクOK(パスポート発行)現金チャージ推奨(カードは4%)
配達の民族フードデリバリー日本語UI(2026年2月〜)OKVisa/MC/JCB/銀聯+Apple Pay
CatchTable Globalレストラン予約・行列日本語UIOK(Google/Apple登録)Visa/MC/Amex/JCB
Klookチケット・パス・KTX・バス日本語UIOKOK
Trip.com航空券・ホテル・KTX日本語UIOKOK
Emergency Ready災害警報の翻訳・避難所日本語対応OK不要(無料)

最終チェックリスト:①eSIM設定済み ②e-Arrival Card提出済み ③カカオトーク認証済み ④NAVERマップにホテルを保存 ⑤k.rideにカード登録 ⑥Visa/MC実物カード+現金の用意。この6つが揃っていれば、韓国のどこへ行っても「スマホが使えなくて詰む」ことはありません。

アプリの準備が整ったら、次は旅そのものの設計です。韓国旅行の全体像・モデルルート・都市の選び方は韓国旅行完全ガイドが出発点として最適です。初めてのソウルならソウル3日間モデルコースで動線の完成形をチェックし、いつ行くか迷っているなら韓国旅行のベストシーズンガイドで季節ごとの狙い目を確認してください。KTXの予約に慣れたら、2都市目として釜山旅行ガイドに足を延ばすのもおすすめです。良い旅を!

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よくある質問(FAQ)

Q. 韓国でGoogleマップは使えますか?
車のナビと徒歩の道案内は使えません(2026年7月時点)。2026年2月に地図データ搬出が条件付き承認されましたが、実際のサービス開始はまだ先で、フルサービスまで6〜12か月以上かかる見込みです。地図はNAVERマップ(日本語UIあり)を使ってください。
Q. NAVERマップとカカオマップ、どちらを入れるべきですか?
まずNAVERマップです。日本語UI・予約機能・レビューの充実度で旅行者向きです。カカオマップはバスのリアルタイム位置と混雑度、走行中の列車位置が見られる「超精密地下鉄」が強いので、余裕があれば両方入れてバス用のサブにするのが定番です。
Q. 韓国でLINEは使えますか?カカオトークは必須ですか?
LINEアプリ自体は動きますが、韓国でLINEを使っている人がほぼいません(カカオトークのシェア約97%)。ゲストハウスやツアー、飲食店の予約連絡はカカオトークで届くことが多いため、日本の電話番号で出発前に登録しておくのがおすすめです。
Q. 韓国でUberは使えますか?
使えます。日本で使っているUberアプリと登録済みのカードがそのまま有効で、新規登録は不要です。ソウルでは台数も十分ですが、地方都市では車が少ないため、旅行者向けのk.ride(カカオ系・海外カードOK)と併用すると安心です。
Q. カカオTは韓国の電話番号がなくても使えますか?
使えます。日本の番号(+81)のSMS認証で登録可能です。ただし海外カードのアプリ内登録は失敗しやすいため、決済は「Pay to Driver(運転手に直接支払い)」を選び、車内で現金・T-money・実物カードで支払うのが確実です。
Q. タクシー代は日本のクレジットカードで払えますか?
払えます。韓国のタクシーは車内のカード端末でVisa/Mastercardの実物カードが使えます。アプリ内決済にしたい場合はk.ride(海外カード登録OK)が確実です。また2025年9月からは、ソウルの約7万台のタクシーでPayPayも使えるようになりました。
Q. PapagoとGoogle翻訳はどちらがいいですか?
韓国語がからむ翻訳はPapagoが上です。特に日本語⇔韓国語は語順が近いこともあり、全言語ペアの中でも最高水準の自然さです。多言語対応やイヤホンのライブ通訳はGoogle翻訳が便利なので、両方入れて使い分けるのが正解です。
Q. KTXの切符は日本のカードで予約できますか?
できます。公式アプリのコレイルトーク(日本語UI)にパスポートとメールアドレスで登録し、Visa/Mastercardで決済できます(3Dセキュア認証を求められる場合あり)。登録が面倒ならKlookのKTXリアルタイム予約やTrip.comでも購入できます。
Q. 地下鉄の改札に日本のVisaタッチ(クレカ)をかざして乗れますか?
乗れません。クレカのタッチ乗車(EMVオープンループ)は2026年7月現在、韓国のどの改札にも導入されていません。T-moneyカードを買うか、iPhoneならApple WalletにT-moneyを追加してください。
Q. iPhoneでT-moneyは使えますか?
使えます。2025年7月からApple WalletにT-moneyを追加できるようになりました(iPhone XS以降・iOS 17.2以降、日本で購入したiPhoneもOK)。ただしWallet内での直接チャージは韓国のカードのみなので、海外カード派はモバイルT-moneyアプリ(MC/Amex/銀聯のみ対応)や駅の新型券売機、現金チャージを併用してください。
Q. 気候同行カードは買う価値がありますか?
ソウルの地下鉄・バスに1日4回以上乗るなら元が取れます(基本運賃1,550ウォン基準)。旅行者向けに1日5,000ウォン〜7日20,000ウォンの短期券があり、実物カード代3,000ウォンが別途必要です。乗る回数が少ない日程ならT-moneyのままが得です。
Q. 配達アプリ(出前)は外国人でも使えますか?
使えます。最大手の配達の民族(バエミン)が2026年2月から日本語注文に対応し、韓国の電話番号なし・海外カード(Visa/MC/JCB/銀聯)で注文できます。2026年6月からは海外発行カードのApple Payにも対応しました。ホテル受け取りはピンを刺してロビー指定が定番です。
Q. 人気レストランの予約やウェイティングはどうすればいいですか?
外国人はCatchTable Global(日本語UI・メール登録・JCB対応)が基本です。あわせてNAVERマップもパスポート認証すれば予約機能が使えます。韓国人の定番アプリTablingは韓国語と本人認証が必要なため、旅行者はほぼ使えません。
Q. e-Arrival Cardとは何ですか?K-ETAは必要ですか?
e-Arrival Cardは2026年1月から義務化された電子入国カードで、到着72時間前からe-arrivalcard.go.krで無料提出します。一方K-ETAは、日本のパスポートなら2026年12月31日まで免除中です。「K-ETAは不要でも、e-Arrival Cardは必要」と覚えてください。
Q. 韓国旅行にVPNは必要ですか?
不要です。韓国ではGoogle・Instagram・YouTube・LINEなどへのアクセス制限が一切なく、日本と同じようにインターネットが使えます。
Q. フリーWi-Fiだけで旅行できますか?
おすすめしません。地図の経路検索・タクシー配車・翻訳・災害警報の受信はすべて移動中の通信が前提です。バス停や路上ではWi-Fiが届かないため、eSIMなどで常時接続を確保するのが2026年の韓国旅行の大前提です。

韓国旅行の全体プランづくりは、韓国完全ガイドからどうぞ →

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画像: Photo: Marc Smith, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons. · Photo: Arne Müseler / arne-mueseler.com, CC BY-SA 3.0 DE, via Wikimedia Commons. · Photo: LERK, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons. · Photo: Rickinasia, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons. · Photo: 생각하는 나무, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons. · Photo: Republic of Korea (Korea.net), CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons.