昌徳宮 後苑の予約と料金:日本語回は週3日13時30分の1回だけ
昌徳宮は殿閣と後苑でチケットが別々で、後苑は決まった時刻にしか入れません。言語別の回の時刻、予約が開く時間、年齢と国籍で変わる料金、いま入れない区域を公式告知どおりにまとめました。
| チケットは2枚 | 殿閣観覧3,000ウォンと後苑観覧5,000ウォンを別々に買います。後苑だけを買うことはできません。 |
|---|---|
| 後苑は時間指定 | 1回の定員が100名で、インターネット50名と当日窓口50名に分かれます。当日分は午前9時から売り出します。 |
| 日本語回 | 水曜・金曜・日曜の13時30分、1日1回だけです。行く曜日がこれで決まります。 |
| 予約が開く時刻 | 観覧日を除いた6日前の午前10時から前日までです。販売は宮陵遺跡本部の統合予約を経由した別の予約システムで行います。 |
| いま入れない所 | 後苑の最奥にある玉流川が補修のため閉鎖中です。公式の所要時間も70分に変わっています。 |
| 休館日 | 月曜日です。景福宮が火曜なので取り違えやすいところです。 |
1. チケットを2枚買います
2. 後苑は決まった時刻にしか入れません
3. 日本語回は水曜・金曜・日曜の13時30分だけです
4. 予約は観覧日の6日前、午前10時に開きます
5. 料金は年齢と国籍で変わります
6. 無料対象は殿閣が22項目、後苑は3つだけです
7. 何度も使える観覧券は4種、後苑はすべて対象外です
8. 玉流川はいま入れません
9. 後苑で実際に見るところ
10. 殿閣区域で見る9か所
11. 宮の中に国家指定遺産が25件あります
12. 韓服を着ると殿閣が無料になります
13. 月光紀行は外国人回の販売サイトが別です
14. 休館日は月曜日です
15. 行き方と昌慶宮へ抜ける門
16. ベビーカーと車椅子、持ち込めないもの
17. 一日をどう組むか
昌徳宮はソウルの四大宮のうち唯一ユネスコ世界遺産に登録されている宮です。ただ観覧の仕組みが景福宮とはまるで違います。チケットを2枚買う必要があり、裏手の庭園である後苑には好きな時刻に入ることができません。

1. チケットを2枚買います
昌徳宮は1枚のチケットでは全部を見られません。敷地が大きく2つに分かれていて、それぞれ別のチケットになっています。
| 区域 | 何があるか | 観覧の仕方 | 大人料金 |
|---|---|---|---|
| 殿閣区域 | 敦化門、仁政殿、宣政殿、熙政堂、大造殿、楽善斎などの建物 | 自由観覧。人数制限も予約もありません。 | 3,000ウォン |
| 後苑 | 芙蓉池、愛蓮池、演慶堂、観纜池といった王室の庭園 | 時間指定の制限観覧です。 | 5,000ウォン |
公式の料金案内に「後苑観覧の際は殿閣観覧券も必ず購入すること」と書かれています。後苑だけ見たくても殿閣観覧券を一緒に買う必要があります。ですから満19歳から64歳の外国人が両方見ると3,000ウォン+5,000ウォンで8,000ウォンになります。
なぜ後苑だけ制限があるのか
公式の理由は国家遺産の保護と生態系の保護です。後苑は森と池と東屋でできていて、土の道と坂が続きます。人が集まると地盤と植生が傷むため、一度に入る人数を100名に抑えています。
解説は必ず聞かないといけませんか
いいえ。回に合わせて入場したあとは、解説員について回る方法と、開放区域を自分で歩く方法のどちらかを選べます。決まっているのは入場時刻だけです。時刻を過ぎて着くと入場も払い戻しもできません。
順番。先に後苑の回を押さえて、その前後に殿閣区域を入れる方が組みやすいです。殿閣には時刻の縛りがありません。
2. 後苑は決まった時刻にしか入れません
後苑への入場は後苑入口地図に集まって回ごとに行われます。公式案内の数字はこうです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 集合場所 | 後苑入口 |
| 宮の入口からの所要時間 | 金虎門から徒歩15分以上 |
| 入場の締切 | 予約者は回の開始15分前までに敦化門(正門)から入る必要があります |
| 1回の定員 | 100名(インターネット50名+当日窓口50名) |
| 所要時間 | 約70分 |
| 遅刻 | 入場時刻を過ぎると入場も払い戻しもできません |
この15分という数字を軽く見ないでください。敦化門から入って仁政殿と熙政堂を見てから後苑入口まで行くと、歩く時間だけで20分近くかかります。予約サイトは回の開始15分前までに敦化門(正門)から入るよう案内しています。これは最低ラインなので、10時の回なら9時30分には宮の中にいる方が安全です。
当日の窓口分が半分あります
インターネットが売り切れていてもその日に入れないわけではありません。回ごとに50席が当日の午前9時から窓口で売られます。ただし公式案内が4月・5月と10月・11月はインターネット分も当日分も非常に早く売り切れると書き添えています。この時期に当日分を狙うなら開門の9時に窓口にいる必要があります。
最終回は日没で動きます
公式案内に「後苑の最終観覧時間は日没時刻によって変更されることがある」とあります。日が短い時期には午後4時の回がそもそも出ません。遅い回を取るつもりなら、予約画面にその時刻が実際に出ているか確認してください。
3. 日本語回は水曜・金曜・日曜の13時30分だけです
後苑の回は言語ごとに割り当てられています。日本語回は曜日まで決まっていて、1日1回しかありません。
| 言語 | 曜日 | 時刻 | 1日の回数 |
|---|---|---|---|
| 日本語 | 水曜・金曜・日曜 | 13:30 | 1回 |
| 英語 | 火曜から日曜 | 10:30 / 11:30 / 14:30 / 15:30 | 4回(3月から11月) |
| 中国語 | 火曜・木曜・土曜 | 12:30 | 1回 |
| 韓国語 | 火曜から日曜 | 10時から16時まで毎正時 | 7回 |
つまり日本語の解説で後苑を回れるのは週に3日、しかも午後1時半だけです。ソウル滞在が火曜と木曜と土曜に重なる日程だと、日本語回は一度も来ません。昌徳宮の後苑を日本語で見たいなら、旅程の曜日を先に決める話になります。
回が合わないときの選び方
- 英語が分かるなら英語回が1日4回あります。ただし12月から2月は英語回そのものがありません。
- 韓国語回にも外国人は入れます。制限がかかっているのは逆方向で、外国語回に韓国人が入れないという規定です。入場後に自分で歩く選択ができるので、解説を聞かずに庭園だけ見るなら韓国語回でも問題ありません。
外国語回に韓国人は入れません
公式案内にこうあります。外国人観覧時間には韓国人の入場と解説ツアー参加ができず、外国人の同伴者がいる場合に限り韓国人は最大2名まで入場できます。
韓国の友人と一緒に行くなら日本語回に入れるのは2名までだと覚えておいてください。この規定は殿閣区域の外国語解説にも同じように適用されます。
殿閣の無料解説は予約が要りません
集合は仁政門の向かい側にある護衛庁の前で、所要は約50分です。
| 言語 | 曜日 | 時刻 |
|---|---|---|
| 日本語 | 水曜・金曜・日曜 | 11:00 |
| 英語 | 火曜から日曜 | 10:15 / 13:15 |
| 中国語 | 火曜・木曜・土曜 | 10:00 |
| 韓国語 | 火曜から日曜 | 09:30 / 11:30 / 13:30 / 15:30 / 16:30(3月から10月) |
日本語の殿閣解説11時と後苑の日本語回13時30分は同じ曜日です。水曜・金曜・日曜に行けば、午前に殿閣を日本語で聞いて、昼をはさんで後苑に入るという組み方ができます。

4. 予約は観覧日の6日前、午前10時に開きます
まず間違えやすいのがどこで買うかです。決済は昌徳宮の公式サイトでは行いません。宮陵遺跡本部の統合予約を経由して別の予約システムに渡されます。検索して出てくる古い案内には、庁の再編前のアドレスをそのまま載せているものが少なくありません。
予約の決まり
| 項目 | 後苑観覧 | 殿閣観覧 |
|---|---|---|
| 予約期間 | 観覧日を除いた6日前の午前10時から前日まで | 同じ |
| 予約人数 | 観覧日ごとに1日1回、最大10名 | 制限なし |
| 当日窓口 | 午前9時から、回ごとに50名 | いつでも購入可 |
| 決済 | クレジットカード。締切までに決済しないと自動取消 | 同じ |
取消の違約金は時刻で分かれます
| いつ取り消すか | 後苑観覧 | 殿閣観覧 |
|---|---|---|
| 違約金なし | 回の開始時刻の2時間前まで | 入場締切時刻の2時間前まで |
| 違約金10% | 開始2時間前から開始時刻まで | 締切2時間前から締切時刻まで |
| 取消不可 | 開始時刻以降 | 入場締切時刻以降 |
後苑を予約しても殿閣券が別に要ります
公式の統合予約画面に「殿閣観覧の予約必須」と付いています。後苑だけ決済して行き、窓口でもう一度並ぶことになるのはここが原因です。ただし例外があります。殿閣の無料対象者と割引対象者、そして宮廷統合観覧券の所持者は、殿閣の予約なしで証明書を持参すれば入れます。
無料対象者もいったん決済します
後苑の無料と割引の券種が予約画面にありません。公式案内はいったん定価で予約し、当日の入場時刻の15分前までに証明を提示して払い戻しを受けるよう案内しています。当日の手続きが一つ増えるので早めに着いてください。
5. 料金は年齢と国籍で変わります
公式の料金表をそのまま写すとこうなります。
| 区分 | 対象 | 個人 | 団体(10名以上) |
|---|---|---|---|
| 殿閣観覧 | 外国人は満19歳から64歳(韓国人は満25歳から64歳) | 3,000ウォン | 2,400ウォン |
| 後苑観覧 大人 | 満19歳から64歳 | 5,000ウォン | 団体割引なし |
| 後苑観覧 シニア | 満65歳以上 | 5,000ウォン | 団体割引なし |
| 後苑観覧 小人 | 満7歳から18歳 | 2,500ウォン | 団体割引なし |
この表の2つがあまり知られていません。満65歳以上は殿閣が無料なのに後苑は5,000ウォンをそのまま払います。シニアという区分はありますが金額は大人と同じです。もう一つ、満7歳から18歳の後苑は2,500ウォンです。多くの案内が後苑を5,000ウォンの一行だけで済ませています。
実際に払う金額
| 誰が | 殿閣 | 後苑 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 外国人 満19歳から64歳 | 3,000 | 5,000 | 8,000ウォン |
| 外国人 満7歳から18歳 | 無料 | 2,500 | 2,500ウォン |
| 外国人 満65歳以上 | 無料 | 5,000 | 5,000ウォン |
| 韓国人 満25歳から64歳 | 3,000 | 5,000 | 8,000ウォン |
| 韓国人 満19歳から24歳 | 無料 | 5,000 | 5,000ウォン |
| 満6歳以下 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料になる年齢が国籍で違います。外国人は満18歳まで、韓国人は満24歳までです。6歳ぶんの差がパスポートで決まります。大学生の年齢で来られる方は、この差で殿閣が有料になります。
鍾路区民は半額です
宮や陵のある基礎自治体の住民は身分証を提示すると観覧料が50%引きになります。昌徳宮の場合は鍾路区民です。割引の重複はできません。
6. 無料対象は殿閣が22項目、後苑は3つだけです
宮陵遺跡本部の無料観覧対象者リストはかなり長く、項目を数えると22あります。
満24歳以下と満65歳以上の韓国人、満18歳以下と満65歳以上の外国人、多子女カードを持つ親、妊産婦と保護者1名、国賓と外交使節団、国公立機関で療養中の傷痍軍警、公務で出入りする人と韓服を着た人、児童生徒を引率する教員、登録障害者と重度障害者の保護者1名、独立有功者と愛国志士、国家有功者、報勲補償対象者、5・18民主有功者と特殊任務有功者と参戦有功者、枯葉剤後遺症等外者、観光通訳案内士と文化観光解説士の資格証を付けて団体を引率する人、孝行優秀者、基礎生活受給者、次上位階層、兵役名門家証の所持者と軍服を着た現役軍人、国家無形遺産の保有者と伝授教育助教、国家遺産委員と専門委員、その他機関長が認めた人です。
ところが後苑は別規定です
同じページの下にこう書かれています。「昌徳宮 後苑観覧の無料対象者: 満6歳以下、有功者(韓国人)、障害者(韓国人)」
| 対象 | 殿閣 | 後苑 |
|---|---|---|
| 満6歳以下 | 無料 | 無料 |
| 韓国人の有功者・障害者 | 無料 | 無料 |
| 満65歳以上 | 無料 | 5,000ウォン |
| 韓服着用者 | 無料 | 定価 |
| 外国人の有功者・障害者 | 無料 | 定価 |
| 妊産婦、教員、案内士 | 無料 | 定価 |
有功者と障害者の無料が韓国人に限定されている点に注意してください。外国人の旅行者にとって後苑の無料は満6歳以下の一つだけです。障害者手帳をお持ちの方も後苑は定価になります。
文化の日も後苑は対象外です
毎月最終水曜日の「文化のある日」は宮が無料開放されます。公式案内には「(昌徳宮 後苑を除く)」という括弧が付いています。その日は殿閣が無料で、無料なので予約自体ができず、後苑は5,000ウォンのままです。
7. 何度も使える観覧券は4種、後苑はすべて対象外です
殿閣観覧券と後苑観覧券のほかに、何度も使える券や複数の宮をまとめた券が4種類あります。料金表の特別券の項目をそのまま写すとこうです。
| 観覧券 | 価格 | 使い方 | 昌徳宮 後苑 |
|---|---|---|---|
| 宮廷統合観覧券 | 6,000ウォン | 購入日から6か月以内に四大宮と宗廟を1回ずつ | 対象外 |
| 常時観覧券 | 景福宮と昌徳宮で30,000ウォン | 1か月間いつでも。写真1枚を提出 | 対象外 |
| 昼休み観覧券 | 景福宮と昌徳宮で5,000ウォン | 3か月間10回、12時から14時のみ | 対象外 |
| 時間制観覧券 | 30,000ウォンから | 1年間、昼休みのみ | 昌徳宮は対象外 |
統合観覧券は6,000ウォンで景福宮・昌徳宮・徳寿宮・昌慶宮・宗廟を1回ずつ見られる券です。個別に買うと3,000+3,000+1,000+1,000+1,000で9,000ウォンなので3,000ウォン得します。四大宮と宗廟の窓口で買えて、払い戻しは購入した宮でのみ、1枚でも切り取ると払い戻しできません。
ただしこの券で後苑に入ることはできません。統合券の案内にも、後苑を見たいなら6日前のオンライン予約か当日購入を別にするよう書かれています。代わりに統合券の所持者は殿閣の予約が不要になります。
計算。ソウルで宮を2か所以上回るなら統合観覧券が得です。昌徳宮だけなら統合券は不要で、殿閣3,000ウォンと後苑5,000ウォンで足ります。

8. 玉流川はいま入れません
後苑の観覧コースを紹介する記事はたいてい芙蓉池から始まり、愛蓮池・演慶堂・観纜池を過ぎて最奥の玉流川で終わると書きます。所要90分、距離2.5kmという数字も一緒に載っています。
いまはそうではありません。宮陵遺跡本部の昌徳宮 定期解説ページにこう付いています。
「所要時間 約70分、玉流川地域は国家遺産の補修整備のため未開放(別途告知まで)」
同じサイトの観覧コース地図には玉流川がいまも14番の地点として描かれています。地図と解説案内が食い違っています。実際の基準は解説ページの方で、所要時間が90分から70分に減っているのがその裏づけです。
玉流川はどんな場所か
後苑の北側、いちばん奥の谷です。1636年に仁祖が岩を削り、その上に溝を掘って小さな滝を作りました。逍遥岩と逍遥亭、太極亭、清漪亭、籠山亭がこの一帯に集まっています。後苑の中でも最も遠く、歩いて入るだけで時間がかかります。
気候によっても外れます
補修整備とは別に、玉流川はもともと外れる時期があります。寒波の厳しい12月から2月と、猛暑の7月・8月は観覧客の安全のため動線を縮めて運営し、そのとき所要が70分になって玉流川が外れます。
つまり玉流川を見られるのはもともと春と秋に限られていて、いまはその上に補修整備で閉まっています。再開の時期は公式に「別途告知まで」としか書かれていません。
9. 後苑で実際に見るところ
公式の観覧コースは後苑の中に5つの地点を置いています。玉流川を除いた4つがいま見られる場所です。
芙蓉池と宙合楼
芙蓉池地図は四角い池で、広さは千平方メートルほどです。池の南側に芙蓉亭が足を水に浸すように建ち、北の丘の上に宙合楼があります。1776年に正祖が即位して、この一帯に宙合楼と王立図書館の奎章閣を建てました。後苑観覧の最初の地点です。芙蓉亭と宙合楼はそれぞれ宝物に指定されています。
愛蓮池と倚斗閤
芙蓉池から丘を一つ越えると愛蓮池地図 が現れます。石を一つ丸ごと削って作った不老門をくぐって入ります。池の北側に愛蓮亭があります。
観纜池と4つの東屋
後苑で東屋がいちばん集まっている場所です。朝鮮半島の形に似た池のまわりに観纜亭、尊徳亭、勝在亭、砭愚榭が散らばっています。観纜亭は扇形の平面で、宮殿の東屋としては珍しい形です。尊徳亭は屋根が二重になっています。
演慶堂
演慶堂地図は宮の中にありながら士大夫の住まいを模して建てられた建物です。1827年に孝明世子が父の純祖に尊号を奉る儀礼のために建てました。丹青を施していないので宮殿の建物に見えません。母屋と舎廊が分かれ、庭が広く取られています。宝物に指定されています。
靴。後苑は平地と坂が混ざっていて、土の道と石の道が続きます。公式のバリアフリー案内も急な坂の区間があると書いています。ヒールは避けてください。

10. 殿閣区域で見る9か所
公式の観覧コースは殿閣区域に9つの地点を置いています。予約が要らず人数制限もないので時刻に縛られません。
| 地点 | 何か | 指定 |
|---|---|---|
| 敦化門 | 昌徳宮の正門。宮殿の正門としては韓国で最も古い木造建築です | 宝物 |
| 仁政殿 | 正殿。即位式と国家行事を行った場所です | 国宝 |
| 宣政殿 | 便殿。王が臣下と政務を執った場所です。現存する宮殿建築で唯一の青瓦屋根です | 宝物 |
| 熙政堂 | 便殿から接見室になりました。1917年の火災のあと建て直しています | 宝物 |
| 大造殿 | 寝殿。付属の興福軒で1910年の韓国併合が決められました | 宝物 |
| 誠正閣 | 世子が学んだ場所です | 史跡の内 |
| 闕内各司 | 宮の中にあった官庁の区域です | 史跡の内 |
| 旧 璿源殿 | 歴代の王の肖像を祀った場所です | 宝物 |
| 楽善斎 | 1847年に憲宗が建てました。戦後は大韓帝国最後の皇室家族がここで暮らし世を去りました | 宝物 |
動線は敦化門地図から始まり、錦川橋を渡って進善門を過ぎ仁政殿地図に入り、宣政殿・熙政堂・大造殿を経て楽善斎地図へ出ます。
深掘り解説は予約制です
| 区域 | 曜日 | 時刻 | 予約 |
|---|---|---|---|
| 闕内各司 | 金曜・土曜・日曜 | 10:30 | 観覧日を除いた8日前の0時から解説開始30分前まで |
| 楽善斎 | 金曜・土曜・日曜 | 14:30 | 同じ |
どちらも真夏は運営を止めます。7月下旬から8月末までが猛暑期の中断期間です。解説は韓国語で行われます。


11. 宮の中に国家指定遺産が25件あります
国家遺産ポータルで昌徳宮の名が付く指定遺産を数えると25件出てきます。宮そのものが史跡で、その中の建物と樹木と絵が別々に指定されています。
| 等級 | 件数 | 何か |
|---|---|---|
| 国宝 | 2 | 仁政殿、摛文院 測雨台 |
| 宝物 | 12 | 敦化門、仁政門、宣政殿、熙政堂、大造殿、璿源殿、測雨台、錦川橋、芙蓉亭、楽善斎、宙合楼、演慶堂 |
| 史跡 | 1 | 昌徳宮の全体 |
| 天然記念物 | 4 | ビャクシン、サルナシ、クワ、エンジュの群 |
| 国家登録文化遺産 | 6 | 熙政堂・大造殿・景薫閣に掛かる大型壁画6点 |
後苑側の指定遺産は3件です
宝物12件のうち後苑の中にあるのは芙蓉亭、宙合楼、演慶堂です。残りは殿閣区域にあります。殿閣券3,000ウォンだけで国宝1件と宝物9件が見られるということです。
樹木4件も指定遺産です
天然記念物の4件は生きている樹木です。ビャクシン、サルナシ、クワ、そしてエンジュを何本かまとめた群です。エンジュの群は敦化門の内側にあるので殿閣券だけで見られます。
大造殿と熙政堂の壁画
国家登録文化遺産の6件はすべて宮の中に掛かる絵です。1917年の大火で寝殿区域が焼けたあと建て直す際に、当時の画家たちが描いた大型の壁画です。建物の中にあるので一般観覧では近くで見にくく、楽善斎の深掘り解説などで説明を聞くことになります。



12. 韓服を着ると殿閣が無料になります
韓服着用者は宮の無料観覧対象です。ただし殿閣だけが無料で、後苑は定価です。そして認定の基準が思ったより細かく決まっています。宮陵遺跡本部が韓服無料観覧ガイドラインを別に出しています。
| 認められます | 認められません |
|---|---|
| 伝統韓服も生活韓服も対象 | トゥルマギだけを羽織った場合 |
| 合わせ襟のチョゴリ+スカートまたはズボン | Tシャツ型の生活韓服チョゴリ |
| コルム(紐)のないチョゴリ | ジーンズにチョゴリだけ |
| ファスナーで留める韓服ズボン(サポクの形なら可) | 韓服の下衣にTシャツ |
| テニム(足首の紐)のない韓服ズボン | チョゴリのないワンピース型韓服 |
| チョゴリ+腰スカート(チョゴリが腰まで届くこと) | |
| 夏のモシ(苧麻)の韓服 |
要点は一つです。合わせ襟のチョゴリと下衣を揃えて着ること。いまレンタル店で多いワンピース型の韓服とTシャツ型のチョゴリがここで引っかかります。借りるときに形を確認してください。
外国人も対象です
ガイドラインの問答に「韓服着用者無料観覧の趣旨は韓服の大衆化と世界化なので、内外国人に関係なく無料観覧の対象と認めます」とあります。国籍を問わない数少ない項目です。
宮の品格に合う韓服を勧めるという文言も添えられていて、過度な露出は禁止されています。

13. 月光紀行は外国人回の販売サイトが別です
昌徳宮 月光紀行は夜に宮を開けるプログラムです。青紗提灯を持って解説員と歩きます。上半期と下半期に分けて開かれ、木曜から日曜に運営します。
どう回るか
錦川橋を渡り、照明の入った仁政殿を見て、楽善斎の上凉亭で大笒(テグム)の演奏を聴きます。それから後苑に入り、芙蓉池で朝鮮王室の行列を再現した出演者と写真を撮り、演慶堂で国楽の合奏を聴きながら伝統の茶菓をいただきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営 | 1日6回。1部3回と2部3回に分かれ、5分間隔で出発します |
| 1回の人数 | 28名 |
| 料金 | 1人30,000ウォン |
| 韓国人の予約 | 抽選制。国内の予約サイトでアカウントごとに1回応募し、当選者だけが最大2名まで予約します |
| 残席 | 当選者の予約が終わったあと先着順で放出されます |
外国人専用回はクリエイトリップで売ります
英語・中国語・日本語で進行する外国人専用回が別にあります。期間中4日だけの運営で、販売サイトはクリエイトリップです。申し込みは先着順で、抽選はありません。
まとめると韓国人は国内サイトで抽選、外国人はクリエイトリップで先着順です。同じプログラムなのに申し込む場所も方式も違います。韓国の友人と一緒に行きたいなら、どちらの経路で申し込むかを先に決めてください。
回と応募期間は毎回変わります。宮陵遺跡本部と国家遺産振興院のサイトに告知が出ます。問い合わせは1522-2295です。
14. 休館日は月曜日です
宮ごとに休む曜日が違います。これで空振りする人が絶えません。
| 休む曜日 | どこ |
|---|---|
| 月曜日 | 昌徳宮、昌慶宮、徳寿宮、朝鮮王陵、崇礼門 |
| 火曜日 | 景福宮、宗廟、七宮 |
定期休日が祝日や振替休日と重なるとその日は開き、その次の最初の平日が休館日になります。連休の終わりに行くつもりならこの規定を確認してください。
公式サイトの中でも食い違っています。宮陵遺跡本部の昌徳宮ページのサイド案内に「休館日 毎週火曜日」と出ています。同じサイトの観覧時間の表と宮・陵観覧規定 第3条の2には昌徳宮が月曜と書かれています。月曜が正しいです。
観覧時間は年に3回変わります
| 時期 | 観覧時間 | 入場締切 |
|---|---|---|
| 2月から5月、9月と10月 | 09:00〜18:00 | 17:00 |
| 6月から8月 | 09:00〜18:30 | 17:30 |
| 11月から1月 | 09:00〜17:30 | 16:30 |
冬は閉まる時刻が1時間早くなります。後苑の遅い回もこれに合わせて減ります。
15. 行き方と昌慶宮へ抜ける門
昌徳宮地図の住所はソウル鍾路区栗谷路99です。電話は02-3668-2300です。
| 手段 | 内容 |
|---|---|
| 地下鉄 | 3号線安国駅地図3番出口から徒歩5分 |
| 地下鉄 | 1・3・5号線 鍾路3街駅7番出口から徒歩10分 |
| バス | ソウル敦化門国楽堂で下車。幹線109・151・162・171・172・272・710 / 支線7025 |
| 車 | 駐車場がありません。公式案内も公共交通機関を勧めています |
咸陽門で昌慶宮とつながっています
昌徳宮と昌慶宮地図の間に咸陽門があります。昌徳宮から入って咸陽門を抜けて昌慶宮へ行けますし、逆方向もできます。二つの宮はもともと塀なしで接していて、あわせて東闕と呼ばれていました。
- 咸陽門の窓口で入場券を買ってから通ります。
- 再入場はできません。昌慶宮へ抜けると昌徳宮には戻れません。
- 咸陽門が閉まる時刻は昌徳宮の入場終了時刻と同じです。
- 昌慶宮から昌徳宮の後苑へは直接入れません。咸陽門は殿閣区域とつながっています。
昌慶宮の観覧料は大人1,000ウォンです。後苑の回を終えたあとに続けて見るのに向いています。ただし後苑から出ると北の端に戻る形になるので、咸陽門まで歩く時間を見ておいてください。
16. ベビーカーと車椅子、持ち込めないもの
アクセシビリティ
宮陵遺跡本部の問答にこうあります。
- 殿閣区域はほとんどが平地で一部にスロープが設置されているため、ベビーカーと車椅子で移動できます。ただし月台のある建物は近くまで寄りにくいです。
- 後苑は平地と丘が混ざっていて急な区間があります。
後苑の回は70分のあいだ一緒に動き、途中で抜けるのが難しい形です。膝に不安のある方と一緒なら、殿閣区域だけを見る選択もあります。殿閣券3,000ウォンで国宝1件と宝物9件が見られます。
持ち込めないもの
宮・陵の観覧等に関する規定 第6条が一覧を置いています。
- 酒類、そしてテント・レジャーシート・日除けなどのキャンプ用品と炊事道具
- 運動器具と遊具、楽器、拡声器
- ペット。障害者補助犬の標識を付けた補助犬は例外です
- 引火物質と武器類
敷地の全域が禁煙区域です。弁当は指定された区域でしか食べられず、それ以外の場所で食べると観覧中止の対象になります。宮の中でレジャーシートを広げて休むという絵は成り立ちません。
17. 一日をどう組むか
後苑の回が決まれば残りは自然に決まります。日本語回の13時30分を基準に組むとこうなります。
- 10:30 敦化門から入ります。窓口で殿閣券と後苑券を確認します。当日分を狙うなら朝9時に並ぶ必要があります。
- 11:00 日本語の殿閣解説に参加します。仁政門の向かい、護衛庁の前に集合。約50分です。
- 11:50 楽善斎の区域を見ます。
- 12:20 昼食。安国駅や北村の方に店があります。
- 13:15 後苑入口へ移動します。徒歩15分以上かかります。
- 13:30 後苑に入場。約70分です。
- 14:40 後苑から出ます。咸陽門で昌慶宮へ抜けるか、敦化門から出て北村や仁寺洞へ向かいます。
この組み方だと殿閣も後苑も日本語で聞けて、それが成立するのは水曜・金曜・日曜だけです。
曜日が合わないとき
| 行く曜日 | 後苑をどうするか |
|---|---|
| 水・金・日 | 日本語回13:30。殿閣解説11時とセットで組めます |
| 火・木・土 | 日本語回がありません。英語回か韓国語回に入って自分で歩きます |
| 月曜 | 休館です。景福宮は開いています |
同じ日に景福宮も入れるなら、二つの宮は徒歩20分ほどの距離です。ただし景福宮は火曜、昌徳宮は月曜が休みなので、一日で両方見るには水曜から日曜のあいだである必要があります。
ソウルで数日をどう割るかはソウルの日程にまとめています。ほかの都市も回るなら韓国旅行ガイドから見てください。
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よくある質問
画像: Photographs via Wikimedia Commons: Bernard Gagnon (CC0), Sadopaul (CC BY-SA 4.0), Alain Seguin (CC BY-SA 3.0), Daderot (CC BY-SA 3.0).