済州島(チェジュ島)旅行ガイド:北の済州市か、南の西帰浦か
漢拏山が島を南北に分けています。年間降水量は済州市1,502mm、西帰浦1,990mm。雨の日数はほぼ同じで、冬の風は北が南の二倍です。
| 宿はどちら側か | 空港と食堂の近さなら北の済州市、冬の暖かさと風の弱さなら南の西帰浦です。 |
|---|---|
| 南北の違い | 年間降水量は済州市1,502mm、西帰浦1,990mm。雨の日数は同じで、南は一度に強く降ります。 |
| バス | 幹線・支線は一律1,150ウォン、急行は初乗り2,000ウォンで上限3,000ウォンです。 |
| 漢拏山 | 予約が要るのは白鹿潭の頂上だけです。7.3km地点と6km地点までは予約なしで歩けます。 |
| 万丈窟 | 2年5か月ぶりに再開しました。大人4,000ウォン、毎月第1水曜が休みです。 |
| ナウダ会員証 | 公営観光地27か所が無料か半額になりますが、発給は韓国国籍者に限られます。 |
1. 真ん中に漢拏山があります
2. 行き方は飛行機、心配なのは風です
3. 北に泊まるか南に泊まるか、数字で見ます
4. 拠点は六か所から選びます
5. レンタカーにするか、バスの番号を覚えるか
6. 旅行者が受け取れない会員証の話
7. 漢拏山は予約のルールが変わりました
8. 万丈窟が2年5か月ぶりに再開しました
9. 城山日出峰は有料区間と無料区間に分かれています
10. 牛島・馬羅島・加波島は船で渡ります
11. 南側は滝と崖が近い場所にまとまっています
12. 西側は海岸道路と夕日です
13. 東側は森とオルムです
14. オルレは27コース437kmです
15. 海女と4・3、この二つを知っておくと見え方が変わります
16. 何を食べるか
17. 雨の日はどこへ行くか
18. 一日にいくらかかるか
19. いつ行くか
20. 何日必要か
済州島は着くのは簡単で、着いてからが難しい島です。真ん中に山があるので、どちら側に荷を置くかで一日が変わります。韓国旅行ガイドの済州島編です。

1. 真ん中に漢拏山があります
済州島は東西73km、南北31kmで、その中央を漢拏山が占めています。人が住んでいるのは山を取り巻く海沿いの平地です。中央を横切る道は三本しかありません。鞍部を越える5・16道路、西へ大きく回る平和路、その間の1100道路です。どれを通っても一時間前後かかり、冬は山間区間が雪で通行止めになることがあります。
この地形が旅程の全部を決めます。北の宿から南の滝へ行って戻ると、往復で三時間が道に消えます。どちら側に泊まるかで、その日に見られるものが決まります。
オルム(小さな火山)が368あります
漢拏山とは別に、島には368の小型火山体が散らばっています。済州の言葉でオルムと呼びます。多くは20分から40分で登れる高さなので、漢拏山に一日を使いたくない人の現実的な選択肢になります。秋のススキで知られるセビョルオルム、火口の中を見下ろせるサングムブリなどがよく歩かれています。
世界自然遺産は三か所です
2007年に「済州火山島と溶岩洞窟群」として登録されました。中身は漢拏山天然保護区域、拒文オルム溶岩洞窟系、城山日出峰の凝灰丘の三つです。島の中央と東側に分かれています。後で出てくる万丈窟は溶岩洞窟系に属します。
一日に何か所まわれますか。車があれば同じ方向に三、四か所、バスなら二か所が現実的です。東と西を同じ日に入れると、運転だけで三時間かかります。
2. 行き方は飛行機、心配なのは風です
金浦と済州を結ぶ路線は、座席数で見た世界一の航空路線です。航空データ会社OAGの集計で年間1,440万席、一日平均3万9,000席、七社が飛んでいます。距離は390kmです。韓国空港公社の統計では利用者が1,523万人です。便数が多いので席そのものは取りやすく、変わるのは運賃のほうです。連休と夏の繁忙期には大きく上がります。
欠航の主因は台風ではありません
済州の天気というと台風を思い浮かべますが、実際に足止めされる原因は風です。5年間に済州空港へ出された気象警報1,903回のうち、急変風(ウィンドシア)警報が1,289回、67.7%を占めました。次が強風警報の289回です。急変風は短い距離で風向と風速が急に変わる現象で、着陸のときに特に危険です。
平年値もこれと合います。済州市の観測所で月平均風速が最も高いのは1月と12月の4.1m/sで、夏は2.7から2.9m/sです。欠航の危険が大きいのは夏の台風より冬の風です。ある冬の大雪では滑走路が閉鎖され、一日に160便あまりが欠航しました。
帰る日の夜に予定を入れないでください。冬に行くなら、戻った日の夕方は空けておくほうが安全です。ここで欠航が出ると次の便はすでに満席のことが多く、解消に一日かかります。
国内線の取り方
ソウルからの国内線は金浦発が中心で、仁川発もありますが便数は多くありません。日本から乗り継ぐ場合、仁川に着いて金浦へ移動する時間を見ておく必要があります。空港間はリムジンバスか地下鉄で一時間前後です。乗り継ぎ時間に余裕がないと、済州行きの便に間に合わないことがあります。
済州空港は国内線としては規模が大きく、繁忙期は保安検査に列ができます。搭乗の一時間前には到着しておくほうが安心です。市内へはバスで15分から25分、タクシーでも同程度です。到着ロビーを出た正面にバス乗り場があります。
車を船に載せる方法
木浦、莞島、鹿洞、珍島から済州へカーフェリーが出ています。レンタカー代が上がる時期に自分の車を持ち込む人がいます。車両積載料は片道で軽自動車が平日108,740ウォン、日曜・祝日116,210ウォンです。自転車は3,000ウォンです。1トン以上の貨物車と高さ2.2mを超える電気自動車は載せられません。
日本から行く旅行者にとっては直接使う話ではありませんが、韓国本土でレンタカーを借りて済州まで続ける場合には選択肢になります。所要は港によって三時間から五時間です。
| 飛行機 | カーフェリー | |
|---|---|---|
| 所要 | 金浦から約1時間 | 3~5時間 |
| 自分の車 | 不可 | 可(軽自動車 片道108,740ウォン) |
| 荷物 | 受託手荷物の制限あり | 車に載る分だけ |
| 欠航の原因 | 急変風・強風 | 波浪注意報 |
3. 北に泊まるか南に泊まるか、数字で見ます
同じ島なのに、北と南で天気の数字が違います。韓国気象庁の平年値(1991~2020)で、北岸の済州市と南岸の西帰浦を並べるとはっきりします。宿を決める前に見ておくと役に立つ表です。
| 月 | 済州市 気温 | 済州市 降水 | 西帰浦 気温 | 西帰浦 降水 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 6.1℃ | 67.5mm | 7.2℃ | 60.7mm |
| 4月 | 14.2℃ | 89.7mm | 15.0℃ | 187.0mm |
| 6月 | 21.7℃ | 171.2mm | 21.8℃ | 267.6mm |
| 8月 | 27.2℃ | 272.3mm | 27.2℃ | 315.7mm |
| 10月 | 18.6℃ | 95.1mm | 19.6℃ | 100.4mm |
| 12月 | 8.3℃ | 55.6mm | 9.4℃ | 55.6mm |
| 年間 | 1,502mm | 降水日127.8日 | 1,990mm | 降水日125.3日 |
雨の日数は同じで、量が488mm違います
表の最下段が要点です。一年に雨が降る日は済州市127.8日、西帰浦125.3日でほぼ同じなのに、降水量は西帰浦のほうが488mm多いです。同じ回数で、南は一度に強く降るということです。東岸の城山観測所はさらに多く2,030mmです。
差が最も大きいのは春です。4月の降水量は済州市89.7mmに対し西帰浦187.0mmで二倍を超えます。5月も95.6mmと223.6mmです。春に南へ泊まって屋外の予定を詰め込むと、一日はつぶれます。真夏は両側とも多く降るので、差はあまり効きません。
冬の風は北が二倍です
1月の平均風速は済州市4.1m/s、西帰浦2.4m/sです。気温差は1.1℃ですが、風が二倍あるので体感の差はもっと開きます。雪の降る日も済州市が年18.1日、西帰浦が10.2日です。
したがって冬の旅行なら南のほうが過ごしやすいです。椿と柑橘の時期でもあります。例外は雪の漢拏山を目当てに来る場合で、そのときは登山口に近い北のほうが動きやすくなります。
歩くなら10月が一番乾いています
雨の日数だけを見ると10月が済州市6.7日、西帰浦5.8日で年間の最少です。気温は18~19℃で歩くのにちょうどよく、夏の繁忙期が終わって航空券とレンタカーが下がる時期でもあります。日程を選べるなら10月です。韓国旅行の時期のページに全国の比較があります。

4. 拠点は六か所から選びます
宿の位置が決まると、その日に行ける範囲もほぼ決まります。実際に人が泊まっているのは次の六か所です。
| 拠点 | 空港から | 性格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 済州市(蓮洞・老衡・旧市街) | 15~25分 | 食堂・市場・夜遅くまで開く | 短い日程、到着が遅い日 |
| 涯月・翰林 | 40~60分 | 海岸道路のカフェ、挟才海水浴場、夕日 | 西側中心、写真 |
| 咸徳・月汀・細花 | 40~70分 | 浅く明るい海、万丈窟と榧子林が近い | 東側中心、家族連れ |
| 城山・表善 | 60~80分 | 日出峰、牛島行きの船 | 朝が早い人 |
| 西帰浦・中文 | 60~70分 | 滝・オルレ・リゾート、冬が暖かい | 冬、リゾート滞在 |
| 摹瑟浦・山房山 | 60~70分 | 馬羅島・加波島行きの船、人が少ない | 離島、静かな場所 |
初めてなら済州市か西帰浦
この二つは食堂とコンビニが多く、バス路線も最も集まっています。レンタカーを借りないなら、実質この二択です。夜に食事の場所を探しても困りません。
三泊以上なら分けて泊まる
前半を北、後半を南にする人が多いです。荷造りを一度余分にする代わりに、毎日の山越えがなくなります。繁忙期は二か所分の宿代がかかるので、両方の日程で料金を見てから決めるほうが確実です。
東側の海沿いは冬に静かです
咸徳、月汀里地図、細花のあたりは夏に人が集まり、冬は閉める店が増えます。閑散期にこちらへ泊まるなら、夕食をどこで取るか先に確認しておくと安心です。逆に静かな海を見たいなら、その時期が一番です。
5. レンタカーにするか、バスの番号を覚えるか
済州島はレンタカーの総台数を制限しているので、料金の振れ幅が大きくなります。道は適正台数を2万8,300台と見ていますが、実際は113社が2万9,785台を運用しています。台数が固定されている分、需要がそのまま料金に出ます。
同じ軽自動車が2万ウォンにも20万ウォンにもなります
韓国の報道で確認できる幅がこの程度です。閑散期の平日に2万から3万ウォンだった軽自動車が、繁忙期には20万ウォン台まで上がります。道はこの振れ幅を抑えるため、貸出料金の割引率に60%という上限を設ける規則を作りました。低すぎる基本料金を出しておいて、需要期に何倍も取るやり方を防ぐためです。
日本の免許で運転する場合。日本の運転免許証、ジュネーブ条約に基づく国際運転免許証、パスポートの三点が要ります。国際運転免許証は日本の警察署や運転免許センターで発給を受けます。出発前に取得しておいてください。
バス運賃は路線の種類で変わります
ここが最も多く間違って書かれている点です。急行も1,150ウォンだと書いているページが多いのですが、公式の運賃表では急行の初乗りは2,000ウォンです。
| 路線の種類 | 大人(カード) | 大人(現金) | 青少年 | 子ども |
|---|---|---|---|---|
| 幹線・支線(観光地循環を含む) | 1,150ウォン | 1,200 | 850 | 350 |
| 急行 初乗り(20kmまで) | 2,000ウォン | 3,000 | 1,600 | 1,000 |
| 急行 上限(40km超) | 3,000ウォン | 3,000 | 2,400 | 1,500 |
| 村バス(牛島・楸子) | 950ウォン | 1,000 | 550 | 350 |
急行は20kmを超えると降車時に距離分を追加します。5kmごとに200ウォンずつ上がり、40kmを超えると3,000ウォンで止まります。空港から西帰浦や城山まで乗ると、ほぼ上限に達します。
空港からどこへ行くかで乗る番号が決まります
| 行き先 | 路線 | 経由 |
|---|---|---|
| 西帰浦 | 急行181・182 | 181は5・16道路、182は平和路 |
| 城山浦港 | 急行111 | 松堂経由 |
| 表善・民俗村 | 急行121・122 | 繁栄路 |
| 南元 | 急行101・131・132 | 東一周路・南朝路 |
| 雲津港(摹瑟浦) | 急行102・151 | 済州バスターミナル発 |
| 中文リゾート | 空港リムジン600・601 | コンベンションセンター経由 |
番号の頭で種類が分かります。1は急行、2は一般幹線、3と4は済州市、5と6は西帰浦市、7は邑面支線です。810と820は観光地循環で、大川と東廣の乗換停留所を起点に回ります。深夜バスは済州市が3000番台、西帰浦市が5000番台です。
タクシーと配車アプリ
済州市と西帰浦の市街ではタクシーが拾えますが、郊外では流しの車がほとんど走っていません。オルムや海岸から戻るときは配車アプリを使うことになります。ただし山間部や東側の外れでは配車が付かないことがあるので、行きの運転手に帰りの時間を伝えて予約しておく人もいます。
島の端から端までタクシーで移動すると数万ウォンになります。バス一日分の何倍にもなるため、長距離はバス、最後の数キロだけタクシー、という組み合わせが現実的です。
交通カードは空港のコンビニで買えます。どの種類でも現金のほうが高く、急行は降車時にタッチしないと正しく精算されません。韓国旅行の必須アプリにバス到着を見られる地図アプリをまとめてあります。本土側の移動は韓国の交通ガイドにあります。
6. 旅行者が受け取れない会員証の話
済州島にはナウダという旅行会員証があり、外国からの旅行者は発給を受けられません。これがどこにもはっきり書かれていないので、城山日出峰が無料になると思って窓口で驚く人がいます。公式ページの条件は明確で、済州道民を除く満14歳以上の韓国国民に限られます。
何が対象なのか
レベル2の会員は公営観光地27か所で道民と同じ扱いになります。全額免除が17か所で、城山日出峰、万丈窟、三つの主要な滝、柱状節理、榧子林、山房山と龍頭海岸などが入ります。美術館・博物館10か所は半額です。レベル2の条件は累計2,000ポイントで、1回の認証が200ポイントなので十回の利用が必要です。
旅行者の予算にどう効くか
同じ入口で、隣の韓国人が無料で入る場所に定価を払うことになります。知らずに行くより、先に分かっているほうが計画を立てやすいはずです。
| 場所 | 大人料金 |
|---|---|
| 城山日出峰(頂上まで) | 5,000ウォン |
| 万丈窟 | 4,000ウォン |
| 済州4・3平和公園 | 誰でも無料 |
| 城山日出峰(海岸側の道) | 誰でも無料 |
有料の場所を一日二か所まわって一人およそ1万ウォンです。四日で一食分ほどの差なので、旅程を組み替えるほどの額ではありません。無料で見られるものも多く残っています。
代わりに使えるもの
済州オルレの財団は外国人歩行者向けにグローバル・オルレパスを出しています。旅行者向けに作られた済州固有の商品としては、これが分かりやすい例です。あとは各施設が売っているセット券と、バス運賃が下がる交通カードです。
入島税はありません。環境保全分担金という名前で長く議論され、日本語の記事でも入島税と紹介されましたが、導入は難しいという方向で整理されています。済州島に入るときに払うお金はありません。
7. 漢拏山は予約のルールが変わりました
城山岳(ソンパナク)は予約必須、と書いてある案内は古いものです。いまは頂上に登る場合だけが予約制です。城山岳コース地図は7.3km地点のツツジ畑避難小屋まで、観音寺コースは6km地点の三角峰まで、予約なしで歩けます。予約が必要なのは白鹿潭まで行くときだけです。
運用は帯で分けています。頂上を予約した人は入口で帯を受け取り、ツツジ畑と三角峰の統制所では帯を着けた人だけを通します。ルールを変えた理由も公式が説明していて、予約対象でなかった御里牧と霊室に人が集中したためでした。
予約は月ごとに開きます
毎月の最初の業務日の午前9時に翌月分が開き、翌月末日まで申し込めます。予約すると登録した電話番号へ入下山用のQRコードが届きます。取り消さずに来なかった場合、1回で3か月、2回で1年の予約停止です。行けなくなったら必ず取り消してください。
予約より時刻のほうが厳しいです
漢拏山は日帰りが原則で、時期ごとに入山と統制の時刻が決まっています。遅れると予約があっても通してもらえません。
| 区分 | 地点 | 1・2・11・12月 | 3・4・9・10月 | 5~8月 |
|---|---|---|---|---|
| 入山開始 | 共通 | 06:00 | 05:30 | 05:00 |
| 入山締切 | 城山岳・観音寺 入口 | 12:00 | 12:30 | 13:00 |
| 入山締切 | ツツジ畑・三角峰 統制所 | 12:00 | 12:30 | 13:00 |
| 入山締切 | 御里牧・霊室 入口 | 12:00 | 14:00 | 15:00 |
| 下山開始 | 頂上(東稜) | 13:30 | 14:00 | 14:30 |
| 下山開始 | ウィッセオルム | 15:00 | 16:00 | 17:00 |
城山岳コースは片道9.6km、頂上まで4時間30分、往復9時間を見ます。冬は入山開始が6時で頂上の下山開始が13時30分ですから、使える時間は七時間半しかありません。雪の区間では歩く速さが半分近くまで落ちるので、始発で入る前提になります。
登山口への行き方
城山岳の駐車場は156台、近くのシャトル用駐車場が199台で無料です。繁忙期の週末は夜明け前に埋まります。バスなら済州バスターミナルから281番で45分、済州空港から181番で35分、ワールドカップ競技場から182番で45分です。281番は10~14分間隔で最も本数があります。
使い捨て弁当は持ち込めません。公式の規定です。キンパとハンバーガーは大丈夫です。飲酒、喫煙、火気の持ち込みも禁止で、違反すると自然公園法に基づく過料の対象になります。野営と炊事ができるのは観音寺地区の野営場だけです。気象特報が出ると通行止めになるので、前日に国立公園のサイトで確認してください。

8. 万丈窟が2年5か月ぶりに再開しました
万丈窟地図は長く閉まっていました。入口上部で落石が起きて全面通行止めになり、安全診断と補強工事を経て2年5か月ぶりに再開しました。事業費は121億ウォンです。いまも検索すると「休館中」と書かれたページが上位に残っていて、済州観光公社のイベントページにも古い表記が残っている場所があります。
何が変わったか
公開区間の約1kmに観覧デッキを敷き直しました。木製だったものをステンレスに替えています。洞窟内の照明も明るさを落としたLEDに交換されました。暗くしたのは洞窟の環境を守るためなので、以前の写真とは印象が違います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 観覧時間 | 09:00~18:00(入場は17:00まで) |
| 休館 | 毎月第1水曜 |
| 入場料 | 大人4,000ウォン・青少年・子ども2,000ウォン |
| 公開区間 | 約1km(全長7.4kmのうち) |
| 見どころ | 高さ7.6mの溶岩石柱 |
行くときの注意
洞窟の中は外気に関係なく涼しいので、8月は人が集まります。床が濡れていて凹凸があるため、滑りにくい靴と薄い上着を用意してください。往復1kmで所要は一時間前後です。
万丈窟は世界遺産の登録名に入っている拒文オルム溶岩洞窟系の一部です。近くに榧子林と金寧海水浴場があるので、東側の一日として組み合わせやすい場所です。

9. 城山日出峰は有料区間と無料区間に分かれています
城山日出峰地図はマグマが浅い海で噴出してできた凝灰丘です。熱いマグマが海水に触れて爆発し、降り積もった火山灰が層になって固まりました。海側は波に削られて崖になっています。もとは本島と離れた島でしたが、間に砂と礫がたまって今はつながっています。
登らなくても見るものがあります
散策路が二つに分かれています。頂上へ上がる有料区間と、ウムッケ海岸をまわる無料区間です。有料区間は階段と上り坂が続き、頂上まで30分から40分かかります。無料区間は勾配が緩く、日出峰を海側から見上げる形になります。時間や体力に余裕がなければ、無料区間だけでも十分に見応えがあります。
頂上に立つと火口が見えます。直径が約600m、面積が214,400平方メートルです。火口の縁の岩が城壁のように見えることから城山、頂上から見る日の出が良いことから日出峰という名がつきました。
開く時刻が時期で変わります
| 時期 | 観覧 | 券売 |
|---|---|---|
| 11~2月 | 06:00~18:00 | ~17:00 |
| 3・4・9・10月 | 05:00~19:00 | ~18:00 |
| 5~8月 | 04:30~20:00 | ~19:00 |
夏に4時半から開くのは日の出を見に来る人のためです。頂上まで30分かかるので、日の出時刻の一時間前には券売所にいる必要があります。毎月第1月曜が定休です。祝日と重なると翌日に休みます。飲食物は持ち込めません。
日の出を見るなら
日の出の時刻は夏で5時20分前後、冬で7時40分前後です。頂上まで30分かかるうえ、券売所から登山口までの移動もあるので、逆算して一時間前には着いておく必要があります。冬は風が強く体感温度が下がるため、手袋と帽子があると違います。曇っていると水平線が見えないこともあり、そこは運です。
同じ岬に別の歴史があります
日出峰の周りには日本統治期に旧日本軍が掘った陣地壕の跡が残っています。日出峰と本島をつなぐ砂州はトジンモクといい、後で触れる済州4・3の現場のひとつです。どちらも大きく案内されていませんが、二分だけ読んで通ると見え方が変わります。
海女の仕事場
日出峰の下のウムッケ海岸では、海女が実際に潜る時間帯があります。決まった公演ではなく、潮と天気で変わります。済州海女文化は2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

10. 牛島・馬羅島・加波島は船で渡ります
日帰りできる離島が三つあります。乗る港も決まりも別々です。
牛島にレンタカーは入れません
城山浦港地図か終達港から船に乗り、牛島地図の天津港または下牛木洞港に着きます。城山浦港からは10分ほどです。一般のレンタカーは島に持ち込めません。牛島に泊まる人と交通弱者を乗せた車だけが例外で、電気自動車と水素自動車のレンタカー、16人乗り以下の貸切バスも一時的に認められています。
島の中は電動自転車、スクーター、循環バスで動きます。歩くならオルレ1-1コースが海岸を一周し、四時間から五時間かかります。牛島の村バスは950ウォンです。
往復券は当日限りです。牛島に泊まるなら片道で買い、帰りにもう一度片道を買います。最終便を逃すと島に泊まることになります。
馬羅島と加波島は雲津港から
どちらも摹瑟浦南港、つまり雲津港地図から出ます。山伊水洞から出る別の船会社もあります。料金は船賃に海上公園入場料を足した額です。
| 区分 | 馬羅島 往復 | 加波島 往復 |
|---|---|---|
| 大人 | 21,000ウォン | 15,500ウォン |
| 中高生 | 20,800ウォン | 15,300ウォン |
| 小人(24か月~小学生) | 10,500ウォン | 7,800ウォン |
| 65歳以上 | 16,000ウォン | 11,600ウォン |
| 24か月未満 | 無料 | 無料 |
気をつける点が二つあります。燃油サーチャージが別に必要で、現地での口座振込のみ、免除も割引もなく大人と子どもが同額です。そして乗船には乗船申告書と、同行する成人全員の身分証の原本が要ります。写しや写真は認められないので、パスポートを持って行ってください。
加波島は平らで低く、春の大麦畑で知られます。歩いて一周に二時間ほどです。馬羅島は韓国最南端で、チャジャンミョンの店が並ぶ風景で有名です。船の時刻の関係で、島にいられるのはどちらも一時間半から二時間程度です。

11. 南側は滝と崖が近い場所にまとまっています
西帰浦の市街地と中文の間、数キロの中に滝が三つと柱状節理、リゾート地区が入っています。北の宿からだとそれぞれが一日仕事になりますが、南に泊まれば午前中に三か所まわれます。南に泊まる一番の利点がこれです。
滝は三つとも性格が違います
| 滝 | 特徴 | 歩く量 |
|---|---|---|
| 天地淵 | 西帰浦の市街から近く、夜は照明がつく | 平坦な散策路 |
| 正房 | 水が海へ直接落ちる形 | 階段の上り下り |
| 天帝淵 | 中文にあり、三段に連なる | 橋と階段 |
天地淵地図は駐車場から滝まで平坦なので、年配の家族と一緒でも歩きやすい場所です。正房は階段を下りて上り直す必要があります。料金はどれも2,000~2,500ウォン程度です。
柱状節理
中文大浦海岸の柱状節理帯地図は、溶岩が冷えて六角柱状に固まった崖です。上から見下ろす構造なので、波のある日に行くほうが見応えがあります。観覧路が短く30分あれば足ります。
中文と西帰浦の市街
中文はホテルとコンベンションセンターが集まる区域です。ここに泊まると滝と柱状節理、海水浴場が短い移動で収まります。ただし夕食の選択肢は施設内だと限られるので、西帰浦の市街まで出る人が多いです。空港からはリムジン600番がコンベンションセンター経由で入ります。
西帰浦の市街は歩いてまわれる大きさです。西帰浦毎日オルレ市場が中心にあり、夕方まで開いています。画家の李仲燮が避難していた家とその美術館も市街の中にあります。


12. 西側は海岸道路と夕日です
西側は道路が海のすぐそばを走ります。涯月から翰林にかけての区間はカフェが並び、写真でよく見るのはこのあたりです。車を停められる場所が限られていて、週末の昼は数少ない駐車スペースで渋滞が起きます。早朝か夕方に行くと印象が変わります。
挟才と金寧
挟才海水浴場地図は水が浅く明るく見える砂浜です。すぐ沖に飛揚島が浮かんでいて、どの角度で撮っても島が入ります。隣の金陵海水浴場は同じ海岸線で人が少し少なめです。潮が引くと歩ける砂地が広がります。
この海岸は日が海に沈むので、夕方にまた人が集まります。夏は19時30分前後、冬は17時30分前後です。夕日を見るなら、その日の日没時刻を調べて30分前には場所を取ってください。
山房山と龍頭海岸
南西へ下ると山房山地図が平地から急に立ち上がっています。鐘のような形の溶岩ドームです。その下の龍頭海岸は、層になった堆積岩が波打ち際まで続く地形です。
龍頭海岸は入れない日が多いです。散策路が水際にあるため、満潮や波の高い日は閉鎖されます。着いてから分かることが多いので、山房山と組み合わせつつ、入れない可能性を前提にしておくほうがいいです。
オソルロクと新和世界
西側の内陸には茶畑を持つ緑茶の施設と、大型の複合リゾートがあります。どちらも駐車場が広く、雨の日でも中で時間を使えます。海岸道路のカフェが混みすぎているときの逃げ場としても使われています。市街地からは離れているので、バスだけで行くと片道一時間近くかかります。
車なしで西側をまわる
西一周路を急行102番と幹線202番が走ります。済州バスターミナルを出て翰林、高山を通り西帰浦方面へ下ります。海岸道路のカフェは停留所から歩く区間があるので、バスだけなら海水浴場二か所と山房山で一日分です。

13. 東側は森とオルムです
東側は海と洞窟で知られていますが、内陸に入ると森が続きます。8月に海が暑いとき、冬に風が強いときの逃げ場になります。
榧子林
榧子林地図は樹齢の長いカヤの木が集まる森です。散策路が平坦で、一部はベビーカーや車椅子でも通れます。一周は一時間かかりません。木陰が厚く、真夏の昼でも気温がはっきり下がります。万丈窟から車で15分なので、二つを同じ日に組むのが自然です。
思連伊の森の道
島の中央、中山間地帯を通る森の道です。杉が真っすぐ並ぶ区間が長く続き、道が平らなので登山というより散歩に近いです。全部歩くと半日以上かかるため、入口から好きなところまで歩いて引き返す人が多いです。霧が出やすく、真夏でも涼しい場所です。
城邑民俗村と東側の内陸
東側の内陸には、石垣と茅葺きの家が残る集落があります。実際に人が住んでいる家もあるため、私有地に入らないよう案内に従ってください。周辺は牧草地が広がっていて、東側の海と森を結ぶ道の途中に置くと移動が無駄になりません。
オルムをひとつ選ぶなら
| オルム | 場所 | 登り | 見えるもの |
|---|---|---|---|
| セビョルオルム | 涯月(西) | 20~30分、傾斜あり | 秋のススキ、西の平野 |
| タランシオルム | 旧左(東) | 30~40分、階段が長い | 深い火口、東のオルム群 |
| サングムブリ | 朝天(中央) | 10分、ほぼ平坦 | 広い火口とススキ野 |
| タラビオルム | 表善(南東) | 20~30分 | 重なる稜線 |
オルムは早朝か夕方が向いています。日陰がないので昼は暑く、ススキは光が低いときに色が出ます。靴は底の硬いものがいいです。火山灰が固まった土なので、雨の後は滑ります。
私有地のオルムもあります。立ち入りが制限されたり、数年単位で休息年制に入って閉じたりする場所があります。特定のオルムを目的に行くなら、前日に入れるかどうかを確認してください。
14. オルレは27コース437kmです
済州オルレは島を一周する歩く道です。1コースが開かれてから順に増え、21コースが開通して島を一周する形になりました。枝番を含めて27コース、合計437kmです。1番から21番に1-1、7-1、10-1、14-1、18-1、18-2を足した数です。
一コースが一日分です
コースの長さはおおむね13kmから20kmで、歩く速さによって四時間から六時間かかります。旅程にひとつだけ入れるなら、景色より先に、始点と終点にバスが通っているかを見てください。歩き終えてから戻る手段がないと、タクシー代がかさみます。
| コース | 区間 | こんな人に |
|---|---|---|
| 1 | 始興から光峙其海岸まで、東側 | 城山周辺に泊まる人 |
| 1-1 | 牛島を一周 | 牛島に一日使う人 |
| 6 | 牛沼河口から西帰浦市街まで | 南に泊まり、街で終えたい人 |
| 7 | 西帰浦から月坪まで海沿い | ずっと海を見ていたい人 |
| 10 | 和順から摹瑟浦まで、山房山を通る | 南西に泊まる人 |
パスポートとスタンプ、グローバル・オルレパス
オルレパスポートを買い、各コースの始点・中間・終点でスタンプを押します。全部埋めると西帰浦のオルレ旅行者センターで完走証がもらえます。財団は外国人歩行者向けにグローバル・オルレパスも出しているので、韓国語が読めない場合はそちらを聞いてみてください。
出発前に迂回の告知を確認してください。工事や安全上の理由でコースの一部が変わることがあります。7コースは法還港のあたりが変更され、17コースにも迂回区間が出たことがあります。スタンプの位置が一緒に移ることもあるので、前日に公式の告知を見ておくと安心です。
道案内は青とオレンジのリボン、石に描かれた矢印、カンセと呼ばれる馬の形の標識です。リボンの色の順で進む方向が分かります。リボンが見えなくなったら、勘で先に進まず最後の一本まで戻るほうが早いです。

15. 海女と4・3、この二つを知っておくと見え方が変わります
火山の地形と海だけを見て帰ると落とすものがあります。この島で人がどう暮らし、何があったかが、いまの風景に残っています。
海女
海女は器具を使わず素潜りで貝や海藻を採る人たちです。済州海女文化は2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。登録の理由には潜る技術だけでなく、共同体の運営方法が入っています。漁場と時期を集落単位で決め、水中での位置を年齢と熟練度で分ける決まりがあります。
人数は大きく減り、高齢化しています。海辺で海女が水から上がるところを見かけたら、カメラを構える前に一度考えてください。そこは仕事場です。旧左邑に済州海女博物館地図があります。
済州4・3
1948年前後に、済州で多くの住民が犠牲になった出来事です。集落ごと消えた場所があり、いまも「失われた村」という標識が残っている場所がいくつもあります。先に触れた城山日出峰のトジンモクもそのひとつです。
済州市奉蓋洞に済州4・3平和公園地図があります。入場は無料、09時から18時まで、入場は17時までです。毎月第1・第3月曜が休館で、祝日と重なるとその次の平日に休みます。館内は飲食物と、盲導犬以外の動物の持ち込みができません。
展示を見るのに一時間半から二時間かかります。内容が重いので、見たあとにすぐ別の予定を入れず、少し余裕を置く人が多いです。
16. 何を食べるか
済州の食べ物は素材が本土と違います。豚と魚、海藻が中心で、汁物が多いです。
| 料理 | どんなものか | 時期 |
|---|---|---|
| 黒豚の焼肉 | 厚く切って焼くクンコギの形が多い | 通年 |
| コギクッス | 豚のだしに中太麺、茹で豚をのせる | 通年 |
| モムグク | ホンダワラと豚のだしのスープ | 冬 |
| チャリムルフェ | スズメダイを骨ごと切り、味噌の冷たい汁で | 夏 |
| タチウオ | 煮つけと塩焼き。太さで値段が大きく変わる | 秋 |
| ヘムルトゥッペギ | アワビ、貝、カニを味噌仕立ての土鍋で | 通年 |
| ポマルカルグクス | 巻貝をすりつぶした汁の麺 | 通年 |
カフェとコーヒー
済州島は海沿いのカフェが多く、特に西側の海岸道路と東側の月汀里あたりに集まっています。席から海が見える店ほど混み、週末の昼は窓側を待つことになります。価格は市街地より1,000ウォンほど高いことが多いです。
柑橘を使った飲み物やデザートを出す店が多く、ハルラボンのジュースやミカンのケーキは島の定番です。緑茶の産地でもあるので、抹茶やほうじ茶を扱う店も見かけます。
市場で食べる
済州市の東門市場と西帰浦の毎日オルレ市場は、食材だけでなくその場で食べられる店が並んでいます。刺身を買って二階の席で食べる形式の店もあり、食堂より安く済みます。夕方に閉まる店と夜まで開く店が混ざっているので、時間を確かめてから向かってください。
柑橘は時期が決まっています
露地のミカンが出るのは晩秋から初冬です。この時期に西帰浦や南元のあたりで収穫体験ができる農園が開きます。ハルラボンと天恵香は少し遅く、冬から早春が旬です。時期を外れると貯蔵品かハウス栽培になり、味が変わります。
先に値段を聞くもの
タチウオ、アマダイ、アワビは大きさで値段の差が大きく、メニューに「時価」と書かれていることがあります。注文の前に聞くのは普通のことで、失礼にはあたりません。観光地の正面より一本入った通りの食堂のほうが安いことが多いです。全国的な料理は韓国の食べ物ガイドにまとめてあります。
市場で買うならオメギトック(小豆をたっぷりまぶした餅)とピントック(そば粉の皮で大根を巻いた素朴なもの)です。どちらも買った日に食べるほうがおいしいです。
17. 雨の日はどこへ行くか
済州島の北側では、一年に雨が降る日が127.8日あります。三日滞在すれば計算上は一日は当たります。屋内で時間を使える場所を先に一、二か所決めておくと、一日が丸ごと消えずに済みます。
| 場所 | どこ | 所要 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 万丈窟 | 旧左(東) | 1時間 | 4,000ウォン |
| 済州4・3平和公園 | 奉蓋(北) | 1時間半~2時間 | 無料 |
| 民俗自然史博物館 | 済州市街 | 1時間 | 低額 |
| 済州海女博物館 | 旧左(東) | 1時間 | 低額 |
| 李仲燮美術館 | 西帰浦市街 | 40分~1時間 | 低額 |
| 済州道立美術館 | 済州市の西 | 1時間 | 低額 |
屋内で長く過ごせる場所
済州市の市街地には地下商店街と大型書店があり、西帰浦にはオルレ市場のアーケードがあります。半日をつぶすほどではありませんが、次の予定までの一、二時間を過ごすには十分です。カフェは海沿いより市街地のほうが席を確保しやすくなります。
雨のほうが良いもの
滝は乾いた時期に水量が細り、雨の翌日にはっきり太くなります。天地淵と正房は雨の後が見どころです。榧子林と思連伊も濡れると色が濃くなります。ただし土の道は滑りやすくなります。
雨だと止まるもの
漢拏山の頂上は気象特報で通行止めになります。牛島、馬羅島、加波島の船は波浪注意報で欠航します。龍頭海岸も波が高いと閉まります。この四つには屋内の代わりがないので、日程の前半に置いて後ろに予備日を残してください。最終日の朝に船を入れると、行けずに終わることがあります。
18. 一日にいくらかかるか
済州島で一日の支出を大きく動かすのは、航空券とレンタカーです。どちらも宿のグレードより時期のほうが効きます。
| 項目 | 抑える | 普通 | ゆとり |
|---|---|---|---|
| 移動 | バス 一人1日3,000~6,000ウォン | レンタカー 閑散期3~5万ウォン | レンタカー 繁忙期10~20万ウォン |
| 宿(2人) | ゲストハウス・モーテル | 市内のホテル | 中文のリゾート |
| 入場料(1人) | 無料区間中心 | 1万~1万5千ウォン | 2万ウォン以上 |
| 食事(2人) | 麺類・定食 | 一食は黒豚 | 刺身・タチウオ定食 |
いちばん動くのはレンタカーです
閑散期の平日に2万から3万ウォンだった軽自動車が、繁忙期には20万ウォン台になります。三日借りれば6万ウォンと60万ウォンの差です。予算を立てるとき、最初に確認する項目がこれです。燃料代と駐車代は加わりますが、済州は無料の駐車場が多いので駐車代の負担は小さめです。
宿は北と南で性格が違います
済州市の市街地は同じ価格帯でも部屋数が多く、直前でも取りやすい傾向があります。西帰浦と中文はリゾートの比率が高いので、繁忙期は早く埋まり、閑散期は下がり方も大きくなります。東側と西側の海沿いはペンションやゲストハウスが中心で、季節による開閉があります。
入場料は控えめです
城山日出峰5,000ウォン、万丈窟4,000ウォン、滝が各2,000~2,500ウォンです。一日に二、三か所で一人1万ウォン前後になります。旅行者は先に書いた会員証の割引が使えないので、定価で見積もってください。
船は積み上がります
馬羅島の往復が21,000ウォン、加波島が15,500ウォン、これに燃油サーチャージが加わります。牛島まで入れると離島だけで一人3万ウォンを超えます。行く島の数は先に決めておくほうがいいです。
国内線は曜日で値段が変わります。金曜の夕方と日曜の午後が高い枠です。前後を一日ずらすだけで差が出ることが多いので、日程に融通があるなら比べてみてください。
19. いつ行くか
済州島はどの月でも行けますが、月によって見るものが変わります。平年値を時期ごとに読み直すとこうなります。
| 時期 | 天気 | 見られるもの | 注意 |
|---|---|---|---|
| 3~4月 | 10~15℃、風が弱まる | 菜の花、桜、加波島の大麦 | 南は4月から雨が増える |
| 5~6月 | 18~22℃ | アジサイ、新緑 | 西帰浦の降水量は北の二倍 |
| 7~8月 | 26~27℃、熱帯夜30日 | 海水浴、洞窟の涼しさ | 降水量も料金も最高 |
| 9~10月 | 18~23℃ | ススキ、歩くのに最適 | 10月は雨の日が最少 |
| 11~12月 | 8~13℃ | 柑橘、乾いた空 | 12月が年間で最も乾く |
| 1~2月 | 6~8℃、風4.1m/s | 椿、雪の漢拏山 | 欠航の危険が最大 |
台風の時期をどう見るか
台風が近づくと数日前から予報が出るので、直前に日程を動かせるなら判断できます。困るのは通過そのものより、前後に残る波と風で船が止まることです。離島を予定に入れている場合は、予報を見ながら順番を入れ替える前提でいるほうが安全です。
10月が最も無難です
雨の日が済州市6.7日、西帰浦5.8日で年間の最少、気温は18~19℃です。ススキがオルムを覆う時期でもあります。夏の繁忙期が終わって航空券とレンタカーが下がるので、条件がそろいます。
夏は南のほうが濡れます
8月の降水量は済州市272mm、西帰浦316mm、城山側はさらに多いです。熱帯夜も済州市で8月に16.6日あります。この時期に行くなら、屋内の予定を半分ほど混ぜておくほうがいいです。洞窟と博物館、美術館はそのためにあります。
冬は南、ただし登るなら北
1月は西帰浦のほうが1.1℃暖かく、風は半分、雪の日も半分です。ただし雪の漢拏山を目当てにするなら、登山口に近い北のほうが動きやすいです。どちらにしても帰る日には余裕を残してください。
20. 何日必要か
済州島は二泊でも一週間でも成り立ちます。変わるのは見る量より、何を諦めるかです。
二泊三日なら片側だけ
東か西のどちらかにします。東なら城山日出峰、牛島、万丈窟、榧子林、咸徳か月汀の海です。西なら挟才と金陵、涯月の海岸道路、山房山と龍頭海岸です。両方を入れると、真ん中の一日が移動で終わります。
三泊四日なら南北に分けて
前半の二泊を北にして一方向をまわり、後半は西帰浦に移って滝と中文、南のオルレを一コース入れます。漢拏山を入れられる最短の日程でもあります。頂上まで往復九時間なので、その日は他の予定を入れられません。
四泊以上なら離島とオルム
馬羅島か加波島を入れ、オルムを二、三か所朝の予定に置きます。オルレも一コースではなく二、三コース歩けます。この長さになると、雨で流れた一日を別の日に振り替える余裕が生まれます。
| 日程 | 拠点 | 入るもの | 諦めるもの |
|---|---|---|---|
| 2泊3日 | 一か所 | 一方向の三、四か所 | 漢拏山、離島 |
| 3泊4日 | 北+南 | 漢拏山か離島のどちらか | 両方は難しい |
| 4泊以上 | 二~三か所 | 漢拏山、離島、オルレ複数 | ほぼなし |
本土とつなぐなら
済州島は空路だけでつながっているので、他の都市と組むと乗り継ぎの時間が別に要ります。ソウルとの組み合わせが最も多く、釜山、大邱、光州からも直行便があります。ソウル旅行ガイドや釜山旅行ガイド、東海岸まで見るなら江陵旅行ガイドも参考になります。全国をまわる行程は韓国の旅行日程にまとめてあります。
済州島に入るときに払う税はありません。環境保全分担金という名で議論され「入島税」と紹介されたこともありますが、導入は見送られています。到着時に徴収されるものはありません。
🧭韓国全土・基本情報119
済州島旅行 よくある質問
画像: Photographs via Wikimedia Commons: Bernard Gagnon (CC0), Hong Da Hyeon (CC0), Sadopaul (CC BY 4.0), AhmadElq (CC BY-SA 4.0), Lcarrion88 (CC BY-SA 4.0), Yhnn0065 (CC BY-SA 3.0), Jeju Film Commission / KOGL Type 1, Jeju Olle Foundation (CC BY-SA 4.0), Teemeah (CC BY-SA 4.0).