慶州観光ガイド:大陵苑・瞻星台から仏国寺・石窟庵、ファンリダンギルまで
慶州で何を見て何を食べ、どう動くかをまとめました。市街地は歩いてつながり、仏国寺と東の海側はバスか車で出ます。
| どこから見るか | 大陵苑、瞻星台、東宮と月池が市街地に集まっています。この三つは歩いてつながります。 |
|---|---|
| 車なしでも回れるか | 回れます。市街地は徒歩、仏国寺は10番バス。東の海側だけが不便です。 |
| 入場料 | 仏国寺・石窟庵・大陵苑・瞻星台・国立慶州博物館は無料。天馬塚と東宮と月池が3,000ウォンです。 |
| 夜は何があるか | 大陵苑、瞻星台、東宮と月池、月精橋が夜22時まで開いています。 |
| 何を食べるか | 持ち歩くなら皇南パンともち麦パン、座って食べるならサムパプが慶州らしい一皿です。 |
| 何日必要か | 1日で市街地、2日で仏国寺と石窟庵、3日なら良洞村か東の海側まで行けます。 |
1. 慶州はどんな町か
2. 大陵苑、古墳のあいだを歩く
3. 瞻星台と鶏林、そして花畑
4. 夜まで開く場所:東宮と月池、月精橋
5. ファンリダンギルと校洞韓屋村
6. 市街地でもう少し見るなら
7. 仏国寺
8. 石窟庵
9. 国立慶州博物館
10. 南山、山全体が遺跡です
11. 良洞村
12. 東の海側:感恩寺址と文武大王陵
13. 普門団地
14. 慶州で何を食べるか
15. 慶州へどう入るか
16. 慶州の中の移動
17. 車がないならシティツアーバス
18. どこに泊まるか
19. いつ行くか
20. 何日にするか
21. いくらかかるか
22. 知っておくと楽なこと
23. 以前と変わったこと
慶州は遺跡が街の真ん中にある町です。芝生から古墳が盛り上がり、その壁沿いにカフェ通りが伸びています。韓国旅行の日程に慶州を入れるなら、歩いて回れるものとバスや車で出るものを分けておくと組みやすくなります。

1. 慶州はどんな町か
ふつう遺跡は郊外にあります。慶州は市街地のまん中に古墳があり、その塀沿いがカフェ通りです。この一点が滞在の組み方を決めます。
おかげで予定をゆるく組めます。朝に古墳のあいだを歩き、昼を食べ、暑い時間は博物館で過ごし、日が暮れたらまた同じ古墳の脇を歩く。移動にほとんど時間を取られません。
歩ける場所と車が要る場所
- 市街地: 大陵苑、瞻星台、東宮と月池、月精橋、ファンリダンギル、国立慶州博物館。全部歩いてつながり、自転車ならもっと楽です
- 郊外: 仏国寺と石窟庵、南山、良洞村、東の海側。バスか車で出ます
初めてならまず市街地を埋めて、残った時間に仏国寺を足す順番が無難です。市街地は遅くまで開いているので、夕方以降が無駄になりません。
配置の理由になる歴史
慶州は新羅の都が千年近く置かれた町です。王朝が終わったあと都は移り、その上に新しい都市が建てられなかったため、王の墓が商店街の隣に残りました。通りの割り方も寺の跡も、置かれた場所のままです。
2. 大陵苑、古墳のあいだを歩く
大陵苑地図から始める人がほとんどです。芝生の上に大きな墳丘が二十三基あり、そのあいだに遊歩道が通っています。墓と聞いて身構えるほどのことはなく、実際には公園に近い場所です。
入場料はありません。9時に開き、22時に閉まります。一周に1時間ほど、写真を撮りながらだともっとかかります。
入口は正門と後門があり、ファンリダンギル側から入るなら後門が近いです。園内は平らで舗装され、途中に売店と休憩所があります。木が多いわけではないので、夏は歩く時間帯を選んでください。
天馬塚は中に入れます
大陵苑の中で唯一、内部を公開しているのが天馬塚です。大人3,000ウォン。中に入ると、木の槨を置き、その上に石を積み、土をかぶせた造りがそのまま見えます。この構造のおかげで盗掘を免れた墓が多いと言われます。
ただし金冠はここにありません。この墓から出た金冠・冠帽・帯は国立慶州博物館にあります。墓と中身の両方を見るなら二か所必要で、歩いて20分ほどの距離です。
天馬塚という名前は、出土した馬具の泥よけに天を駆ける馬が描かれていたことから付きました。その絵は傷みやすく常設では出ませんが、墓の中には副葬品の並びを再現した展示があり、何がどこに置かれていたかがわかります。
いつ行くか
日陰がほとんどありません。真夏の昼間は芝生の上がこたえます。日没の1時間前あたりがいちばんいい時間です。光が低く回り、人も減ります。
春は石塀沿いの桜が先に咲きます。市街地では早いほうなので、4月初めなら古墳と桜が一緒に入ります。塀沿いの道は無料で、有料の場所が混む時期でも歩きやすいままです。
塀の外にも古墳があります
古墳は大陵苑だけではありません。道を渡った盧西洞・路東洞にも墳丘が並び、そのうち鳳凰台は塀も門もなく通りにそのまま立っています。時間に関係なく脇を通れるので、夜の散歩に組み込めます。
近くには発掘した断面をそのまま見せる施設もあります。掘り下げた面と出土品を並べて置いてあるので、大陵苑で外側だけ見たあとに寄ると理解が早くなります。

3. 瞻星台と鶏林、そして花畑
大陵苑の正門から道を一本渡ると瞻星台地図です。7世紀に星を観るために積まれた石の塔で、東アジアに残る最古の天文台とされます。野原のまん中に一基だけ立っている姿が、かえって印象に残ります。
無料で、9時から22時まで、冬は21時までです。夜は照明が入ります。柵の外から見る形なので10分から20分あれば足ります。
塔そのものより周りが広いのがこの場所の特徴です。一帯が芝生で、瞻星台から大陵苑、鶏林、月精橋まで芝の上を歩いてつながります。自転車で回る人も多い区間です。
時期ごとに花が変わります
- 4月: チューリップと菜の花
- 5月: ヒナゲシ
- 9月末から10月末: ピンクミューリー
植える花はその年ごとに決まるので、これを目当てにするなら事前に確認してください。花がない時期でも、広さだけで歩く価値があります。
鶏林には木陰があります
瞻星台から5分ほど歩くと鶏林という古木の森です。金氏の始祖の説話が残る場所で、市街地で日陰のある数少ない一角でもあります。7月8月にはこれが効きます。
11月初めに紅葉します。歩いて行ける無料の紅葉スポットなので、その時期は人が集まります。それでも古墳のまわりよりは静かです。

4. 夜まで開く場所:東宮と月池、月精橋
慶州で夕方が特別なのは、市街地の四か所が夜22時まで開いているからです。昼に見きれなかったものを夜に回せます。
| 場所 | 閉場 | 大人 |
|---|---|---|
| 大陵苑 | 22:00(券売21:30) | 無料 |
| 瞻星台 | 22:00(冬は21:00) | 無料 |
| 東宮と月池 | 22:00(券売21:30) | 3,000ウォン |
| 月精橋 | 22:00 | 無料 |
東宮と月池
東宮と月池地図は昼より夜です。池に臨海殿が映り、照明が水の上に広がります。慶州でいちばん写真が出る場所です。
夜間券は別売りではありません。昼に買った一枚で夜まで居られます。駐車は無料で、満車のときは近くの博物館の駐車場を使うよう案内が出ます。
ただし閉場間際は列が伸びて入れないことがあります。慶州市もその点を注意書きに出しています。21時を過ぎないほうが確実です。
ここは新羅の宮殿に付属した施設で、使節をもてなす宴が開かれた場所と伝わります。池は縁がわざと曲げて造られていて、どこに立っても全体が見えないようになっています。狭い土地を広く見せる仕掛けで、歩きながらだんだん景色が変わるのはそのためです。
池の底からは食器や装身具、サイコロのような遊具まで出ています。宴の跡がそのまま沈んでいたわけで、引き上げられた品は国立慶州博物館の月池館に並んでいます。ここを見てから博物館へ行くと、つながりがはっきりします。
月精橋
月精橋地図は南川に架け直した木の橋です。昼は通り過ぎるだけになりますが、夜は橋全体に灯が入り、水面に写ります。橋の手前の飛び石の上からの角度がいちばんきれいです。
橋は渡れて、門楼の2階に復元の過程を見せる小さな展示があります。校洞韓屋村がすぐ隣なので、続けて回ることになります。


5. ファンリダンギルと校洞韓屋村
ファンリダンギル地図は大陵苑の塀沿いに伸びるカフェと雑貨の通りです。遺跡以外でいちばん時間を使う場所になります。
高さ制限があるので高い建物がありません。低い瓦屋根と古い商店を直した店が続き、屋上に上がると古墳が見えるカフェもいくつかあります。
どう使うか
目的地にするより見どころと見どころのあいだに挟むほうが合います。大陵苑を出て昼を食べ、コーヒーを飲んでから瞻星台へ移る。歩いてつながるので、それで時間を損しません。
週末の午後が慶州でいちばん混む時間帯です。静かなほうがよければ午前か平日に寄ってください。
校洞韓屋村と崔富豪の家
月精橋を渡った先が校洞です。韓屋が集まり、その中に慶州崔富豪の家があります。9時から18時まで、冬は17時まで開いていて無料です。
家そのものは長くかかりません。読ませるのは案内板のほうで、十二代にわたって財を守った家訓が書かれています。凶作の年には土地を買わない、周囲百里に飢える人がないようにする、といった内容です。読んでから入ると建物の見え方が変わります。
路地は細く静かで、近くで韓服を借りて写真を撮る人が多い一帯です。
6. 市街地でもう少し見るなら
大陵苑と瞻星台だけで帰るには、市街地にまだ残っています。どれも歩くか自転車で行ける距離です。
芬皇寺
石を煉瓦の形に切って積み上げた塔があります。いま残る新羅の石塔では古いほうで、四隅に石の獅子が座っています。無料で、8時から18時まで、冬は17時までです。20分あれば足ります。
塔はもともと九層あったと伝わりますが、いま残るのは三層です。塔の前には井戸があり、寺の裏手には礎石が並んでいます。境内は狭く、瞻星台や皇龍寺址とまとめて半日の後半に入れると収まりがよくなります。
皇龍寺址と歴史文化館
芬皇寺のすぐ隣が皇龍寺の跡です。かつて国内最大の寺で、九層の木塔が建っていたと伝わります。いまは礎石だけの野原で、横切って歩くと寺の大きさが体でわかります。
塔は13世紀の戦火で焼け、それきり再建されませんでした。跡地は長く田畑でしたが、発掘のあと草地として整えられています。柵がなく、夕方には散歩する人が歩いています。
隣の歴史文化館は大人3,000ウォン、9時から18時まで。1月1日、旧正月、秋夕は休みです。中に木塔を10分の1で再現した模型があり、これを先に見てから外の野原に出ると、見えるものが変わります。
王陵
| 場所 | 大人 | 何があるか |
|---|---|---|
| 五陵 | 2,000ウォン | 朴赫居世を含む五つの墓。松が多い一帯です |
| 武烈王陵 | 2,000ウォン | 碑を支えていた亀の台座と竜の頭が残ります |
| 金庾信将軍墓 | 2,000ウォン | 墳丘のまわりに十二支像が彫られています |
| 鮑石亭 | 2,000ウォン | 曲がりくねった石の水路が残ります |
| 統一殿 | 無料 | 南山へ向かう道沿いです |
全部回る必要はありません。市街地の一日に一つか二つ挟むくらいがちょうどよく、大陵苑で古墳を見たあとなら性格が重なります。
中央市場
夜に別のものを見たいなら中央市場です。百年を超える市場で、北側の通りに夜市の屋台が並びます。東宮と月池からは歩くには遠いので、バスかタクシーになります。
7. 仏国寺
仏国寺地図は市街地から車で20分ほどです。慶州でいちばん知られた場所で、世界遺産に登録されています。市街地の次に入れる人が多い行き先です。
2023年5月から入場料を取っていません。駐車料だけ別にかかります。開くのは通年9時で、最終入場が時期によって動きます。
| 時期 | 最終入場 |
|---|---|
| 3月〜9月 | 18:00 |
| 2月・10月 | 17:30 |
| 11月〜1月 | 17:00 |
何を見るか
石積みの基壇の上に伽藍が載っています。この石段からが見どころです。青雲橋・白雲橋を上って紫霞門をくぐると、境内に性格の違う塔が二基立っています。
- 多宝塔: 層が入り組み装飾が多い塔です。韓国の10ウォン硬貨の塔がこれです
- 釈迦塔: 三層の簡素な塔で、多宝塔の向かいに立っています
二基を並べて見るように配置されていて、そのあいだに立つのがこの寺の要点です。塔も石段も国宝に指定されています。
多宝塔の石段には、もともと四隅に石の獅子が置かれていました。いま残るのは一体だけで、残りは植民地期に持ち出されたまま戻っていません。案内板にもその経緯が書かれています。
裏手も回ってください
境内の奥に大雄殿、その裏に無説殿と観音殿が続きます。左へ回ると極楽殿へ下りる道があり、こちらの石段が蓮華橋・七宝橋です。人は塔のある前庭に集まるので、裏を一周するとずっと静かです。
境内に小さな博物館もあります。塔から出た品を集めていて、料金は別です。時間が足りなければ飛ばして構いません。
どれくらいかかるか
1時間から1時間半で余裕があります。石窟庵まで続けるなら午前に石窟庵へ上がり、下りながら仏国寺を見る順番が安全です。山の上のバスが午後に早く終わるためです。


8. 石窟庵
石窟庵地図は仏国寺から山を回って上がります。地図では隣に見えますが、道が巻いて上がるので車で10分以上、そこから駐車場を降りて少し歩きます。
仏国寺と同じく2023年5月から無料で、閉まる時刻も同じです。3月から9月は18時、2月と10月は17時30分、11月から1月は17時です。
見る時間は短いです
上がる手間に比べて実際に見る時間は15分前後です。本尊はガラス越しで、写真は撮れません。それを知らずに行くと拍子抜けします。
それでも一度は見る価値があります。8世紀に花崗岩を切って山の斜面に組み上げ、ドームをかけ、海から差す光の向きまで計算して造られています。実物の大きさと置かれた場所を見ることが、ここのすべてです。
駐車場から堂まではゆるい上り坂を10分ほど歩きます。木のあいだを抜ける道で、途中に鐘楼と湧き水があります。冬は路面が凍ることがあるので、靴は選んでください。
バスで行く場合
石窟庵へ上がるバスは12番の一路線だけです。仏国寺から出て、始発が08:40、最終が16:40。本数が少なく、1時間以上待つこともあります。

9. 国立慶州博物館
国立慶州博物館地図は無料です。市街地から車で3分、歩いても行ける場所にあります。時間あたりで得るものが慶州でいちばん多い場所です。
庭から見ます
券を買わなくても、庭に聖徳大王神鐘が吊ってあります。8世紀に鋳られた鐘で、高さは人の背をゆうに超え、表面の飛天や文字が近くで見られます。
屋内には、さきほど歩いた古墳から出た金冠や帯、装身具が並びます。墓を見てから中身を見る順番が自然です。
建物は一棟ではありません
展示は棟ごとに分かれています。新羅の歴史を時代順に見せる館、仏像と工芸の館、月池から出た品を集めた館があり、子ども博物館も別にあります。
月池館は1年半閉まっていて2025年10月に再開しました。池の底から引き上げた器や装身具、舟が置かれています。時間がなければ古墳の金製品と庭の鐘だけでも構いません。
新羅の遺物は金の細工が中心ですが、屋外にも見るものがあります。庭に移された石塔や石仏、礎石が並んでいて、こちらは券なしで歩けます。天気がよければ庭だけで30分は過ごせます。
時間と休み
10時に開き、平日は18時に閉まります。土曜と祝日は19時まで、さらに毎月最終水曜日と3月から12月までの毎週土曜日は21時まで開きます。入場は閉館30分前までです。
1月1日、旧正月、秋夕は休館です。1時間では足りず、1時間半から2時間半を見ておくのが現実的です。館内に食堂と喫茶があり、コインロッカーもあります。
特別展は有料のことがありますが、常設展は無料のままです。入口で音声ガイドを借りられる時期もあるので、じっくり見たいなら受付で聞いてみてください。

10. 南山、山全体が遺跡です
市街地の南にある南山は、山一つが丸ごと仏教遺跡です。谷ごとに磨崖仏や石塔、寺の跡、王陵が散らばっていて、見るには歩くしかありません。
どれくらい歩くか
コースによりますが半日は見ておいてください。歩きやすい靴、夏は水。谷の奥へ入るほど案内が減り、いい磨崖仏ほど本道から少し外れた場所にあります。
初めてなら三陵から上がる道が無難です。王陵から松林を抜け、途中に石造如来坐像があります。道がはっきりしていて、途中で引き返せます。
三陵の松林は朝もやが出る時期に写真を撮りに来る人が多い場所です。斜面に沿って松が傾いて立ち、地面がなだらかなので、山に入らず林だけ見て帰る人もいます。
何が見えるか
いちばん多いのは岩に彫られた仏です。線を引いただけのものもあれば、体が浮き出るほど深く彫られたものもあります。石塔も点在し、たいてい谷の奥にあります。
七仏庵磨崖仏像群のように山上にあるものは、上がるだけで1時間近くかかります。体力に自信がなければ三陵から石造如来坐像まで見て下りる区間でも十分です。
解説を聞きながら歩く
地元の研究所が土曜・日曜・祝日に無料の踏査を行っています。どの岩を見に行くべきかを知っている人が一緒に歩きます。申し込みは研究所のサイトで、人数に限りがあります。
11. 良洞村
良洞村地図はいまも人が住んでいる村です。市街地から車で20分ほど北へ出ます。瓦屋根と草葺きの家が斜面に並び、河回村とともに世界遺産に登録されています。
大人4,000ウォン。9時に開き、4月から9月は19時、10月から3月は18時に閉まります。券売は1時間前までです。
どう回るか
中は坂道です。一周に1時間から2時間、上り下りがあるので見た目より疲れます。ベビーカーは厳しい村です。
人が住む家なので庭には入りません。道から見るのが原則で、公開している家だけ中まで見られます。静かに歩くことがここでの作法です。
入口に案内所があり地図をくれます。家ごとに名前と由来が書かれているので、地図を持って回るのとそうでないのとでは残るものが違います。夏は日陰が少なく、帽子が要ります。
家の並び方にも決まりがあります。両班の瓦屋根の家が斜面の上のほうに建ち、草葺きの家が下に並びます。歩きながら屋根を見ていくと、そのまま当時の身分の配置が見えてきます。書院や亭もいくつか残っていて、村の中だけで建物の種類が一通りそろいます。
村の中にも食事処や茶店がいくつかありますが、数が少なく早く閉まります。昼を過ぎて着きそうなら市街地で食べてから向かってください。
入れるかどうか
2日の日程なら外しても構いません。往復40分に中で1、2時間で半日が出ます。3日目があるときに入れる場所です。その代わり、観光のために作り直した村ではなく住み続けられてきた村なので、手の入り方が違います。

12. 東の海側:感恩寺址と文武大王陵
慶州は海にも面しています。市街地から東へ40分ほど出ると海に出て、その道沿いに遺跡が並びます。
感恩寺址
寺は消え、石塔が二基地図だけ野原に残っています。大きくて簡素で、遠くからでも見えます。寺の跡と聞くと物足りなく思えますが、何もない野原に二基だけ立っている姿が記憶に残ります。無料です。
文武大王陵
文武大王陵地図は海にある岩です。浜から眺めます。船で渡るものではありません。死んで海の龍になり国を守ると言った王の墓と伝わり、この道沿いのどこでも同じ話を聞きます。
日の出に来る人が多く、実際その時間が本番です。岩の向こうから日が上がり、波が岩に当たります。昼間はふつうの海岸です。
この区間は車が楽です
公共交通でも行けますが待ち時間が長くなります。三、四か所を続けて見るなら1日だけ車を借りるか、シティツアーの東海岸コースに乗るのが現実的です。
もう少し北へ行くと良南の柱状節理があります。岩が扇形に広がる海岸で、木道が敷かれていて歩きやすい場所です。近くには岩を掘って仏を彫った骨窟寺もあり、どちらも東海岸コースに入っています。
海沿いには食堂と海水浴場も並びます。夏はそのまま海で泳ぐ人もいますが、遺跡を見に来た日に泳ぐには持ち物が増えるので、目的をどちらかに寄せたほうが一日がすっきりします。
海側は一かたまりとして考えてください。一か所だけ往復すると移動が惜しく、三つ四つつなげば半日がしっかり埋まります。

13. 普門団地
普門団地は湖を囲んで造られた観光団地です。市街地から車で12分。大きなホテルとリゾートがここに集まっているので、宿をこちらに取る人が多くなります。
何があるか
- 湖を回る遊歩道。自転車向きで、春は桜が続きます
- 慶州ワールド。遊園地なので、子ども連れなら一日埋まります
- 慶州エキスポ大公園。展望塔と展示があります
期待とずれやすい点
パンフレットで見るより静かです。ファンリダンギルができてから、店と夜の人出が市街地に移りました。普門に泊まって夕食後に出歩こうとすると、静けさに驚きます。
湖と宿そのものが目的ならいい場所です。夜を外で過ごす予定なら市街地のほうが合います。
湖のまわりには美術館や庭園、貸自転車の店が点在しています。桜の時期と紅葉の時期は湖畔の道そのものが目的地になり、その二つの時期だけは市街地より混むこともあります。
通りがかりに使う
普門団地は市街地から仏国寺へ向かう道の途中にあります。一日を割かずに行き帰りに30分ほど湖畔を歩く使い方でも十分です。春はこの道が桜並木になります。団地の中は広く、端から端まで歩くには遠いので、自転車か車で動いてください。
14. 慶州で何を食べるか
持ち歩いて食べるパンと、座って食べる一膳。この二つで考えると整理が早くなります。
パンの三軒は元が同じです
皇南パン、崔英和パン、慶州パンは名前が違っても元は一つです。1930年代にこの町で焼き始めた人の生地が、息子たちに引き継がれるなかで商標が分かれました。薄い小麦の皮で小豆餡を包んで焼いたもので、店ごとに餡の甘さと皮の厚みが少し違います。
どこが一番かという話は尽きませんが、三軒とも市街地にあるので自分で食べ比べるのが早いです。本店は朝早くから開き、昼になると列が伸びます。
焼きたては皮がやわらかく、冷めると餡の甘さが前に出ます。買ってすぐ一つ食べて、残りを持ち帰る人が多いです。日持ちは長くないので、土産にするなら帰る日に合わせて買ってください。
もち麦パンは別系統
チャルボリパンはあとから生まれた別のパンです。小麦ではなく麦で作るので甘さが軽く、生地が薄くもちもちしています。一個あたりが安く、数が入るので持ち歩きに向きます。
座って食べるならサムパプ
大陵苑の一帯にサムパプの店が集まっています。ご飯と包む葉、そこに野菜や漬物、煮物の小皿が十数種類ついてくる一膳です。慶州らしい食事を一つ選ぶならこれで、歩き回った日によく合います。
ファンリダンギルには麺、韓定食、デザートの店が混ざっています。観光地の値段なので安くはありません。静かで安いほうがよければ中央市場か城東市場に回ってください。
もう少しきちんと食べるなら韓定食の店もあります。小皿が並ぶ定食で、二人以上からの店が多いので人数を確認してから入ってください。慶州は海が近いので、東の海側へ出た日は港の食堂で刺身や海鮮鍋という選び方もできます。
市場で食べる
中央市場と城東市場には粉食、クッパ、惣菜の店が集まっています。値段が落ち着いていて席も広めです。夜は中央市場の北側の通りに屋台が出ます。
持ち帰るなら
パンは箱詰めしてくれます。もち麦パンのほうが軽くて数が入るので配りやすいです。慶州法酒と伝統菓子も土産として売られていて、市場や土産店、ターミナル近くで買えます。
15. 慶州へどう入るか
列車とバスがあり、どちらで来るかで着く場所が市街地か郊外かに分かれます。
列車の場合
KTXが停まる慶州駅は市街地ではなく乾川の郊外にあります。大陵苑まで車で13分、タクシーで15,000から20,000ウォンほどです。この移動を時間と予算に入れておいてください。
駅前からは市街地へ向かう路線バスも出ていますが、本数は多くありません。到着時刻が夜になるなら、はじめからタクシーを見込んでおくほうが動きが読めます。駅には観光案内所があり、地図とバスの案内をもらえます。
市街地にあった旧・慶州駅と仏国寺駅は2021年に営業を終え、郊外の新慶州駅が2023年12月に「慶州駅」へ改称されました。「慶州駅で降りて歩けばいい」という古い案内はいまは当てはまりません。
バスの場合
高速バスターミナルと市外バスターミナルは市街地にあります。荷物が少なければ大陵苑まで歩ける距離です。短い滞在ではこれが効きます。
釜山からは老圃の市外バスターミナルから1時間ほど。本数が多いので時刻表を覚える必要がありません。釜山から日帰りで回る方法は釜山から慶州日帰りに、釜山側の日程は釜山旅行ガイドにまとめてあります。
切符は窓口でも買えますが、連休や週末は先に押さえておくほうが安心です。ターミナルから大陵苑までは歩いて15分ほど、荷物があるならタクシーで数分の距離です。
ソウルから
ソウルからは列車が楽です。車だと片道4時間を超えるので日帰りには向きません。複数の都市をつなぐなら韓国旅行の日程を見てください。
空港から
慶州に空港はありません。釜山の金海に着いて入るか、ソウルに入って列車で下りてくる形になります。金海と仁川からは慶州行きのシャトルバスがあり、運行会社と料金は慶州市の観光案内に出ています。
日本から入るなら金海が近く、そこから慶州までは一本で来られます。便の時間が合わないときは釜山で一泊し、翌朝に市外バスで移るという組み方もよく使われます。釜山と慶州を続けて回る日程は無理がありません。
16. 慶州の中の移動
市街地だけなら移動手段は要りません。大陵苑、瞻星台、東宮と月池、博物館、ファンリダンギルが平らな土地で歩いてつながります。
歩く距離の目安は、大陵苑から瞻星台まで数分、瞻星台から月精橋まで15分ほどです。一日で市街地を回ると合計で1万歩を超えることが多いので、靴は歩きやすいものにしてください。
市内バス
市内バスはどこまで乗っても1,500ウォン、交通カードなら1,450ウォンです。距離で分かれません。降りてから30分以内に1回無料で乗り換えられますが、現金だと乗り換えが使えません。
交通カードはコンビニで買えて、韓国のほかの都市でもそのまま使えます。現金で乗る場合は釣り銭が出ないので、小銭を用意してください。停留所には電光掲示があり、次の便まで何分かが表示されます。
カードで乗ると青少年と子どもは無料です。大人だけが払います。
使うのは10番です。始発06:00、最終21:40で、市街地を一周して大陵苑、瞻星台、博物館、東宮と月池を通り、そのまま仏国寺まで行きます。車なら20分の距離ですが、バスは停留所に寄る分だけ長くかかります。
自転車
慶州は自転車向きです。平らで、遺跡どうしが近く、専用の道もあります。
市の公共レンタサイクルは1日1,000ウォン、1回150分、超過は30分ごと500ウォンです。ただし登録に本人名義の韓国の携帯番号と外国人登録証が要るので、短期の旅行では民間の貸自転車を使うことになります。店は高速バスターミナルの前、旧・慶州駅の近く、大陵苑の正門あたりに集まっています。
タクシー
初乗りは4,500ウォンです。ただし市街地の中心から半径5kmを出ると走行料金が55%増しになります。慶州駅、普門団地、仏国寺はいずれもその外側で、行きも帰りも適用されます。
市街地の短い区間はタクシー、郊外へ出るならバスかレンタカーという分け方になります。
配車アプリは韓国のものが必要で、外国の電話番号では使えないことがあります。流しのタクシーは市街地なら拾えますが、郊外の遺跡では帰りの車がつかまりにくいので、降りるときに帰りの手段を決めておいてください。
レンタカー
慶州駅と市街地に営業所があります。海側、良洞村、南山を一日でまとめるなら車がいちばん速い方法です。逆に市街地だけなら駐車で不便になります。
一日だけ借りて返す手もあります。宿に荷物を置き、朝に借りて夕方返せば駐車の心配が減ります。
17. 車がないならシティツアーバス
慶州市が案内する観光バスがあります。散らばった場所を一日で回る方法なので、車なしで来た人には現実的な選択肢です。
| コース | 運行 | 大人 | 入場料 |
|---|---|---|---|
| 世界遺産(武烈王陵・天馬塚・芬皇寺・石窟庵・仏国寺) | 毎日 | 25,000ウォン | 別途5,000 |
| 新羅歴史 | 水・金 | 25,000ウォン | 別途10,000 |
| 東海岸(感恩寺址・文武大王陵・良南柱状節理・骨窟寺) | 火・木・土・日 | 25,000ウォン | なし |
| 良洞村・南山 | 月 | 25,000ウォン | 別途6,000 |
| 夜景(東宮と月池・瞻星台・鶏林・校洞・月精橋) | 毎日 18:30〜22:00 | 20,000ウォン | 込み |
東海岸コースが特に使えます
感恩寺址と文武大王陵は市内バスでは行きにくい場所です。このコースなら一度に回れて入場料もかかりません。車なしで海側を見る方法はほかに見当たりません。
人数が足りないと運休します
落とし穴があります。最少15名に届かないと運行しません。昼のコースは前日15時、夜景コースは当日16時に決まります。
二人で予約してその日を空けておくと、何もできない日になりかねません。取り消されたときに何をするかを一緒に考えておいてください。
乗る場所と時間
昼のコースは7時間から8時間、コースと乗車場所によって午前9時前後から10時半のあいだに出ます。慶州駅、市外バスターミナル、ファンリダンギル、普門の宿、仏国寺で乗せます。
夜景コースは18時30分に出て22時に終わります。入場料込みなので計算が簡単で、昼は自分で回って夜だけバスという組み合わせになります。
予約は運行会社のサイトから取ります。当日の空席で乗れることもありますが、桜と紅葉の週末は先に埋まります。取り消しの規定は出発日からの日数で変わるので、日程が動きそうなら確認してから押さえてください。
18. どこに泊まるか
慶州はどこに泊まるかで夜の使い方が変わります。大きく三つから選ぶことになります。
| 場所 | 向いている人 |
|---|---|
| 市街地(ファンリダンギル一帯) | 歩いて回り、夜まで使いたい人。初めてならここが無難です |
| 普門団地 | 大きなホテルやリゾートがいい人、子ども連れ |
| 仏国寺の近く | 翌朝いちばんに仏国寺へ行く人 |
市街地
22時まで開く場所がすべて歩いて行ける距離にあります。朝、宿を出ればそこが大陵苑です。ゲストハウス、小さなホテル、韓屋を直した宿が混ざっています。
週末は部屋が早く埋まります。桜と紅葉の時期は数週間前に押さえてください。車で行くなら駐車場のある宿かを確認したほうがよく、路地の奥は車を入れにくい家もあります。
ゲストハウスはターミナルの周りと大陵苑の南側に多く、ホテルは大通り沿いに並びます。夜遅くまで出歩くなら大陵苑の東側、朝いちばんに動くならターミナルの近くが便利です。
普門団地
湖の側に大きな宿が集まり、プールや温泉のある宿も多いので、宿の中で過ごす時間そのものを楽しめます。市街地まで車で12分なので、毎晩出るには少し面倒です。
家族連れには向いています。部屋が広く、団地の中に遊園地と公園があり、夜に出歩かなくても一日が終わります。逆に一人旅や二人旅で夜の街を歩きたいなら、市街地のほうが満足度が高くなります。
韓屋に泊まるなら
校洞と市街地に韓屋の宿があります。部屋数が少なく予約が早く埋まります。庭やオンドルのある家もあるので、分類ではなく写真と説明を見て選んでください。
19. いつ行くか
時期で印象がかなり変わります。そして市街地と郊外の閉まる時刻が逆の動き方をします。
春
いちばん混みます。4月初めに桜が咲き、普門湖の周りに続きます。大陵苑の石塀沿いは市街地では早いほうです。この時期は宿も駐車も先に考えておく必要があります。
夏
暑いです。古墳の野原に日陰がなく、昼間に歩くのがこたえます。午前と夕方に遺跡、昼は博物館という配分が合います。鶏林と校洞のあたりに木陰があります。
秋
歩くにはいちばんいい時期です。11月初めに鶏林と三陵のあたりが紅葉し、9月末からは瞻星台の脇にピンクミューリーが入ります。
冬
人が少なく静かです。ただし仏国寺と石窟庵が17時に閉まります。市街地を遅くとも16時には出る必要があり、石窟庵まで付けるなら12番の最終が16時40分なのでさらに前倒しになります。
市街地は冬も22時のままです。日が短くなった分は夜に回してください。
冬でも雪はそれほど多くありません。ただし風が冷たく、古墳の野原には遮るものがないので体感が下がります。手袋と耳を覆えるものがあると夜の散歩が続きます。
釜山とは天気が違います
慶州は海から離れた盆地なので、夏の昼は暑く冬の夜は冷えます。釜山から移動してくるなら上着を一枚足しておくと安全です。春と秋は日較差が大きく、昼に半袖でも日が落ちると冷えます。夜に古墳や月精橋を見るなら薄手の上着が要ります。
梅雨と台風の時期は雨が集中します。屋外の遺跡が中心の町なので、雨の日は博物館と歴史文化館、韓屋の茶店に切り替えられるよう、行き先を二段構えにしておくと動きやすくなります。
20. 何日にするか
慶州は1日でも3日でも組めます。市街地からどこまで出るかが日数を決めます。
1日
市街地だけ。大陵苑から瞻星台、鶏林を抜けて月精橋まで歩き、ファンリダンギルで昼を食べ、午後に博物館、日が暮れたら東宮と月池。移動がほとんどないので、思うより中身が詰まります。
朝いちばんに大陵苑へ入ると人が少なく、写真も撮りやすい時間帯です。昼を早めにして、混む午後を博物館に当てると全体が楽になります。
2日
2日目に仏国寺と石窟庵を入れます。午前に石窟庵へ上がり、下りながら仏国寺を見て、午後に市街地へ戻る形です。往復で1時間半ほど使います。
午後に市街地へ戻ったら、初日に入れなかった芬皇寺や皇龍寺址、王陵を一つ足せます。夕方をもう一度夜の遺跡に使えるのが、慶州に泊まる利点です。
3日
3日目に一つ選びます。
- 良洞村: 古い村と韓屋を見たいとき
- 東の海側: 感恩寺址、文武大王陵、柱状節理。海が見たいとき
- 南山: 歩くのが好きなとき
どれも半日以上かかります。一日に二つ入れると移動だけで終わります。
雨の日なら博物館と皇龍寺の歴史文化館、韓屋の茶店に振り替えられます。慶州は屋外の遺跡が中心なので、天気が崩れたときの行き先を一つ決めておくと動きが止まりません。
日帰りで来る場合
釜山からは1時間なので日帰りが成立します。朝早く出て市街地を回り、夜のバスで戻る形です。ソウルからは往復に時間がかかりすぎるので、一泊するほうをおすすめします。
21. いくらかかるか
慶州は料金を取る場所が少なく、観光にかかるお金は多くありません。
| 場所 | 大人 |
|---|---|
| 仏国寺・石窟庵・大陵苑・瞻星台・月精橋・校洞韓屋村 | 無料 |
| 国立慶州博物館 | 無料 |
| 天馬塚(大陵苑の中) | 3,000ウォン |
| 東宮と月池 | 3,000ウォン |
| 良洞村 | 4,000ウォン |
有料の場所にも免除があります。満65歳以上と満6歳以下は無料で、天馬塚や東宮と月池を含む慶州市営の9か所が対象です。生年月日のわかるものを持っていってください。
交通
- 市内バス 1,500ウォン(カード1,450)。青少年と子どもはカードで無料
- 公共レンタサイクル 1日1,000ウォン(登録に外国人登録証が必要)
- タクシー初乗り 4,500ウォン。市街地の外は55%増し
- 慶州駅からファンリダンギルまでタクシー 15,000〜20,000ウォン
実際にどこにかかるか
予算を決めるのは宿代と移動です。入場料はほとんど効きません。列車で来てタクシーを多用すると、割増のせいで金額が伸びます。
市街地に泊まって歩く組み合わせがいちばん安く上がります。自転車を借りて有料の二か所だけ見れば、一日が1万ウォンに届きません。
食事は市場と食堂なら一食1万ウォン前後、ファンリダンギルのカフェや人気店はもう少し上がります。シティツアーに乗る日は一人25,000ウォンに入場料が加わるので、その日だけ予算が変わります。
22. 知っておくと楽なこと
慶州で実際につまずきやすいことを集めました。
荷物をどこに置くか
日帰りや宿を移る日は荷物が問題になります。国立慶州博物館にコインロッカーがあり、どのみち寄る場所で市街地のまん中なので動線から外れません。市外バスターミナルにもロッカーがあります。
大きなスーツケースはロッカーに入らないことがあります。その日のうちに宿に入るなら、先にチェックインして荷物だけ置かせてもらうほうが早いです。多くの宿がチェックイン前でも預かってくれます。
駐車
ファンリダンギル一帯は週末の駐車が難しい場所です。近くに大きな公営駐車場ができて事情は良くなりましたが、土曜の午後はそれでも探すことになります。車は宿に置いて歩くほうが速いです。
大陵苑、東宮と月池、仏国寺には駐車場があります。東宮と月池は無料、天馬塚と仏国寺は有料です。
ベビーカーと車いす
市街地は平らで舗装されているので、大陵苑、瞻星台、東宮と月池、月精橋は問題なく回れます。東宮と月池ではベビーカーと車いすの貸し出しもあります。
反対に良洞村と南山は坂で難しい場所です。仏国寺は石段が多いものの、横を回る道があります。
韓服
ファンリダンギルと校洞に韓服のレンタル店が並びます。借りて古墳や月精橋を背景に撮るのが、慶州では珍しくない過ごし方です。寒い時期は上着を一緒に貸してくれる店が多いです。
借りる時間は2時間からが基本で、一日単位にもできます。髪を結ってくれる店や小物を付けてくれる店もあります。歩き回る前提なら、裾の長さと靴を先に確認しておくと楽です。
夏に持つもの
古墳の野原と瞻星台の一帯には日陰がありません。帽子と水を用意して、昼のいちばん暑い時間は博物館かカフェに入ってください。
文化観光解説士
主要な遺跡には解説の人が配置されていて、慶州市の観光案内から事前に申し込めます。料金はかかりません。韓国語以外に対応できるかは時期によるので、申し込むときに確認してください。
両替と支払い
市街地の店はカードが使えるところがほとんどです。市場の屋台や小さな店では現金が要る場面があるので、少し持っておくと困りません。銀行とATMは市街地に集まっていて、郊外の遺跡の周りにはほとんどありません。
案内の表記
主要な遺跡の案内板は多言語の表記が併記されています。細かい説明まで日本語で読める場所は限られるので、見たいものが決まっているなら先に調べておくほうが満足度が上がります。
23. 以前と変わったこと
慶州はこの数年で変わった点が多く、古い情報のまま行くと合いません。
入場料がなくなりました
仏国寺と石窟庵はそれぞれ6,000ウォンでしたが、2023年5月から取っていません。大陵苑も3,000ウォンから無料になり、いま有料なのは中の天馬塚だけです。
慶州駅は市街地ではありません
市街地にあった慶州駅と仏国寺駅が2021年に営業を終え、郊外の新慶州駅が2023年12月に「慶州駅」へ改称されました。古い記憶のまま降りると、市街地までもう一度移動することになります。
12番バスの時刻が案内ごとに違います
慶州の公式観光案内には石窟庵行きの12番が05:30から22:30までと書かれています。同じ慶州市が運営するバス情報システムには始発08:40、最終16:40と出ています。
8時間以上ずれているので、ネットの時刻だけを信じて午後に上がると降りる手段がありません。現地の時刻表を一度見てください。
バスとタクシーの料金
市内バスは2025年7月からどこまで乗っても1,500ウォンになりました。以前は立席と座席で分かれていました。タクシーの初乗りは4,500ウォンで、初乗り距離も短くなっています。
金冠は墓の中にありません
大陵苑の天馬塚に入ると墓の構造が見られます。そこから出た金冠・冠帽・帯は国立慶州博物館にあります。両方行かないと半分しか見たことになりません。
🧭韓国全土・基本情報121
よくある質問
画像: Photographs via Wikimedia Commons: Basile Morin (CC BY-SA 4.0), Christophe95 (CC BY-SA 4.0), Bernard Gagnon (CC0), Ronnie Dayo (CC BY-SA 4.0).