12月の韓国旅行ガイド|服装と天気、イルミネーション、スキー、ズワイガニまで地域別に
ソウルは東京よりずっと寒い月。上旬・中旬・下旬で変わる光の祭り、年越し、冬の食べ物、入国の準備までまとめました
| 12月の韓国は寒い? | ソウルは夜になるとほぼ毎日氷点下で、東京よりずっと寒く感じます。 |
|---|---|
| 服装はどうする? | ソウルは厚手のダウンに帽子と手袋、暖房の効いた室内用に薄手の重ね着を用意します。 |
| イルミネーションはいつから? | 昨年は明洞や海雲台が11月に点灯し、光化門と清渓川は12月中旬にそろいました。 |
| スキーはできる? | 11月下旬から順にオープンしますが、12月のうちはゲレンデの一部だけというスキー場がほとんどです。 |
| 何を食べればいい? | 12月1日に沿岸の漁が解禁されるズワイガニ(テゲ)、ブリ、牡蠣、屋台のプンオッパンとホットクです。 |
| K-ETAは必要? | 日本は12月31日まで免除で、1月にも入国する予定があれば出発前に最新の案内を確認します。 |
1. 12月の韓国はどんな月か、まずひと目で
2. 地域によって違う12月の天気と気温
3. 12月の上旬・中旬・下旬で見られるもの
4. ソウルのイルミネーションとクリスマスマーケット
5. 明洞・蚕室・東大門とソウル広場のクリスマス
6. エバーランドとロッテワールドのクリスマス
7. 大みそかの夜と元日の初日の出
8. 釜山で過ごす12月
9. 12月に開くスキー場と選び方
10. 漢拏山と雪岳山、冬の山に登るときの決まり
11. 江陵と束草、晴れの多い冬の東海岸
12. 済州で過ごす12月
13. 12月に食べたい韓国の冬の味
14. 慶州・大邱・全州の12月
15. 12月の混み具合と入国の準備(K-ETA)
16. 12月の服装と持ち物、この月に向いている旅

1. 12月の韓国はどんな月か、まずひと目で
12月に入ると、韓国は11月よりぐっと冷え込みます。ソウルでは夜になるとほぼ毎日氷点下まで下がり、東京の冬と同じつもりで行くと寒さに驚く人が多いです。
そのかわり、多くの地域で一年のうちいちばん雨が少ない月にあたります。空気は乾いていて、東海岸や釜山、慶州では晴れの日が続きやすくなります。
- 寒さ:ソウルは東京よりずっと寒く、夜はほとんど氷点下。釜山や済州の南側はソウルより暖かい
- 天気:多くの地域で雨がとても少ない時期。空気がとても乾く
- 日の入り:午後5時を少し過ぎると暗くなる
- イルミネーション:ソウル中心部の光の祭りは12月中旬にそろう
- 年末:25日のクリスマスは祝日、31日の夜は各地でカウントダウンや除夜の鐘
- スキー:11月下旬から江原道を中心に順にオープン。12月はゲレンデの一部だけのところが多い
- 食べ物:12月1日から沿岸のズワイガニ(韓国ではテゲ)漁が解禁
短い旅の計画で先に決めること
2泊3日や3泊4日の旅なら、まず12月の前半に行くか後半に行くかを決めると、見られるものがはっきりします。ソウルの光化門や清渓川の光の祭りは、昨年は12月12日ごろに一斉に点灯しました。
年末年始は日本の休みと重なるので、航空券と宿は早めに押さえておくと安心です。
ほかの季節と比べて12月がどうなのかは、韓国旅行のベストシーズンで月ごとに比べています。
宿は、光の祭りが集まる光化門や明洞のあたりに取ると、寒い夜の移動が短くすみます。
2. 地域によって違う12月の天気と気温
下の表は、韓国気象庁の気候平年値をもとに、12月の昼と夜の気温を大まかに丸めたものです。同じ12月でも、北の山あいと南の海沿いでは必要な服が大きく変わります。
| 地域 | 昼 / 夜(目安) | どんな天気か |
|---|---|---|
| ソウル・仁川 | 約4℃ / 約-3℃ | 夜はほぼ毎日氷点下。月に何度か雪が降る。乾燥していて漢江の風が冷たい |
| 江原道の山あい(平昌・大関嶺) | 0℃前後 / 約-9℃ | 昼もほとんど気温が上がらない。風が一年でいちばん強い。スキー場のある地域 |
| 江陵・束草(東海岸) | 約7℃ / 約-1℃ | ソウルより暖かい。雨や雪の日も湿度も一年でいちばん少なく、晴れた冬の海が見られる |
| 慶州・大邱 | 8〜9℃ / 0℃前後 | 雨がほとんど降らず、晴れの日が多い。ソウルより数度暖かい |
| 全州 | 約7℃ / 約-2℃ | 曇りや雪の日がソウルと同じくらいか、少し多い |
| 釜山・麗水(南海岸) | 9〜10℃ / 約2℃ | 本土でいちばん暖かい。霜はまれだが、夜に水が凍るほど冷える日は月の半分ほどある。釜山は雪がほとんど降らない |
| 済州市(島の北側) | 約11℃ / 約6℃ | 気温は高いが、1月に次いで日が差さない月。曇りの日が多く、雨や雪がちらつき、風が強い |
| 西帰浦(島の南側) | 約13℃ / 約6℃ | 北側よりずっと晴れる。韓国でいちばん穏やかな12月。雪が舞う日も少しある |
ソウルと江原道は東京よりずっと寒い
ソウルの夜は、ほぼ毎日氷点下になります。11月からの冷え込み方も大きく、11月に行ったことがある人でも同じ服では足りません。
乾いた空気に漢江からの風が加わると、体感はさらに下がります。平昌や大関嶺などスキー場のある山あいは、昼間もほとんど気温が上がらず、風も一年でいちばん強い時期です。
東海岸と南の町は雨や雪が少ない
江陵や束草のある東海岸は、ソウルより数度暖かく、雨や雪の日も湿度も一年でいちばん少なくなります。慶州や大邱も雨がほとんど降らず、晴れの日が続きます。
釜山と麗水は本土でいちばん暖かく、霜が降りることはまれです。ただ、夜に氷点下まで下がって水が凍る日は月の半分ほどあります。
釜山は雪がほとんど降らず、12月は一年のうちでも日がよく差す月のひとつです。麗水では雪が舞う日が少しあります。
全州は少し様子が違います。西の海から来る雪雲の影響で、曇りや雪の日がソウルと同じくらいか、やや多くなります。
済州は島の北と南で天気が違う
済州は韓国でいちばん暖かい場所ですが、空港がある島の北側の済州市は、12月が1月に次いで日の差さない月で、曇りがちです。雨や雪がちらつく日もよくあり、風も一年でいちばん強くなります。
島の南の西帰浦は、北側の倍近く日が差し、韓国でいちばん穏やかな12月になります。漢拏山の上のほうは雪に覆われます。
雪を見たいなら行き先を選ぶ
ソウルでも12月に雪が降る日はありますが、積もった雪が見られるとは限りません。雪景色を確実に見たいなら、人工雪も使う江原道のスキー場か、漢拏山の上のほうを目指すのが確実です。
3. 12月の上旬・中旬・下旬で見られるもの
ソウル中心部のイルミネーションは、12月の上旬にはまだ一部しか点灯していません。下の表は昨年の開催をもとにした目安で、日程は毎回それぞれの公式サイトで発表されるので、出発が近づいたら確かめてください。
| 時期 | 見られるもの | まだ始まっていない / 終わるもの |
|---|---|---|
| 上旬(1〜11日) | 海雲台光の祭り(11月末から)、明洞の新世界百貨店の外壁の映像(11月初めから)、ロッテワールドタワーのクリスマスマーケット(11月末から)、エバーランドとロッテワールドのクリスマス、光復路のツリー祭り(昨年は12月5日点灯)、一部のスキー場(ゲレンデの一部だけ) | 光化門と清渓川の光の祭りはまだ点灯前 |
| 中旬(12〜20日) | ソウルウィンターフェスタが一斉に始まる(昨年は12月12日ごろ)。ソウルライト光化門、光化門マーケット、清渓川のソウルピッチョロン祭り。ソウルライトDDP(昨年は12月18日から)、ソウル広場スケート場(昨年は12月19日オープン)、ほとんどのスキー場がオープン(ゲレンデは一部だけのところが多い) | 特になし |
| 下旬(21〜31日) | クリスマス(25日は祝日)、31日の夜のカウントダウンと除夜の鐘 | 31日まで見られて、年明けには終わるもの:光化門マーケット、ソウルライトDDP、エバーランドとロッテワールドのクリスマスの公演 |
年が明けても続く行事
昨年は、ソウルライト光化門、清渓川の灯籠の祭り、海雲台光の祭りが年明けの1月まで続き、ソウル広場スケート場と光復路のツリー祭りは2月までありました。年末年始の旅でも、これらは見られます。
光化門・清渓川・DDPの冬の行事は、ソウル市が出した昨年のソウルウィンターフェスタのまとめでひと通り確認できます。
上旬と下旬のどちらを選ぶか
イルミネーションを目当てにするなら、ソウルの行事がそろう中旬以降が向いています。人の少なさを取るなら、クリスマス前の上旬から中旬です。
25日の前後は韓国の人も街に出るので、明洞や蚕室はかなりにぎわいます。下旬に行く場合は、夜の予定を詰め込みすぎないほうが歩きやすいです。
4. ソウルのイルミネーションとクリスマスマーケット
光化門広場では、12月中旬になると光化門の外壁と世宗文化会館に映像が映し出されます。広場にはマーケットが立ち、その先の清渓川には灯籠が並びます。
ソウルライト光化門
光化門広場の一帯で開かれる冬の光の祭りです。建物の外壁いっぱいに映像を映すメディアファサードが見どころです。
昨年は日曜から木曜が17時半から21時半、金曜と土曜は22時まででした。12月31日だけは深夜0時まで点灯し、カウントダウンがあります。昨年の内容はソウル市のソウルライト光化門の案内にあります。
光化門マーケット
以前は光化門クリスマスマーケットと呼ばれていた市です。開くのは12月中旬から31日までの短い期間だけで、昨年は夕方の17時半から21時半まで、31日は深夜0時まで開いていました。
小さな店のブースは期間ごとに入れ替わり、広場にはメリーゴーラウンドも出ます。行事の案内は光化門広場の公式ページに載っています。
地図清渓川のソウルピッチョロン祭り
清渓広場から三一橋までの清渓川沿いに、色とりどりの灯籠が並ぶ祭りです。昨年は日が暮れた後の18時から23時まで点灯し、1月中旬まで続きました。
昨年の様子は、ソウル市のソウルピッチョロン祭りの記事で写真付きで紹介されています。
地図歩いてつなぐ夜のコース
日が暮れるころに光化門広場へ行き、光化門マーケットを見てから清渓川沿いを歩くと、灯籠の祭りまで続けて楽しめます。下旬なら、そのまま東大門のDDPまで足を延ばす人も多いです。
どこも歩いてつながるので、途中で地下鉄に乗る必要はあまりありません。ソウル全体の回り方はソウル旅行ガイドにまとめています。
韓国のクリスマスの過ごし方
韓国では12月25日が祝日です。家族より恋人や友だちと過ごす日と考える人が多く、明洞・弘大・蚕室・江南は夜遅くまで混み合います。
クリスマスの夜に人気の店で食事をしたいなら、早めに予約しておくと安心です。

5. 明洞・蚕室・東大門とソウル広場のクリスマス
明洞の新世界百貨店本店は、昨年は11月初めから外壁いっぱいにクリスマスの映像を映しました。蚕室ではロッテワールドタワーの前にマーケットが立ち、下旬には東大門とソウル広場にも冬の行事が加わります。
明洞の新世界百貨店の外壁
昨年は毎日17時から深夜0時まで映像が流れました。建物の外から見るものなので、お金はかかりません。
明洞での買い物や食べ歩きと組み合わせやすい場所です。明洞の歩き方は明洞ガイドを参考にしてください。
ロッテワールドタワーのクリスマスマーケット
蚕室のロッテワールドタワー前、ワールドパークの芝生広場で、昨年は11月末から1月初めまでクリスマスマーケットが開かれ、時間は11時半から22時でした。
午後4時までは無料で入れて、4時以降は有料の入場券が必要でした。明るいうちに入るか、暗くなってからの雰囲気を取るかで、行く時間を決めるとよいでしょう。
地図東大門のソウルライトDDP
東大門デザインプラザ(DDP)の曲線の外壁に映像を映す行事です。12月後半の2週間ほどだけ開かれ、昨年は12月18日に始まりました。
昨年は18時から21時半までで、無料でした。昨年の内容はソウル市のソウルライトDDPの案内で見られます。
ソウル広場のスケート場
市庁前のソウル広場には、冬に屋外のスケート場ができる年が多いです。昨年は12月19日に開き、2月初めまで営業しました。
昨年の料金は1時間1,000ウォンで、スケート靴とヘルメットの貸し出しも含まれていました。開くのは12月の後半なので、上旬の旅では滑れません。詳しくはソウル広場の公式ページで確認できます。

6. エバーランドとロッテワールドのクリスマス
龍仁のエバーランドでは、昨年は11月末から「クリスマスファンタジー」が開かれました。蚕室のロッテワールド・アドベンチャーも、11月下旬からクリスマスのパレードを行いました。
エバーランドのクリスマスファンタジー
昨年はクリスマスのパレード、サンタビレッジの公演、夜の花火ショーがあり、どれも12月31日で終わりました。12月中旬から始まった雪そりは、年が明けても2月中旬まで続きました。
パレードや花火は屋外で見るので、夜の花火まで残ると体がかなり冷えます。行き方やチケットの選び方はエバーランドガイドにまとめています。
ロッテワールド・アドベンチャー
蚕室にある、大部分が屋内のテーマパークです。昨年はクリスマスのパレードが午後と夜の1日2回あり、マジックキャッスルでは映像ショーが上映されました。
パレードも映像ショーも12月31日で終わり、1月からは別の公演に替わりました。
寒い日や雪の日の予定に
ロッテワールド・アドベンチャーは大部分が屋内なので、冷え込みの厳しい日や雪の日の代わりの予定にしやすい場所です。ロッテワールドタワーのクリスマスマーケットとも同じ蚕室にあり、一日にまとめて回れます。
クリスマス当日と、祝日が週末と続く日は、韓国の家族連れやカップルでどちらも混み合います。人の少ない日を選びたいなら、25日の前後は外すのが無難です。
7. 大みそかの夜と元日の初日の出
韓国天文研究院によると、ソウルの日の入りは12月初めで17時14分、月末でも17時23分です。日の出は月初めの7時28分から、月末には7時47分まで遅くなります。
日が暮れるのは午後5時過ぎ
午後5時を少し過ぎれば暗くなるので、イルミネーションは早い時間から楽しめます。そのぶん、屋外の観光に使える時間は短くなります。
釜山はソウルより15分ほど日の出が早くなります。各地の時刻は韓国天文研究院の日の出・日の入りで調べられます。
ソウル普信閣の除夜の鐘
鍾路の普信閣では、大みそかの深夜0時に鐘が33回つかれます。周りの道路は夕方から翌朝まで通行止めになり、とても混み合います。
初めての人がよく迷うのは、どの駅で降りるかです。昨年は地下鉄1〜9号線などが深夜2時ごろまで延長運行しましたが、いちばん近い鍾閣駅は23時から深夜1時まで列車が止まらずに通過しました。
鍾閣駅は使えないつもりで、市庁、鍾路3街、光化門、乙支路入口のいずれかの駅で降りて歩きます。交通の案内は、昨年は12月末に発表されました。
行事の案内はソウル市の除夜の鐘のページ、昨年の交通の案内はソウル市の記事で確認できます。
地図光化門とDDPのカウントダウン
普信閣から歩ける光化門広場では、31日だけソウルライト光化門が深夜0時まで点灯し、カウントダウンがあります。東大門のDDPでもカウントダウンが開かれます。
鐘のすぐ近くの人混みが苦手なら、こちらで年越しを迎える方法もあります。
釜山で年を越すなら
釜山の広安里では、昨年の12月31日のドローンショーは深夜0時の1回だけでした。ドローンは23時56分に飛び立ちました。
龍頭山公園の市民の鐘も深夜0時につかれます。昨年は入れる人数に制限があり、釜山の地下鉄1号線が深夜まで延長運行しました。ドローンショーの日程はビジット釜山の案内で確かめられます。
元日の初日の出
昨年の元日の日の出は、浦項の虎尾串が7時32分、江陵の正東津が7時39分、ソウルが7時47分でした。各地の時刻は韓国天文研究院の発表に載っています。
正東津では31日の深夜0時に大きな砂時計をひっくり返す行事があり、江陵の鏡浦では花火が上がります。虎尾串では初日の出の祭りが開かれます。
東海岸の初日の出は、早朝の交通や宿がすぐに埋まるという声が多いです。行くと決めたら、移動と宿を先に押さえておきましょう。

8. 釜山で過ごす12月
釜山は本土でいちばん暖かく、12月も晴れる日が多い町です。冬の海を見ながら歩ける日が多く、ソウルより服装を少し軽くできます。
海雲台光の祭り
海雲台海水浴場と、駅から浜へ続く九南路の一帯が、昨年は11月末から1月中旬まで光で飾られました。点灯は18時から23時で、無料でした。
浜辺と通りの両方に飾りがあるので、夕食の前後に歩いて回れます。開催の案内は韓国観光公社の祭り情報にあります。
光復路の冬の光ツリー祭り
南浦洞の光復路では、12月初めに大きなツリーに明かりがともり、2月まで通りが飾られます。昨年は12月5日に点灯しました。見るのは無料です。
以前は「釜山クリスマスツリー文化祭り」と呼ばれていた行事です。日程は韓国観光公社の祭りのページで確かめられます。
地図年末の釜山
大みそかには広安里のドローンショーと龍頭山公園の鐘があり、年越しを釜山で迎える人もいます。釜山では雪はほとんど降りませんが、海沿いは風が冷たい日があります。
ケーブルカーの営業時間や温泉など、冬の釜山をもっと詳しく知りたい人は12月の釜山を読んでみてください。

9. 12月に開くスキー場と選び方
韓国で営業しているスキー場は13か所です(韓国スキー場経営協会)。ほとんどが江原道にあり、ほかに京畿道南部の昆池岩と芝山、全北特別自治道の茂朱、慶尚南道梁山のエデンバレーがあります。
12月はまだ一部のゲレンデだけ
昨シーズンは、11月下旬のモナ龍平とフェニックスから、12月下旬のエデンバレーまで、順番にオープンしました。オープン日はスキー場ごとに、シーズンの直前に発表されます。
12月のあいだは、ほとんどのスキー場が一部のゲレンデしか開けていません。上旬は開いているところで滑ることになり、中旬からはオープンしたスキー場が増えて選びやすくなります。
ソウルから近いスキー場
京畿道広州の昆池岩は、公式の案内では江南から40分ほどです。蚕室駅から有料のシャトルがあり、夜遅くまで滑れます。
利川の芝山は、市庁駅と総合運動場駅から有料のシャトルが出ています。春川のエリシアン江村は、ソウルからITX-青春で1時間ほどで、首都圏からの無料シャトルもあります。
洪川のビバルディパークは、外国人専用のシャトル予約が別にあります。シーズン中の混む時期には、月曜の夜を除いて明け方までナイタースキーができ、詳しくはビバルディパークのスキー案内に載っています。
地図大きなスキーリゾート
平昌のモナ龍平、フェニックス、アルペンシア、旌善のハイワン、横城のウェリーヒリーは規模が大きく、ソウルからシャトルバスが出ています。モナ龍平のオープン状況はモナ龍平の公式サイトで確認できます。
日帰りツアーで行く
ソウル発の外国人向け日帰りツアーは、ビバルディ、エリシアン、昆池岩、芝山、モナ龍平、ウェリーヒリーなどに出ています。道具やウェアのレンタルが付いた商品が多く、手ぶらで行きたい人に向いています。
スキー場ごとの違いは韓国のスキー場ガイドで比べられます。

10. 漢拏山と雪岳山、冬の山に登るときの決まり
済州の漢拏山で、頂上の白鹿潭まで行ける城板岳コースと観音寺コースは、頂上の区間が予約制です。予約は登る月の前の月の最初の平日、午前9時から受け付けが始まります。
漢拏山の冬の入山時間
10月から3月の冬の期間は、登山口と途中の管理所を通れるのが11時半までです。頂上からは13時半に下山を始めます。
公式の案内では、アイゼン、防寒着、温かい飲み物、ライトの用意をすすめています。雪の積もった道を歩くので、冬山の装備をそろえてから出かけましょう。
細かい決まりは漢拏山国立公園の案内で確認できます。
予約なしで登れるウィッセオルム
頂上まで行かなくても、霊室コースか御里牧コースで途中のウィッセオルムまでなら予約はいりません。登山口は12時までに通過する必要があります。
短い旅で済州に寄るなら、こちらのほうが時間の余裕を持てます。
地図雪岳山は高い登山道が閉じる時期がある
江原道束草の雪岳山では、昨年は11月中旬から12月15日まで山火事に注意する期間で、大青峰へ向かう高い登山道が閉じられました。低いところにある飛仙台、蔚山岩、権金城のケーブルカーの方面は歩けます。
冬は入山できる時間も決まっていて、たとえば五色から大青峰へ登る道は午前11時までです。最新の状況は韓国国立公園公団の案内で確かめてから出かけましょう。
コースの選び方やケーブルカーのことは雪岳山ガイドにまとめています。

11. 江陵と束草、晴れの多い冬の東海岸
江陵と束草のある東海岸では、12月は雨や雪の日も湿度も一年でいちばん少なくなります。晴れて乾いた日が多く、青い冬の海が見られます。
冬の海と日の出
海が東を向いているので、朝早く起きれば海から昇る日の出が見られます。大みそかには、正東津と鏡浦で年越しの行事もあります。
ソウルより数度暖かいとはいえ、海沿いの風は冷たいです。朝の日の出を待つなら、ソウルと同じくらいの防寒をしておきましょう。
襄陽の冬のサーフィン
束草と江陵のあいだにある襄陽のチュクト海岸は、冬もサーフィンをする人がいる海として知られています。襄陽郡の観光サイトでもサーフィンの海として紹介されています。
ボードを持って冬の海に入る人たちの姿は、ほかの季節の海水浴場とはまた違う眺めです。
ソウルからの行き方と組み合わせ
ソウルから江陵へはKTXで行けます。駅からの動き方や見どころは江陵ガイドにまとめています。
束草の近くには雪岳山があり、内陸に入れば平昌のスキー場もあります。海と山を組み合わせた旅程も組みやすい地域です。
12. 済州で過ごす12月
12月の済州は、島の北と南で天気がかなり違います。北の済州市と空港のあたりは曇りや風の強い日が多く、南の西帰浦は晴れて穏やかな日が多くなります。
日差しを重視するなら、宿を島の南側に取ると晴れた空を見られる時間が長くなります。島の中を動くならレンタカーが便利で、借り方は済州のレンタカーガイドで説明しています。
カメリアヒルの椿
西帰浦市安徳面のカメリアヒルでは、秋から春にかけていろいろな品種の椿が順番に咲きます。12月に咲く品種もあります。
11月から2月は8時半から18時まで開いていて、入場は17時までです。施設の情報はVISIT JEJUのカメリアヒルのページにあります。
地図みかん狩りは12月の初めに
済州の露地みかんの収穫は、12月中旬になるとほとんど終わりに近づきます(済州特別自治道農業技術院)。みかん狩りの体験は、農園ごとに終わる日が違います。
確実に体験したいなら12月の初めが安心です。行く前に、受け付けているかどうかを農園に確かめておきましょう。
ブリの旬と祭りの時期
ブリは12月から1月がいちばんおいしい時期です(海洋水産部)。モスルポの最南端ブリ祭りは例年11月に開かれ、12月にはたいてい終わっていますが、刺身の店でブリが食べられます。
漢拏山の雪を見に行くなら、前の節の入山の決まりも確認してください。島全体の回り方は済州旅行ガイドにあります。

13. 12月に食べたい韓国の冬の味
冬の韓国の海辺の町では、ズワイガニ(韓国ではテゲ)やブリ、牡蠣を目当てに食堂をめぐる人が増えます。街角には冬のおやつの屋台も出てきます。
ズワイガニ(テゲ)
韓国ではズワイガニの禁漁期が法律で6月1日から11月30日と決まっていて、沿岸の漁は12月1日から始まります。東の沖合では11月から獲れます。メスは一年を通して獲ることができません。
産地として知られるのは、慶尚北道盈徳の江口港と蔚珍です。値段はその日の相場で変わります。禁漁期の決まりは海洋水産部の資料で確認できます。
地図ブリ
ブリは12月から1月が旬です。済州や東海岸の刺身の店で、冬のブリが食べられます。
クァメギ(サンマの干物)
クァメギは、サンマを冷たい海風にさらし、凍らせては溶かすのを繰り返して干したものです。浦項の九龍浦で、全国のほとんどが作られています(浦項市)。
海苔やワカメ、細ネギ、ニンニクと一緒に包んで食べます。魚のくせのある香りがあるので、好きな人と苦手な人がはっきり分かれる食べ物です。
牡蠣
統営と巨済の牡蠣は、10月末の初競りから翌年の春まで出回ります。牡蠣のクッパ、牡蠣のチヂミ、生牡蠣などで食べられます。
産地の情報は、統営市の水産情報のページにあります。
済州のみかん
12月はコンビニや市場に済州のみかんがたくさん並びます。宿で食べる分を少し買っておくのもいいでしょう。
屋台の冬のおやつ
寒くなると、道ばたに冬のおやつの屋台が出てきます。プンオッパンはフナの形をした焼き菓子で、たい焼きに似ています。中身はあんこかカスタードです。
ホットクは黒砂糖とシナモンを生地で包んで焼いたもので、中が熱いので食べるときは気をつけてください。ドラム缶のかまどで焼く焼き芋や、おでんの串とスープもあります。
屋台のなかには、現金か銀行振込しか受け付けないところもあります。現金を少し持っておくと安心です。
体が温まるスープ
冷えた日には、ソルロンタン、スンデクッ、カルグクス、プデチゲなどの温かい汁ものがうれしくなります。韓国の料理全体は韓国で何を食べるかのガイドにまとめています。


14. 慶州・大邱・全州の12月
慶州は12月も雨がほとんど降らず、晴れの日が多い町です。東宮と月池は冬も9時から22時まで開いていて、チケットの販売は21時半までです。
慶州の東宮と月池
日が早く暮れるので、明かりがともった池と建物を夕方の早い時間から見られます。夕食の前に寄れるのは冬ならではです。
利用時間は慶州市の観光案内に載っています。町の回り方は慶州ガイドで紹介しています。
地図大邱
大邱は乾いた晴れの日が多く、ソウルほどは冷え込みません。慶州や釜山と合わせて、南の地域を回る旅に入れやすい町です。
全州の韓屋村
全州は、曇りや雪の日がソウルと同じくらいあります。運がよければ、雪をかぶった韓屋村の屋根が見られるかもしれません。
雪は約束できないので、見られたらうれしいくらいに考えておきましょう。韓屋村の歩き方は全州ガイドにあります。
15. 12月の混み具合と入国の準備(K-ETA)
韓国観光公社の統計では、12月に韓国を訪れる外国人は一年の中でも少ないほうです。ただし日本からの旅行者に限ると、12月は一年の中で中くらいの多さです。
日本からの旅行者と年末年始
月ごとの訪問者数は韓国観光データラボで見られます。年末年始は日本の休みと重なるので、その時期に行くなら航空券と宿は早めに押さえておくのが安心です。
クリスマスの前後と年末の週を外せば、宿は選びやすいという声が多いです。
韓国の祝日と国内の人の動き
12月25日のクリスマスと1月1日は韓国の祝日です。週末と続くと韓国の人たちも一斉に動くので、スキー場や人気の食堂、KTXが混みます。
一方で、12月31日は祝日ではありません。年末の混み方は、25日と1月1日が週末とどう並ぶかで変わります。
K-ETAと電子入国申告
日本はK-ETAが免除される22の国・地域に入っていて、免除は12月31日(韓国時間)までです。1月1日以降も免除が続くかどうかは別に発表され、これまで2年続けて12月に発表されました。
年末に韓国に入り、1月にもう一度入国する予定がある人は、出発前にK-ETAの公式サイトを確認してください。免除の対象でも希望すればK-ETAを申請でき、その場合は入国申告書が不要になります。
- 出発前に、K-ETAの公式サイトで免除の期間を確かめる
- 1月にも入国する予定があれば、新しい案内が出ていないか確認する
- 到着の3日前から、電子入国申告を無料で出しておく
電子入国申告は電子入国申告の公式ページから出せます。手続きの流れはK-ETAガイドで説明しています。
16. 12月の服装と持ち物、この月に向いている旅
ソウルと江原道の服装
ソウルや江原道には、厚手のダウンジャケットに帽子・手袋・マフラー、足元が冷えない靴を用意します。東京の冬のコートだけだと、夜の屋外で寒さがこたえます。
一方で、室内は暖房が強めです。床暖房のオンドルや、地下鉄と百貨店の中は暑いくらいなので、薄手の服を重ねて脱ぎ着しやすくしておくと楽です。
スキー場のある山あいに行く日は、ソウルよりさらに一段暖かい服にします。
釜山と済州の服装
釜山や済州は、厚めのコート1枚で足りる日が多いものの、海沿いは風が冷たくなります。済州の北側に泊まるなら、雨と風に備えて防水の上着があると安心です。
持っていくと役立つもの
- カイロ(韓国のコンビニでも買える)
- リップクリームと保湿クリーム(空気がとても乾く)
- 滑りにくい靴(雪のあとは路面が凍る)
12月から3月は、韓国政府の微細粉じん(ミセモンジ)の季節管理制の期間です。空気の状態はエアコリアのアプリ(英語版あり)で予報を見られ、制度の内容は韓国政府の政策ブリーフィングにあります。レンタカーを使わなければ、車の運行制限は関係ありません。
日が早く暮れるので、屋外の観光は午前と午後の早い時間に入れ、夕方からはイルミネーションや屋内の市場、チムジルバン、博物館に回すと時間を使いやすくなります。
NAVER MapやカカオMapを一日中使うことになるので、韓国のeSIMでデータを用意しておくと安心です。
12月の韓国が向いている人
イルミネーションやクリスマスの雰囲気を楽しみたい人、スキーをしたい人、ズワイガニやブリ、牡蠣など冬の味を目当てにする人に合う月です。東海岸や釜山、慶州の晴れて乾いた天気が好きな人にも向いています。
別の月のほうがいい人
紅葉が目当てなら、見ごろは11月初めまでです。凍った川で魚を釣る冬の祭りや、より多くのゲレンデで滑りたいなら1月、海で泳ぐなら夏が向いています。
寒さが苦手で済州の晴れた空を期待する人は、12月の島の北側は曇りがちなことを覚えておいてください。季節ごとの比べ方は韓国旅行のベストシーズンで紹介しています。
12月のいつ行くか
イルミネーションが目的なら12月中旬以降、スキーも中旬以降のほうが選べる場所が多くなります。静かに回りたいなら、クリスマス前の上旬から中旬が向いていて、みかん狩りをしたいなら上旬です。
🎡観光・遊び77
🍜グルメ8
🏨宿泊4
🚇移動・交通14
🧭旅のヒント25
📌その他4
12月の韓国旅行でよくある質問
12月の韓国は、行く時期と地域によって見られるものが変わります。光の祭りの日程と宿を早めに決めて、暖かい服で出かけましょう。
画像: Photographs via Wikimedia Commons: Korea.net / KOCIS (CC BY-SA 2.0), Ken Eckert (CC BY-SA 4.0), Nat4Eben (CC BY-SA 4.0), Hwan Hyeok Kim (CC BY 2.0), Dittwjfsdgkvkdjg (CC BY-SA 4.0), Sadopaul (CC BY 4.0), Jeju Olle Foundation (CC BY-SA 4.0), donchili (CC BY-SA 2.0), Joriola (CC BY-SA 3.0). Gwangbok-ro photo: Busan Metropolitan City and Busan Tourism Organization (KOGL Type 1).
