釜山から蔚山へ日帰り:大王岩公園と艮絶串に電車で行く
東海線が一本でつながっています。ただし二か所を一日に詰めると、どちらも見られません
| 行き方 | 釜田(プジョン)駅から東海線広域電鉄に乗ります。全区間76分、レンタカーは要りません。 |
|---|---|
| どちらへ | 大王岩公園は終点の太和江駅、艮絶串は途中の西生(ソセン)駅で降ります。 |
| 駅から | どちらも路線バスにもう一度乗ります。駅から歩ける距離ではありません。 |
| 運賃 | 距離比例制で、釜田から太和江まで片道2,600ウォン程度とされています。改定されるので確認を。 |
| 時間の制約 | 大王岩公園のつり橋は18時に閉まり、毎月第2火曜が休みです。 |
| 結論 | 一日に一か所です。歩きたいなら大王岩、空が広い場所なら艮絶串です。 |
1. 釜山から蔚山の海まで電車一本です
2. どちらを選ぶかの基準
3. 東海線の乗り方
4. 大王岩公園で何を見るか
5. 303mのつり橋、制約はここにあります
6. 灯台が二基並んでいる理由
7. 大王岩という名前はどこから来たのか
8. 艮絶串は日が最初に届く場所です
9. 西生駅から艮絶串まで
10. 一日に二か所は入りません
11. 知っておくと迷いません
釜山から蔚山の東海岸まで、電車一本で行けます。釜山旅行完全ガイドの一項目です。

1. 釜山から蔚山の海まで電車一本です
東海線広域電鉄が釜田駅地図と蔚山の太和江駅地図を結んでいます。65.7km、23駅、全区間76分です。市外バスターミナルまで行く必要も、車を借りる必要もありません。
蔚山は旅行先として名前が挙がりにくい都市です。ところが東海岸側へ出ると、釜山にはない風景があります。明るい花崗岩の海岸、百年を超える松林、そして水平線に並ぶ造船所です。
| 大王岩公園 | 艮絶串 | |
|---|---|---|
| 降りる駅 | 太和江駅(東海線の終点) | 西生駅(途中駅で、釜山から近いほうです) |
| 駅から | 路線バス1411番。終点が大王岩公園です。124番も行きます | 蔚山バス735番が20分から40分間隔で走ります。515番もあります |
| 見どころ | 303mのつり橋、松林、蔚埼(ウルギ)灯台 | 灯台、大きな郵便ポスト、芝生広場、日の出 |
| 時間の制約 | つり橋は9時から18時まで | 屋外なので常時開放です |
| 入場料 | 無料 | 無料 |
2. どちらを選ぶかの基準
性格が違います。大王岩公園は歩く場所で、艮絶串は立って眺める場所です。
大王岩公園は入口から灯台まで600mが松林で、その先に花崗岩の海岸とつり橋があります。二、三時間は歩いて初めて見たことになります。艮絶串のほうは芝生広場と灯台と郵便ポストが一か所に集まっていて、一時間で見終わります。その代わり視界が開けていて空が広いです。
写真が目的なら結果が違います。大王岩は岩と松、そして対岸の造船所が一つの画面に入ります。艮絶串は水平線と芝生と白い灯台です。釜山ですでにイギデ海岸散策路のような崖の道を歩いたのなら、艮絶串のほうが重なりません。
3. 東海線の乗り方
東海線広域電鉄は、首都圏以外で初めてできた広域電鉄です。2016年12月30日に釜田から日光(イルグァン)まで開通し、2021年12月28日に太和江駅まで延長されて釜山と蔚山が電車でつながりました。それ以前は市外バスか、本数の少ないムグンファ号に頼るしかありませんでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間 | 釜田駅から太和江駅まで65.7km、23駅 |
| 所要時間 | 全区間76分 |
| 運行間隔 | 通勤時間帯15分、それ以外は30分間隔 |
| 運賃 | 距離比例制。釜田から太和江まで片道2,600ウォン程度 |
| 支払い | 交通カードで乗ります |
実際にいちばん効いてくる制約は、30分間隔の時間帯が多いことです。一本逃すと予定が30分ずつ後ろにずれます。帰りの時刻を先に見てから動いてください。

4. 大王岩公園で何を見るか
大王岩公園地図に入るとまず松林です。入口から灯台まで600mが松の道で、百年以上育った海松が約1万5千本あります。日陰が続くので、夏でもこの区間は歩けます。
林を抜けると海岸に出ます。岩の色が明るいです。釜山のイギデが黒い火山岩なのに対し、こちらは花崗岩なので白に近い色をしています。同じ東海岸でも足元が違います。
そして対岸に造船所が見えます。クレーンと工場の建物が水平線に並ぶ風景は、この公園でしか出てきません。自然の風景だけを期待して来ると戸惑うかもしれませんが、蔚山がどういう都市なのかを一場面で教えてくれる場所でもあります。
入場料はありません。2021年までは徴収していましたが、いまは無料です。駐車場は有料で、平日は2時間以内なら無料です。

5. 303mのつり橋、制約はここにあります
公園の北側の海岸に、長さ303mのつり橋があります。2021年6月に開通し、中間の支柱なしで海の上を渡ります。国内で最も長い海上の歩行者用つり橋として紹介されています。開通後3年で367万人が渡りました。
釜田駅から76分、太和江駅からバスで移動する時間を足すと、片道で二時間近くかかります。午後に出発して橋を渡ろうとすると締切がぎりぎりです。午前中に出るほうが安全です。
橋そのものは無料です。床が透けているわけではありませんが、歩くと揺れます。風が強い日は通行が止まることがあります。

6. 灯台が二基並んでいる理由
松林の先に蔚埼灯台があります。ところが灯塔が二基あります。
蔚埼灯台地図は1906年3月26日に最初の灯りをともしました。東海南部を通る船がこの光を頼りにしていました。そのとき建てられた灯塔がいまも残っていて、国家登録文化遺産第106号です。低く丸い白い塔に手すりが二段ついた形をしています。
その隣に、いま実際に使われている新しい灯塔が立っています。松が育って古い灯塔の光を遮るようになったため、より高い灯塔を新しく建てました。二基が並ぶ風景は、この公園で写真がよく撮られる場所の一つです。
公園にはヘパランギルの8コースと9コースが通っています。釜山の五六島から始まって東海岸を北上するあの道です。起点から歩いてきた人たちが、この区間で蔚山に入ってきます。


7. 大王岩という名前はどこから来たのか
広く知られている説明は、新羅の文武王の王妃の話です。王妃が亡くなったあと国を守る龍になり、この岩の下に沈んだという伝説です。観光案内にもたいていそう書かれています。
名前そのものを見ると、別の説明もあります。昔は海の神を大王と呼び、大王という語のつく地名は海だけでなく川や山にもありました。大王岩はそうした一般的な名前の一つだった、という見方です。
なお慶州にも大王岩と呼ばれる場所があります。検索すると二つが混ざって出てくるので、地図で蔚山か慶州かを確かめてから出発してください。慶州への日帰りは釜山からの行き方がまったく別です。
8. 艮絶串は日が最初に届く場所です
艮絶串地図は朝鮮半島で最も早く日が昇る場所として知られています。元日を基準に、浦項の虎尾串より約1分、江陵の正東津より約5分早いとされます。2026年1月1日は午前7時31分でした。
土地は広く平らです。芝生広場が開け、その先に白い灯台が立っています。艮絶串灯台は1920年3月26日に最初の灯りをともし、2001年6月1日にいまの姿で建て直されました。高さは17mです。
灯台のそばに大きな郵便ポストがあります。ソマン(希望)郵便ポストと呼ばれ、高さ5m、幅2.4mで国内最大です。オブジェのように見えますが実際に郵便が出ます。葉書を書いて入れると通常の郵便として配達されます。
年末年始には蔚州郡が日の出のイベントを開きます。12月31日の夜から1月1日の朝まで続き、ドローンショーや花火が行われた年もありました。内容は年によって変わるので、その年の告知を見てから動いてください。

9. 西生駅から艮絶串まで
艮絶串へは東海線の西生駅から路線バスで向かいます。蔚山バス735番が20分から40分間隔で走っていて、515番もあります。南倉(ナムチャン)駅からも西生方面のバスが何本か出ていますが、西生駅のほうが近いです。
ここで実務的な助言を一つ。バスの時刻を先に見てから電車を選んでください。電車が30分間隔、バスが20分から40分間隔なので、二つがかみ合わないと駅で長く待つことになります。地図アプリに到着時刻を入れて検索すると、この組み合わせを自動で拾ってくれます。
10. 一日に二か所は入りません
計算すれば答えが出ます。大王岩公園と艮絶串は同じ路線の上にありますが別の区間で、どちらも駅からバスにもう一度乗ります。
- 電車だけで往復2時間半を超えます。釜田から太和江まで片道76分です。
- 駅から目的地までバスが加わります。どちらも歩ける距離ではありません。
- 二か所の間を移動する時間もかかります。片方を見てからまた電車に乗ることになります。
- 結果は見えています。二か所とも写真だけ撮って出てくることになります。
ですから一日に一か所です。歩きたいなら大王岩公園、広い空と灯台なら艮絶串です。釜山発の他の日帰りと比べると、移動時間は慶州と同じくらいで、統営よりは短いです。ただし慶州と統営は見どころが密集していて一日に何か所も回れるのに対し、蔚山の東海岸は一か所に時間を使う旅になります。

11. 知っておくと迷いません
バスの番号は変わります。蔚山の路線バスは2024年12月に大きく改編され、そのとき大王岩公園へ行く路線の番号も1411番になりました。古い旅行記に書かれた番号をそのまま信じず、出発前に確認してください。
風
どちらも海に向かって開けた地形なので風が強いです。冬は体感温度が釜山市内と違います。
食事
公園と岬の中には選択肢が多くありません。太和江駅か釜山で先に済ませるほうが確実です。
帰り
終電の時刻を先に確認してください。30分間隔なので一本逃すと計画がずれます。
季節で見ると春と秋が無難です。夏は日陰のある大王岩公園の松林が有利で、艮絶串はほとんど日陰がありません。冬は日の出を狙えますが交通が問題になります。釜山側の季節ごとの条件は釜山はいつ行くのがいいかにまとめています。
ソウルから下って釜山と蔚山をまとめて回るならソウルから釜山へのKTXを、釜山のどこに泊まるかは釜山の宿エリア別ガイドを参照してください。釜山市内の移動は釜山の交通ガイドに、残りの一日を釜山で使うなら釜山でやることのほうが選択肢が多いです。
🎡観光・遊び44
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🚇移動・交通7
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よくある質問
画像: Photographs from Wikimedia Commons, reused under their stated licences. Daewangam Park rocks: Shinfull, CC BY-SA 4.0. Taehwagang station: 책읽는달팽, CC BY-SA 4.0. Daewangam shoreline with shipyards (2018) and Ganjeolgot postbox (2018): Choi2451, CC BY-SA 4.0. Coastline through pines and Haeparang trail board: Dittwjfsdgkvkdjg, CC BY-SA 3.0. Ulgi lighthouse towers: 책읽는달팽, CC BY-SA 3.0.